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コロナのおかげで夫婦の絆が深まった
登録者:えっちな名無しさん
作者:名無しの作者
(・∀・)3(・A・)4

妻との出会いはごくありふれたものでした。
私の部署に派遣スタッフと配属されてきたのが妻でした。
初めて妻を目にした時、電流が走るというのでしょうか
妻の清楚な美しさに心臓が止まる程の衝撃を受けたのを覚えています。
部署内はおろか全社レベルで大人気だった妻をうまく同じ部署という立場を利用して、
苦労に苦労を重ねてやっと口説き落し、2年の交際の後、
これまたやっとの思いでプロポーズして俺が28歳、妻が26歳の時に結婚できたことは、まさに奇跡でした。
そのような馴れ初めなので、当然のように夫婦間の力関係は妻の方が上です。
夜の営みについても、妻はセックスが嫌いなのか、
月に何回やってるかを言っても誰にも信じて貰えないくらい少なく、
内容もかなり淡白で、とても満足できるようなものではありません。
恥ずかしい話ですが、結婚しているというのに、妻の裸をまともに、見たことさえありません、、、でした。
そして、先日、緊急事態宣言が出るか出ないか揉めているクリスマスイブの朝です。
妻が改まって帰ってきたら話があると言ってきました。
私は『とうとう来たか!』と絶望感で押し潰されそうになりながら会社へ向かいました。
帰宅するとテーブルの上にケーキやら肉やらが並べてあります。
妻と向き合い改まって妻を見ると、やはり美しい『別れたくない、どんなことをしても別れないぞ!』という気持ちが自然と湧き上がってきます。
私は震えながら妻が話しだすのを待ちました。
緊迫したその場の雰囲気に妻も耐えられなくなったのでしょう
すぐに言い難そうに可憐な唇が開きました。
「お金を貸して下さい。お願いします。」
え?なんだって?
私は、話の内容と普段、私に対して敬語で話したりしない妻の敬語に驚いて、暫く呆然としました。
妻の説明によると、飲食店を経営している実家がコロナのせいで完全に行き詰まり、
担保となってる妻の実家の家屋敷まで取られそうだということでした。
てっきり離婚話だと思っていたので私は、ほっとして力が抜けて、呆然としていました。
呆然として無言のままの私をどう誤解したのか妻は泣き出しました。
「本当に、どうしようもないのです。ずっと売り上げもなないみたいで・・・」
私はすぐに「いいよ。いくら?」と言いました。
「君も知ってるかもしれないけど株で儲かってるから8000くらいはあるよ?」
「そ、そん
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