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ノンケを好きになり、失恋してしまった俺だけど…
登録者:えっちな名無しさん◆gU93SCyE
作者:名無しの作者
(・∀・)3(・A・)6

俺は、バイト先のNという男に恋をした。
一応Nのほうが先輩だったけど、年齢はちょうど同じ。
先輩と後輩とはいえ、やっぱり同い年だと親近感がわくのか、俺とNはどんどん仲良くなっていった。
わからないことも色々教えてもらったし、休憩中も色々な話で盛り上がった。
やがてプライベートでも遊ぶようになって、バイト帰りに飯を食いに行くということもあった。
周りからは「なんかカップルみたいだねー」なんて冷やかされるくらい仲が良かったんだけど、
冷やかされるたびにNは「やめてくださいよー、俺ら男同士だし」と苦笑いしながら否定していた。
ゲイである俺は内心、Nのその言葉と苦笑いに少々傷ついていた。
本当はNのことが好きだし、カップルみたいーと冷やかされるのだって嬉しい。
しかし、そんな嬉しさを誰にも伝えることはできない。
周りの人は俺がゲイであることなんて当然知らないわけだし、もちろんNだって知らないのだから…。
俺はNと仲良くなるほど辛くなった。
叶わぬ恋の苦しみに悶えたのだ。
そしてとうとう、俺にも限界が来た。
この気持ちをしまっておくことなんて出来ない…そう思ったのだ。
俺はNをファミレスに呼び出し、飯を食いながら
「なぁ、俺おまえに言いたいことあるんだよ」と切り出した。
「え?何?なんか嫌なこと?(笑)」
「まぁ…お前にとっては嫌なこと…かもな」
「ハ?」
「…もう単刀直入に言うわ。俺お前のことが好きなんだよね」
俺の直球な告白に、Nは固まった。
冗談だろ?とも言った。
しかし俺はもちろん真剣であるということを伝えた。
Nは「…悪い。友達なら全然いいけど、そういうのはちょっと無理だわ…」と、気まずそうに言った。
ショックだったけど、仕方ないよなぁ…と諦め、
「そっか。そうだよな!じゃあさ、今まで通り友達ではいてくれるか?」と、
いつも通りの明るい口調で問いかけた。
Nは笑顔で「もちろん!」と答えてくれた。
俺はそこでまたNに惚れそうになったけど、自分の気持ちをグッと抑え込んだ。
Nにフラれて落ち込んだ俺は、失恋の傷を癒そうとして、ネットの掲示板を覗いた。
もうこの際誰でもいい、優しい兄貴に抱かれて、この悲しみを癒したい…と思ったのだ。
何人かとやりとりをして、一番波長が合う感じの兄貴がいたから、俺はその人と会った。
Nには劣るけど十分いい男だ。
「俺なんて、ノンケにフラれた経
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