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食戟のソーマ
登録者:えっちな名無しさん
作者:名無しの作者
(・∀・)1(・A・)3

THE BLUEが幕を閉じた数日後のある日、えりなは学園の誰もいない調理室に足を踏み入れた。
「こんな所に私を呼び出して何のつもり? 幸平君。」
えりなを待っていたのは幸平創真だ。何かの調理をすべく、材料類が一式そろっている。
「来たな、薙切。今日はお前に最後の勝負を挑むぜ。」
「最後? この前、THE BLUEで私に完敗したじゃない? もう最後の勝負は終わったわよ。それに、こんな誰もいない所で何を勝負するの? 審査員もいないじゃない。」
「誰もいない場所じゃないと薙切が都合悪いんじゃないかと思ってな。」
「どういうことよ?」
「ひとつ不思議に思ってたことがあるんだけどよ、薙切家の人間って美味い物を食うと<おはだけ>とか<おはじけ>になるだろ? お前もそうなるはずなのに、妄想の世界は置いといて、現実の世界では薙切は一度も<おはだけ>すらしてない。俺や仲間たちの料理を何度も口にしたにも関わらずにな。何か仕掛けがあるんじゃないか?」
「ああ、そのことね。薙切家の女性に代々受け継がれてる特殊なお守りを身につけているからよ。これを身につけてると、自分には<おはだけ>や<おはじけ>が発生しないのよ。」
「そんなことだろうと思ったぜ。そいつを身につけてなかったら、THE BLUEの決勝戦で、妄想だけじゃなく現実でも薙切の衣服がはじけ飛んでたってことだな。」
「さっきからその妄想って何よ。言っておきますけどね、こんなお守り身につけていなくても、私はあなたの料理くらいじゃ<おはだけ>もしないわよ。」
「そう言うと思ったぜ。そこで今日が最後の勝負だ。これから俺は、THE BLUEの決勝の料理を超える最後の料理を作る。薙切はお守りを外した状態でそれを食べてもらう。お前が<おはだけ>をしたら俺の勝ちで、何も起こらなかったら俺の負け。どうだ、薙切。この勝負を受けるか?」
引きつった表情で固まるえりな。明らかに動揺している。
「へへ、<おはだけ>じゃなく<おはじけ>になっちまうかな。誰もいない調理室に呼びだしたのはそういうわけさ。衣服が飛び散って下着だけになった薙切の姿を他の奴らにさらさないように配慮してやったんだ。俺にはさらしてもらうけどな。」
創真の挑発により、最初は動揺していたえりなは目を見開いて言った。
「いいでしょう。そこまで言うなら、この勝負、受けて差し上げますわ! こんなお守りなんて
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