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嘘のような本当の話
登録者:えっちな名無しさん◆tFSMKIXk
作者:名無しの作者
(・∀・)1(・A・)3

私は現在40歳の女です。
アンチエイジングサプリを飲んだり、エステへ行ったりしているため
(内緒ですが、かなりお金をかけています)
よく「20代に見える」とか言われます。
お世辞も入っているかもしれませんが、実際にナンパされたりもするので
100%お世辞というわけでもないでしょう。
そんな私ですが、若いときは少々苦労もしました。
現役で早稲田の政経に入ったのですが、入学して間もない1年の夏に父が人身事故を起こしてしまったのです。
しかも、少しお酒を飲んでいたので洒落になりませんでした。
父がそんな状態では、私には弟が二人も居たので、到底大学の費用を賄いきれずに
大学を辞めることになりました。
今であればビズリーチやリクエーなど様々な業者やツールなどがあるので、
未経験の大学中退(1年だから中退扱かいにもならない高卒)の女でも
まともな正社員の仕事に就くこともできたでしょうが、
その当時は本当に厳しくて、
私にはアルバイトを掛け持ちしながら家計を支える道しかありませんでした。
アルバイトの一つは時給が良かったのでガソリンスタンドで働いていたのですが、
これが今ではあり得ないような理不尽なことの連続でした。
夏、半袖のユニフォームでフロントガラスを拭いていると、
時々チップを貰えるラッキーな面もあったのですが、
その倍以上の頻度で露骨に腋を覗いてくる男性客が居ました。
酷い場合は車を傷つけたと言われて胸を鷲掴みされたりすることもあるほどでした。
ある暑い夏の日、
「オーライ!」「オーライ!」と私が誘導している車が店の看板にぶつかってしまう事故が起こりました。
今にして思えば、顔見知りのお客でしたので故意にぶつけたのではないかとも思うのですが
当時は18の小娘です、そんなこと考える余裕もなく
高級車だったということもあって、泣きながら謝りました。
「謝ってもらっても仕方ないんだよ。悪いと思ってるなら俺と付き合ってよ」
お客の男が言いました。
私は咄嗟に「いえ、無理です」と答えてしまいました。
この言い方が良くなかったのか。男は激高しました。
「じゃあ、弁償しろ!外車だから部品も海外から取り寄せだ、100万はするぞ!」
すぐに店長が事務所から出てきて私と客の間に入って、
私の前で客と交渉し始めました。
「この子は苦学生だから、そんなお金はない」から始まり
「じゃあ半分の50万は?」「いやそ
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