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ホットケーキ
登録者:えっちな名無しさん◆/fx5HFIg
作者:部屋にいたのは ◆AtnIpaun2Q
(・∀・)10470(・A・)2802

ええと、まずスレ違いと言わんといてください。一応彼女らは妹です。 
高校二年の秋、家に帰ると玄関に靴がたくさんあった。 
来客なんて珍しい。誰が来てるのか気になったが、リビングからは大人特有のぼそぼそ声が聞こえてきたので入りづらかったし、生徒会に所属していた俺はちょうど部費や学校行事の予算をまとめる作業をしていたので疲れきっていた。 
いったん部屋に戻ってうだうだしようと思い、二階に登る。すると部屋からゲームをする気配がした。(なんかあるじゃん、テレビのキーンって音) 
父親がやってるもんだと思った俺は、何の疑いも持たずに部屋のドアを開ける。しかしそこにいたのは女の子二人だった。 
覚えているのが、少し幼い感じの一人が片ひざを立ててゲームしていたのでパンツ丸見えだったこと。白。 
そして俺と同じくらいの歳つきのもう一人が、いやに落ち着いた感じで俺を見つめていたこと。 
予想外もいいとこの展開である。突っ立ったまま、パンツとその姉らしき人物を交互に見るしかできなかった。 
「ごめんなさい、ちょっとお借りしてます」 
口を開いたのは、俺を見つめていた方だった。 
「え、いや。はあ」 
よく分からず返事をしてから、ああそうか、お客さんの娘さんだと気付く。 
「もしかしてお客さんで?」 
「お母さんに付いてきたの」 
と今度はパンツの方が声を上げる。やっぱり娘さんだ。 
へえ、と女の子二人が自分の部屋にいることに感心しつつ、学校から持ってきた部の予算申請用紙とかがぎっしり詰まったカバンをベッドに放り投げる。 
ぎゃっ、とうめくような悲鳴がした。もう一人ベッドにいたらしかった。 
「え、誰か寝てんの!?」 
エミちゃん!と姉の方が慌ててベッドに身体を向けた。むくりと布団からまた女の子が出てきた。 
「…痛い」 
それだけ言って、気が動転してるのか当たりを見回して、俺に気付くと泣き出しそうな顔をした。 
普通のカッコしてたし、顔だって普通のはず。原因は俺じゃない、とその時は思っていた。 
でも俺を見ながら泣き出したし。すすり泣く感じで、俺から顔をそむけた。 
カバンか、カバンが原因なのか!と思い当たり、謝ろうと思って近づくと、姉が一喝。 
「来ないで下さい!」 
「え?」 
さらに泣き出す布団の子。さっきまでぷよぷよやってたパンツの方も立ち上がって、俺を部屋から押し出した。 
俺の部屋なのに、しば
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