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知らないオッサンに尿を飲ませた
登録者:増田
作者:名無しの作者
(・∀・)16(・A・)20

とにかく疲れていた。
木曜。朝から重いものを振り回した。電車で隣に立ってたババアの脇が臭かった。先輩に嫌味を遠回しに何度も言われた。元彼から下心丸見えのLINEが来た。ソシャゲで推しが来た。
わたしのただ息をするだけの一日がばかみたいにどうでもいい事で少しずつ削れた。
家に帰る前に心の体力が尽きそうで、遊んで帰りたかったけどそんなお金もなく、乗り換えの駅で休んでいた。
日が落ちているとはいえ、昼間まで30度を超えていたため街はまだまだ暑い。
かといって帰る気分にもならず、ただただただただボーーーーーっとしていた。
その時に突然声をかけてきたのがそのオッサン。
虚無を見ていた私の事を円光声掛けまちの女だと勘違いしたらしい。
べつに勘違いされたことはどうでもよかった。都心にいればよくあることだから。
私は拒否の意を示すべく立ち上がろうとしたが、その瞬間オッサンがつぶやいた言葉に興味を持ってしまった。
「本番ナシ、オシッコ、1マン。飲みだけ。」
マジか。
このオッサン、こんなブスの尿を飲むのか。マジか。
不意を打たれて若干固まっている私を見てオッサンは続ける。「飲んだらすぐ終わりでいいよ。」
オッサンは本気だった。
示された場所はそんなに遠くない場所にある公衆トイレだった。
人目を確認し、誰もいないことを確認して二人でさっと中に入る。
男子トイレに入るのは、小学生の大掃除以来。こきたないその空間がずいぶん新鮮に見えた。
オッサンは慣れた足取りで一番奥の個室に向かう。私もついていく。
トイレに向かう途中、私はオッサンと話をした。
オッサンは40代半ばで、しがないサラリーマンである。高校生の子供が2人と妻と愛人がいるらしい。
浮気じゃんかと笑ったら、妻にも愛人がいてお互いそれを隠していないと返してきた。
妻のことは好きだし、添い遂げるつもりでいる。ただ、悲しいくらいに性癖が合わなかった。そう悲しそうに語っていたのがすごく印象的だった。妻は輪姦や高圧的なプレイを好むが、スカトロに近い行為は一切受け付けないのだという。
愛人のこと性癖のことは子供には死ぬまで、死んでも言わない、と繰り返していた。
トイレは和式だった。
私は洋式しか使わない主義だったが、なるほど飲尿にはこっちのほうが都合がいい。スペースもあるし万が一飲みきれなかったときにすぐに下方向に吐き出せる。
オッサンは私に1万円を渡し
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