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歩兵義昭(4)
登録者:えっちな名無しさん
作者:名無しの作者
(・∀・)3(・A・)2

 栄興三年六月、W県は東日本共和国の実質的な支配下……占領されてしまった。
 避難する民間人が続出するなか、大学生の宮村奈緒美はW県に残った。
 (このままみんながここを離れたら、東日本共和国に占領されたまま………。故郷がなくなるのよ……。そんなのは絶対イヤ)
 奈緒美の家は既に戦闘で焼失してしまってので、他の民間人と小学校の校舎で避難生活をしていた。そこには避難が遅れた高齢者や子どもたちがいて、奈緒美は生活の世話をしていた。
 ある日、空き教室で子供たちに勉強を教えてる奈緒美たちのもとに、東日本共和国の兵士が現れた。
 「な、何ですか?あなたたちは」
 「いやぁ、授業の邪魔をしに来たわけではないが、ここに西側のゲリラがいるとの情報があり調べに来た訳だ」
 小銃をちらつかせて威圧する兵士は答えた。
 「ここには子供しかいません。帰ってください」
 「うーん、そうしたいが、何もしないで帰ると上官に叱られるのでね……。」
 兵士は奈緒美の身体を舐め回すように見た。
 「女、軍事特例法により身体検査をするっ」
 「な、何ですって?」
3人の兵士は奈緒美を囲み、彼女の着ているスポーツウェア越しに身体をまさぐった。明らかに検査というよりは奈緒美の身体を楽しんでいた。
 
 「や、やめて、ください……。せめて違う場所で……」
 兵士たちは話を聞く訳もなく、平然と奈緒美の衣服の中に手を入れてきた。
 「ん、何だ、このメモは?」
 一人の兵士があたかも奈緒美が隠し持ってたかのように、紙を出してきた。
 「し、知りません、そんな紙は」
 「西側のスパイかも知れん。脱がせ、服をすべて脱がせ」
 「や、やめて、い、いやっ」
 
 子供たちの見てる前で、奈緒美は衣服を剥ぎ取られ、一糸纏わぬ全裸になってしまった。
 兵士は下着まで念入りに調べるも、もちろん何も出ることはなかった。
 「他に怪しい物はないが、司令部で尋問の必要がある。来いっ!」
 「あっ……。ふ、服を……」
 「服は没収だ。そのままで来い」
 「そ、そんな……」
 兵士は奈緒美の手を取り立たせ、連行していった。無論、奈緒美はまだ全裸で片手で胸を隠すので精一杯であった。
 「このままで外はやめてくださいっ!ムリですっ」
 「おい、抵抗するのか?逃亡の可能性もあるな」
 兵士は手錠を取り出すと、奈緒美の両手を身体の後ろで絞めた。これにより、奈緒美は身体を一
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