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コロナ不況に喘ぐ下請け会社の美人妻
登録者:えっちな名無しさん
作者:名無しの作者
(・∀・)7(・A・)4

俺は東海地方にある某国立大学を卒業後、自動車業界に就職した。
いわゆる自動車本体を作る完成品メーカーだ。
一括りに自動車業界と言っても、完成品メーカー、完成品メーカーから資本金が投入されている直接の子会社
そして、それ以外のいわゆる完全下請けの会社が存在する。
もちろんピラミッドのトップに君臨するのは完成品メーカーで、
最下層に位置付けされるのは資本提携のない完全下請けの会社になる。
そんな最下層の下請け会社の更に下請けをしている会社に有限会社寺田鍛造という会社がある。
メーカー子会社や大手サプライヤーにとって、とるに足らない小さな鋳造会社なのだが、
何故だか「一度は行こう!寺田鍛造」という格言めいた噂が
サプライヤーの若手の中で囁かれていた。
当然、メーカーに勤務する俺はそんな噂を知る由もなかったが、
ユニット部品の調達部門へ異動になった時、
高校時代からの悪友であり、現在は子会社に勤務する村松が口から泡を飛ばしながら言った。
「え?お前、ユニットへ移動になったの?
 だったらさ、一緒に寺田鍛造に行こうよ。超お勧めだから」
「聞いたことない会社だけど良い技術力を持ってたりするの?」
俺がそう訊ねると村松ではなく、
自動車部品サプライヤーに身を置く高野が横から
「いやいや、堅物のお前は知らんかもしれんが、
 わりと有名なんだぞ。"寺田の奥さん"の美貌は」と唇を歪めながら言った。
「そうそう。会社はまあ普通。だけど、社長の奥さんがさあ、
 肩書は専務なんだけど、それはもう清楚を絵に描いた様な
 すげえ美人なんだよ。
 しかも、これがまた、むしゃぶり付きたくなるような、良い身体してんのよ」
「いつも、どうにかしてオモチャにしてやりたいって話てんだけど、
 誰が誘っても、お堅くて、もう取り付く島もない感じなんだよ」
おいおいw 下請けの奥さんになんて邪なことを・・・
俺は内心呆れながらも、昔の悪友のよしみで話を合わせることにした。
「なるほど・・・。鍛造会社って?それ完全な下請けじゃん。
 いわば、俺らの奴隷みたいなもんだろ。
 ”やらせてくれないと契約を打ち切るぞ”とか何とか言えば、済む話じゃないの?」
酒の勢いもあって問題発言になってしまった。
コンプライアンスの煩い昨今だ。
仲間達から詰られ、身の置き場もなくなるかと一瞬後悔したが・・・
「俺達レベ
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