ラブホが何か知らなかった18の頃 続き
2008/02/08 16:08 登録: えっちな名無しさん
「そんなところからどうやってスカトロ同人に?」という声があったので簡単に経緯を書いてみます。
あのあとですが、あれから数日後に私は彼の家へいきました(彼が性知識を教えるからきてくれといいました)。
彼は「あかちゃんってどこからくるの?」系の本からエロ本(ソフトになってた)から少女漫画のエロシーンから保健の教科書から色々とりそろえて待っていました。またなぜか再び正座でした。
「まず改めて、子供は何故生まれてくるのか話したいと思う」
彼の膝にはレポート用紙がありました。「話す順序」と題し、授業進行についてのメモが箇条書きで書かれていました。多分色々教えるにあたって試行錯誤したのでしょう。二人して正座しあったまま性行為について淡々と話し合いました。今思うとシュールな映像だったと思います。
「子供というのは、女性の卵子に、男性の精子が……」
「あ、そういうのは知ってるよ」
「でも、一応おさらいしておこう。何か間違って覚えているかもしれない。大学受験に保健はなかったし」
それもそうだと思った私はそのまま聞くことにしました。一通り保健の教科書を使った「どうして赤ちゃんはできるのかな?」編が終わりました。この辺はまあ、もともと知っているので無問題です。問題はこれからです。
「で、どうやってするかなんだけど」
「うん」
「さっき、性交時にペニスは勃起するって言ったよね」
「うん」
「でも勃起するって具体的にどういう風か、分かってる?」
「えーっとだから、ペニスが起き上がる」
「そうなんだけど…図に書くとこういう風ね」
彼は起き上がったちんこの簡略図を描いた。
「ははぁ」
「でこれをいれなきゃいけないわけ。女性の股の間に」
「難しいね」
「そう。だから寝転がるわけ。だからベッドで行うわけ」
「ああ。あーはいはいなるほど」
「で、寝転がって、足を広げる。こんな感じに」
彼は懲りずにエロ同人誌のあるページを見せました。女の子が股をひらき「いれてぇ…」といっているシーンでした。
「……。」
「あっ。これもまだアウト?」
絵自体は恥ずかしくはあれ前のファラ絵よりはマシです。しかし私はこのとき多大なショックを受けていました。
「え……こんなことするの?」
「うん…」
「えぇー……」
正直ドン引きでした。
「ここに、その……いれるんですか?」
「いれるんです……ねぇ」
「ええー……やだなー……なんか痛そうだし……大体こんなところこんなに広げて見せなきゃいけないの……?えぇー……」
「ま、まぁ……したくなかったら勿論しないから……こういうのは二人がそういう気にならないと意味ないから……」
「世のカップルは皆してるのかな?」
「うーん。うーんまぁ……やっぱりほとんどはしてるんじゃないかなあ……あいやでもしてないカップルもあると思うし……○○ちゃんがどうしても嫌だったら別にこのままでいいから」
「でも△△君はしたいんじゃないの?」
「え?いや、いやまぁそりゃしたいっちゃしたいけど……でもほんとだからこういうのはお互いその気にならないとダメだから……相手がしたいからって無理しちゃダメだから……それに下手したら子供ができちゃうかもしれない行為なんだからさ…いやだからもちろんするとしたら避妊は絶対するけど……でも確率的にはゼロじゃないし、やっぱりそれだけに慎重にしたいっていうか、○○ちゃんのこと大事にしたいっていうか……いや勝手に大事にしたいとか言うのなんか傲慢かもしんないけど……とにかく安易にセックスしたくないんだよね。そういうのって重いかな……」
「そ、そんなことないよ。嬉しいよ」
古臭い表現ですがキュンときました。和やかな空気が流れました。ところが彼はその後
「うん……よかった。じゃあ、AV、見ようか!」
と晴れやかな笑顔で言いました。
「え、AVっていうとえっちなアレですよね…」なんとなくエッチな感じのビデオだ、ということは知っていましたが何をしているかは勿論知らなかった当時の自分。
「うん。やっぱり、絵だけの説明じゃアレだと思って。大丈夫。ソフトな奴だから」
彼はAVとか同人誌の話となるとやけにハツラツとしていました。
そして彼とのAV鑑賞会が始まったのです。
「だめだ、耐え切れないっておもったら言ってね。即停止するから」
「う、うん……」
