2008/02/03 05:43 登録: えっちな名無しさん

今、東京は雪が降っている。
深夜5時。

彼女からの突然のメール
「起きてる?雪降ってるよ。」

俺は1日昼寝していたので、眠れずに起きていた。
「起きてるよ。雪、積もるといいね。」

10分後
「ねぇ、下降りてきて。」

俺は何だろうと思いマンションの1階に下りて行った。
正面玄関には、鼻を赤くした彼女が立っていた。

「寝れないから、来ちゃった。」

彼女とうちの距離は徒歩圏内にある。

「全くこんな時間に…風邪ひくよ」

と言うと彼女は、徐に花壇の中から小さな雪だるまを取り出した。

「2つ作ったの。これが私、これが○○○(俺の名前)。かわいいでしょ?」

彼女は素手だったため、手がとても赤くなっていた。
俺はそんな彼女のいたいけな姿と儚い雪だるまを重ね合わせて、なんだか切なくなった。俺はこのこを絶対幸せにすると心に誓った。

「何黙ってるの?折角だし、大きいの作ろうよ」
と彼女が振り返った直後、俺は彼女の冷たい右手をひっぱって抱き寄せた。

「寒くない?」

「うん、温かい。雪溶けちゃうよ〜」

「…好きだよ、○○(彼女の名前)」

「ねぇ、目見て言ってごらんよ(笑)」
そして少しの間唇を重ねた後、そろそろ寒さも限界なので彼女は家路についた。
何でもないことだけど、とても幸せな気持ちになった。

出典:今さっきの
リンク:はなし

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