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部活の先輩だった彼女との初体験。
登録者:えっちな名無しさん
作者:名無しの作者
(・∀・)10(・A・)3

中学時代に僕がこっそり付き合っていた彼女は一つ年上の水泳部の先輩だった。 
彼女の名は宏恵先輩(仮名)という体育会系らしくキビキビ&ハキハキした爽やかなクールビューティで気品ある容姿のアスリート女子だ。 
健康感覚で水泳をしていた僕とは違い、彼女は物心ついた頃から泳ぎに親しみ、自他共に「泳ぐ為に生まれてきた」と言えるくらいに精力的な競泳選手だった。 
まだ携帯電話もインターネットも無く、ビデオデッキやCDが漸く普及してきたかしないかで、ファミコンが発売されたばかりの昭和50年代も末に近づいたその当時、世間ではまだ中学生カップルは早熟と言われており、付き合おうものなら「マセガキ」呼ばわりされて周囲から冷やかされたものだ。 
僕の周りも交際はなんぼ早くても高校生からでしかも稀で、大概は大学生など高校卒業後18歳以上からだった。
後者なら、男女とも法的に結婚が許されて、運転免許もポルノ関係も許される年齢だからそれが本来無難だろうとは思うけどね。
実質ほとんど成人しているし、働き口も自由度も一気に広がる年齢だし…。 
何よりも男尊女卑と序列の風潮が強かった時代だったせいか、年上彼女、年下彼氏なんてのは非常に珍しかった。
「男は女を護るもの」みたいな感じか、全ては男性が上であるべきみたいな空気もあった。 
『姉さん女房』というのも昔からあったが、それはさておき、ほとんどの場合初交際と言えば同い年か年上彼氏で年下彼女のカップルが多いであろう。 
等々の事から、その頃はこの僕らのような交際は上下関係の厳しい運動部なら尚更難しいことだったのかもしれない。 
そうした中で、新人時代はほとんどカナヅチだった僕も宏恵先輩の厳しく優しいきめ細やかな指導でみるみるうちに上達し、やがては彼女と共に自由形で活躍するようになった。
元々小さな水泳部で、男女混合だったので時には彼女も居残ってマンツーマンの指導までしてくれた。 
自由形では「400メートルのプリンセス」、「彗星の如く現れた」などと絶賛された彼女は、特に失速しやすい僕に息の続く泳ぎを伝授してくれた。 
自らの腕前を決して見せびらかす事は無く、ガンガン怒鳴る事もほとんど無かったので「真のキレ者」と言っても過言ではない。 
そうしているうちに宏恵先輩とは懇意になり、途中まで一緒に帰宅することも多くなって、バレンタインには彼女自作のチョコ(チョ
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