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避難小屋での一夜
登録者:えっちな名無しさん
作者:名無しの作者
(・∀・)27(・A・)63
数年前に関東北部の冬山に行った時の話。
登り始めは天気が良かったが、中腹で雪が降り始め、
昼に山頂に着いたときは、吹雪になってしまった。
急いで下山を始めたが、ほどなくホワイトアウトに。
地図にのっていた無人の避難小屋になんとかたどり着いた。
扉を開けると先客がいて、見るとかなりの美人であった。
’いや〜参りましたね、まさかこんなに雪が降るとは’
’私も日帰りで来たのですが・・・’
話をすると先客は、山歴5年ほどで私の半分以下で、服装が軽装で
食料も飴とお菓子を持っているだけとのことだった。
落ち着いた感じで、真面目そうな女性だ。
’私は食料とガスを持っているので、食事をして温まりましょう’
女性は、かなり恐縮していた。
食事が終わっても外は吹雪いていて下山は到底無理。
避難小屋は寝具があるところも多いのだが、
ここは日帰りがメインなので座布団が3枚あるだけだった。
自分はいざという時のためにシュラフ(寝袋)を持ってきたが、
彼女をおいて一人寝るわけにもいかない。日が落ちて底冷えがしてきた。
私は勇気を出して、
’もし、よかったら寝袋にいっしょにくるまって寝ますか?
この寝袋は外国製でかなり大きいんですよ’と明るく言った。
女性は、少し間をおいて、
’ご迷惑じゃありませんか?お一人で伸び伸び寝れるのに’
’いや〜この寒さはヤバい寒さですよ。二人で入れば暖かいですし’
決してスケベ心があったわけではない。それぐらいの極寒だった。
’山小屋での雑魚寝には慣れていますしね’
女性は寒さで参っているせいもあるのだろう
'それじゃあ、申し訳ありませんが、ご一緒させていただけます?’
座布団を枕替わりにして、枕元に水筒、ハンカチ、ティッシュと
私はヘッドランプを置いて寝袋に入った。
二人仰向けに寝れるスペースはないので、彼女の方を向いて横向きで入った。
彼女はてっきり背中を向けて入ってくるかと思っていたが、背中を向けるのは悪いと感じたのか、何とこちらを向いて入って来た。
’おじゃまします’ほのかに香水の香りがした。
例えるなら通勤ラッシュで向き合っているような圧迫感だ。
'狭くて申し訳ありません’
’とんでもない’。
'じゃあ、ライトを消します、電池がなくなるから’
真っ暗な中、彼女の鼻息が顔に当たった。それほどの密着度なのである。
寝やす
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