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妻と飛んだ特攻兵 神州不滅特別飛行攻撃隊 ねずさ..
登録者:えっちな名無しさん
作者:名無しの作者
(・∀・)2283(・A・)373


戦争も終わったはずの昭和20(1945)年8月19日、ご夫婦で陸軍の練習機に乗って特攻を行った方がいました。
夫は飛行服、奥さんは白いワンピース姿だったそうです。
場所は満州北部で、特攻した先はソ連軍の戦車部隊でした。
一緒に11機の飛行機が飛び立っています。
この出撃隊は、「神州不滅特別飛行攻撃隊」といいます。
この実話が、8月に堀北真希さん、成宮寛貴さん主演でテレビ朝日の戦後70年ドラマスペシャル「妻と飛んだ特攻兵」として映像化されるのだそうです。
このお話は、同名で豊田正義著『妻と飛んだ特攻兵 8・19満州、最後の特攻』(角川文庫)でノンフィクションが出ています。
今日は、この実話をすこしご紹介してみたいと思います。
 
この史実については、東京の世田谷観音に、石碑が立っています。
神州不滅特別飛行攻撃隊
碑文には、こう書いてあります。
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【碑文】
第二次世界大戦も昭和20年8月15日
祖国の敗戦という結末で
終末を遂げたのであるが、
終戦後の八月十九日午後二時、
当時満州派遣第六七五部隊に所属した
今田均少尉以下十名の青年将校が、
国敗れて山河なし
生きてかひなき生命なら
死して護国の鬼たらむと
又大切な武器である飛行機を
ソ連軍に引渡すのを潔しとせず、
谷藤少尉の如きは
結婚間もない新妻を後に乗せて、
前日に二宮准尉の偵察した
赤峰付近に進駐し来る
ソ連戦車群に向けて、
大虎山飛行場を発進
全機戦車群に体当り
全員自爆を遂げたもので、
その自己犠牲の精神こそ
崇高にして永遠なるものなり
此処に此の壮挙を顕彰する為
記念碑を建立し、
英霊の御霊よ永久に安かれと祈るものなり
==========
碑文にある谷藤徹夫少尉は、まさに新婚ホヤホヤでした。
相思相愛、傍目に見ていても思わず微笑ましくなってしまうほど、お二人はお幸せな結婚生活を送っていたそうです。
そのお二人が、死出の旅に発たれた。
お二人の胸中はいかばかりだったでしょう。
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谷藤徹夫少尉は、大正12(1923)年、青森県下北郡の田名部の生まれです。
田名部というのは、現・むつ市です。恐山の麓(ふもと)あたりです。
谷藤少尉の父親は、当時劇場や映画館、レコード店や蓄音機を販売するお店などを経営していました。
少尉はその家の長男でした。
幼いころの谷藤少
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