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お母さんのお仕事は、おもらいさんです!
登録者:えっちな名無しさん
作者:名無しの作者
(・∀・)209(・A・)11

幼稚園時代からクレクレ行為が激しいセコママAさん。 
東に宝くじが当たった人(スクラッチ千円)あらば
飛んで行って奢ってクレクレ、
西にまとめ買いで大量に物を運ぶ人あらば
そんなにあるんだから少しくらいクレクレと、
一帯の人ならば大抵顔を覚えられるほどの大活躍ぶりでした。
娘のA子ちゃんもお母さんによく似て積極的で、
下手な男の子よりもガキ大将にふさわしい性格でした。 
AさんはA子ちゃんを溺愛。何をしても叱らず、
他の子を叩いても物を強奪しても、
逆に相手の子を叱り飛ばしてトラブルになっていました。 
そんなA子ちゃんも小学校に上がり、
運悪く息子と同じクラスに。 
 過去に、財布を手に持っていただけで
「買い物行くの?じゃあ私の分もお願い!
(お金払って家まで持ってきての意)」等と
意味の分からない絡まれ方もしたのでだいぶ警戒していました。 
そしてAさんと直接顔を合わせてしまう魔の授業参観日、
全身地味な服にダサい付録バッグという捨て身の作戦で挑みました。 
クラスのママさんは殆ど地味〜な服装で、
目が合うと何となく乾いた笑いを零しあうという微妙な連帯感の漂う中、
授業は国語で内容は作文の発表。
作文の内容は「おうちの人のお仕事について」で、
大抵の子はお父さんの職業について書いていましたが、
中には専業主婦やパートについてなどの
お母さんのお仕事を書いている子もいました。 
A子ちゃんは初めからずーっと手を上げていたのですが、
担任の先生はスルー。 
 目立ちたがりのA子ちゃんは立ち上がって
悲鳴のような「はい!はい!」という声で
当ててもらおうとしていて、これはまずいんじゃ…と思ったら
案の定Aさんが
「こんなに必死なのに無視するなんて!!」
と声を上げて担任に詰め寄り始めました。 
 先生は「でも…」と言葉を濁していましたが、
Aさんには敵わず、A子ちゃんを指してしまいました。 
A子ちゃんは元気な声で、
「私のお母さんのお仕事は、
お・も・ら・い・さん です!」
と読み始めました。 
 教室が水を打ったように静まり返りますが、
抑圧から解放されたA子ちゃんは止まりません。
 
 「私のお母さんは、みんなから物を恵んでもらって、
色んなものを持って帰ってきています!私が欲しいと言ったら、
絶対に恵んでもらえるので、私は幸せです!」 
やっと指名してもら
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