オヤジの葬儀

85 ：おさかなくわえた名無しさん：2007/12/21(金) 03:12:14 ID:zzZNDZTa
俺の一番上の兄貴は、俺と一回り以上年が離れている。
そして父方の遺伝で頭髪が薄い。
で、転勤族で今は遠方に住んでいる。

去年オヤジが入院して、そのうち容態が悪化して、
医者に今夜が峠だって言われて、急いでその兄貴に連絡したんだけど、
兄貴がうちに着いたのは、オヤジが亡くなった日の夜遅くだった。

看取ってやれなかった兄貴は、自ら枕線香担当を名乗り出て、
しばらくオヤジの側に座り込んでたんだが、
遠距離を車でぶっ飛ばしてきたんで、さすがに疲れたらしく、
「俺、オヤジを枕にして寝ちゃうからね」って言い出した。
で、本当に死んでるオヤジの足を枕にして、
ちょうどオヤジの身体と垂直の位置になる形で寝てしまった。
「あ〜あホントに寝ちゃったよ」「ドライアイスのとこじゃないよね？」
なんて、集まってた親戚一同で呆れてたんだ。

そこに、昼間来て一旦帰った葬儀屋さんが、
喪主に用があったらしく再び登場。
居間でオフクロと打ち合わせを始めたんだが、
オヤジの足を枕に寝てる兄貴（の頭）が目に入ったらしい。唐突にオフクロに、
「あちらで寝てる方は、故人のお父様ですか？」
家族親戚一同;｀;:ﾞ;｀(;ﾟ;ж;ﾟ; )ﾌﾞｯ
兄貴は禿げだがそこまで老けてねぇよｗｗｗｗ

でも悲しかったのが、それでちょっと和んだ。兄貴の禿げに感謝した。

出典：そのうち
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