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嫁と一緒に帰宅したら空き巣が
登録者:えっちな名無しさん◆1pTtLVRM
作者:名無しの作者
(・∀・)14(・A・)40

とある日曜日、俺と嫁が昼食を外で食べて家に帰ったら 
様子がどこかおかしい。 
廊下に土足の足跡がペタペタあった。 
玄関で俺と嫁は顔を見合わせた。
「お前は外に出て警察に連絡して、そのまま待ってろ」 
嫁にはそう言って、俺はそのまま玄関から中に入った。 
今考えれば、俺も外に出て警察来るまで待ってればよかったんだろうな
でも、今まで一日200円のお小遣いで我慢して、 
タバコも止めてコツコツ貯めたマイホーム資金の預金通帳なんかが心配になって、 
すぐにでも財産の無事を確認せずにはいられなかったんだ。
頭に血を上らせながら部屋に上がって、 
通帳が隠してあるタンスを開けたらとりあえず通帳は無事。 
ふー、よかったよかった(;´Д`) 
これが無事なら、あとはもう小さな問題だよ
すっかり気分がホッとした俺は、 
泥棒がまだ家にいるかもしれないなんてことはすっかり頭から抜けて 
ほとんど警戒なんてせずにリビングに向かった
少し薄暗かったので電気を付けてリビングに入ってようやく思い出した。 
まだ犯人がいるかもしれなかったんだ 
と気づいたときはもう遅かった。
リ、リビングのカーテンが 
人の形に盛り上がってる!!!!(((( ;゜д゜)))
こっそり気づかないふりしてそのまま外に出ればよかったんだけど 
人影を見つけた俺は、 
「うわああああ」と叫んでた
悲鳴を聞いた泥棒は、観念したのか、 
カーテンの裏から出て来て俺をにらみ付けた。 
40歳ぐらいの競馬場にいそうな小汚い男だった。
「おい、てめえ、声出したら殺すぞ」 
男は出てくるなり、俺に向かってすごんだ。
俺は言われたことを忠実に守り 
声も出さず、何度も力強くうなずいた。
犯人「警察には言ったのか?」 
俺「いえ。あの?警察には言いませんから。 
本当です。 
誰にも言いませんから、このまま帰ってもらえませんか?」 
犯人「そりゃ、お前次第だよ」 
俺「どうすればいいんでしょう?」 
犯人「出すもの出せんなら、考えてやらんでもねえな」
そう言いながら、犯人は笑みを浮かべて 
人差し指と親指で輪を作って金を要求してきた。
よかった。助かる!! 
もちろん構いません。払いますよ。おいくらですか? 
そう大喜びでそう言いそうになったが、そこで少し考えた。
待て。 
ここで俺が嬉々として支払いに応じたら 
こいつは俺の預金通帳まで要求する
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