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妻を盗聴R53「送られ狼」
登録者:えっちな名無しさん◆Km9Q/lwA
作者:名無しの作者
(・∀・)3(・A・)20

http://tumatanin.blog.jp/archives/1022883354.html
ある週末の午後、クローゼットの影で珍しく妻がコソコソと電話しています。
どうやら、妻の数十年来の大親友の女性、親友さん(仮名)が相手のようです。
妻は後輩やAのことがあってからかなりの時間が経過しましたが、全くと言っていい程に隠し事をしませんし、怪しい行動もまったくなく、従って私の盗聴器も棚にしまったままです。
そのせいで油断したのか?
私が近くで聞いているとは思わず、気のおけない相手だから尚更、けっこう大きな声で喋っています。
「え?」
親友さん「だから、足の甲を複雑骨折したらしくて、ずっとバイト休んでるのよ」
「そうなんだ・・・」
親友さん「ん?なんかあった?」
「どうして?」
親友さん「あんたね〜、何年の付き合いだと思ってるのよ、あの晩なんかあったんでしょ?」
「う〜ん、流石に電話じゃ無理、あっ、明日会おうか?うちの人に保育園のお迎え頼むから」
親友さん「OK」
妻は子供たちを昼間は保育園に預けて仕事に復帰していました。
その夜、妻は子供たちとお風呂に入り寝かし付けると、リビングに来て一緒に晩酌をしながら、
「あなた、明日ね、会社帰りに親友さんと会う約束したんだけど、お迎え頼んでいい?」
「ああ、もちろんいいよ」
「良かった〜、助かるわ〜、ありがとう」
妻はアルコールも手伝ってか?
凄くご機嫌で良く喋り、良く笑って、ふたりの時間をすごします。
夜も更けて、先にベットに入っていると、妻が布団に潜り込んで来ました。
相変わらずご機嫌で甘えてきます。
私は妻を後ろから抱き抱えるようにして、耳のそばに口を近づけて、突然・・・
「誰が骨折したの?」
妻が「ピクン」って感じで反応しましたが、「無言です」
「誰が骨折したって?」
「ぁ・・・その・・言わなきゃ・・ダメ?」
「もちろん、あはは、分かってるでしょ」
「う〜〜ん、実は・・・怒らない?」
「怒らないよ」
「本当に?本当に怒らない?」
「大丈夫だよ、絶対に怒らないから」
「あのね、先々週、親友さん(仮名)のお家でホームパーティあったの覚えてる?」
「ああ、あそこの花火大会に合わせて毎年やるやつでしょ、覚えてるよ」
「親友さんの友達とか、会社の人とかが、いっぱい来るんだけど、私、会社の都合で間に合わないから自分の車で行ったでしょ?」

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