ヤミ金紹介屋の広告部の中の人

2008/02/08 12:42 登録: えっちな名無しさん

299 :おさかなくわえた名無しさん:2008/02/06(水) 16:42:15 ID:SPzeW5I3
ヤミ金紹介屋の広告部での話
「簡単なデータ入力・残業なし!」の文句につられて
行ってみたらヤミ金だったというありがちなパターンで入社。

そもそも紹介屋というのは金貸しを装って広告を打ち、
電話をかけてきた多重債務者に
「うちでは貸せないけど、貸してくれるところ紹介してあげるから」
と言っていいくるめ、別のところから借りさせて
手数料を払わせる、という商売をしているところ。
お客さんは9割以上が2〜300万以上の多重債務者。
(すごいと900万とか1200万とか)

私は直接お客さんと話したりはしなかった。
(客からの電話を受けるのは別の部署)
ヤミ金にはそういう、多重債務者の名簿ネットワークがあって、
その名簿の住所をひたすらデータ化して
シールに出力→圧着タイプのはがきに宛名シール貼る→発送
毎日それのくりかえし。
データ入力要員が3人いて、だいたい一日で2〜300送る。
住所間違いや転居先不明で戻ってくるのが3〜4%、
受け取り拒否で戻ってくるのが1〜2%。
真っ赤なマーカーで「もう金は借りない!二度と送ってくるな!」と
全面びっしり書き込まれた戻りハガキもあった。


300 :続き:2008/02/06(水) 16:42:53 ID:SPzeW5I3
多重債務者の名簿は凄い。
職業欄にはおよそ借金とは無縁そうな仕事が並んでいた。
(嘘つかれても確かめるすべがないので本当かは分からないけど)
一度、風俗嬢のリストが流れてきて、部長が
「風俗嬢なんか借金あるに決まってんだろ!送れ!」と言い出したこともあった。
命令だったからやったけどあれは気が進まなかったなあ…。

給料は普通のデータ入力バイト相場の1.5倍近かったし、
昼食全額支給という恵まれた環境ではあったけど、
やっぱり後ろめたいというか、友達に言えない職業だっていうのに
耐え切れなくなって、半年で辞めた。

お客さんの電話受ける部署の女の子や、他のデータ入力バイトの子、
社長もみんな凄くいい人だった。
直属の部長がどうしようもないDQNだったけど。

今日始めてこのスレに立ち寄って、思い出したので書いてしまった。
もう8年くらい前の話です。




出典:借入は
リンク:計画的に

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