二人でテレビの前に正座して見続けました。それは今思うととてもノーマルもノーマルでしたが、当時の自分にとってはそれが初めて見た生の「セックス」……。それは生命の営みの癖にちっとも神秘的じゃなく、それどころか人間じゃなくて獣みたいでした。荒い息で獣同士が気持ち悪い動きをしている、といったように当時の私の目には見えました。当時私が読んでいた漫画というともっぱら美味しんぼかドラゴンボールくらいのもので、山岡さんと栗田さんが抱き合ったシーンですらうっすらと照れてしまった私にとっては農薬まみれの野菜よりも気持ちが悪いものでした。思わずやだ!やっぱり気持ち悪い!何この人たち!と言い、耐え切れずにストップをかけました。
「や、やっぱり早いか……じゃあ……やはり漫画だな」
と彼は少女漫画のエロシーンを見せてきました。
少女漫画のそれは局部などが書かれておらず、行為そのものは実は割りと過激にもかかわらず案外絵面はソフトです。それなら読めた私を見て、彼は安心したように
「じゃあこれ貸して上げるから……まずここから慣れていってね。どうしても無理だったらまた言って」
「わかった」
そして彼の性行為についての授業・一時限目が終了しました。
その後は、少女漫画のエロシーンを余裕で屁をこきながら読めるくらいになれば次はソフトなエロ同人、それもクリアしたら次はちょっと過激度アップのエロ同人、あるいはエロ本……とそんな調子で徐々に私はグレードアップしていったのです。
そしてエロを大方知った私は、もう彼の手ほどきなくしても、自力でネットでエロ画像をあさるようになりました。
補助輪はもういらないと、自力で自転車に乗れるようになったあの頃のように、私はネットの海を一人で駆け出して行ったのです。
ノーマルを一通り貪った後、そのノーマルの中にあった教師モノからそれにどっぷりハマり、そこから更に年上女性全般に転移し、それの一環でショタ系とふたなりを少しだけ通り過ぎた後、痴漢モノに到着し、そこから発展し無理やり系へと進んでいきました。
もちろん全て二次元オンリー。漫画が入り口だったので、自然とそれを追い求めるようになりました。
初めは知っている漫画の二次創作やオリジナルイラストのみでしたが、徐々に、好きな作家さんのサイトで描かれた知らないキャラを、エロをより楽しむためそのキャラの属する作品を知る、という邪道なハマりかたをするようになり、それを繰り返すうちいつのまにか軽いオタクへとも進化していました。
その道中、一度カードキャプターさくらのエロにもハマり、その後、プリキュアの百合エロにもハマりました。
そこから大好きな同人作家さんができ、そのリンクをたどってるうち、偶然スカトロ専門作家さんのサイトへたどりつきました。
最初は「スカトロは流石に無理!」と思っていたのですが、「尿くらいならまだ…ちょっとだけ試しに」と見てみる内、数日後大便もありだと自己判断、そして大便を浣腸をさしムリヤリさせるというところへ行き着きました。見ているうち、「ここはもうちょっと、こういう流れだったらいいのに」「この構図じゃなくて、もっと尻から便が出てくるのがダイレクトに見える絵のほうがいい」そう思うようになりました。人間の欲望というのは本当に果てしないものです。
そして私はその欲望を満たすべく、自然と自分で描くようになりました。
「好きな同人作家さんができたよ」
「へえ、誰?」
「○○っていうサイトの…」
「ああ、そこ、有名だよ。絵がいいよね。今度同人誌貸してあげるよ」
などと、彼には割りと全部うちあけていたため、描いた絵も少し迷いましたが見せました。
「えっ。これ○○ちゃんが描いたの?」
「うん」
「うまいよ。すごいよ。これ本にしたら?これ全然いける。十分ヌケるよ」
ヌケるという意味も既に把握していた私は「ヌケるって何?えっペニスを…?やだ!」とうろたえることなく堂々とペニスをしごいてる彼を想像し、自信をつけ、調子にのって本を出しました。
そういえば前回コミケとかきましたが、出したのは地元のイベントなので、正確に言うと「コミケ」ではありません(すみません。イベントはついコミケといってしまう癖があるので)。
とはいえ私たちのセックスはどうかというといたってノーマルです。結局初めてしたのはラブホへいったあの時から4ヵ月後でした。
その頃には「セックスというのはまずフェラしてそのあとパイズリをして、精液を飲んで、ノーマルにつっこんで、そのあとはアナル」くらいに思っていた私はその気でいましたが再び彼に「あれは二次元だからいいんだよ!!リアルでそんなことしてどうするの」「二次元と三次元を錯誤しないように」としかられました。というか気こそ大きくなっていたものの、実際やってみると全然これが入らないわ痛いわでとてもアナルどころではなく、それと私の胸のサイズではとてもパイズリどころではなく、貫通できたのも初めてチャレンジしてから1週間後でした(毎日試したわけじゃないですが)。
ネタっぽいといわれると確かにそんな気もするかな?とは思いますが、自分のことなのでいまいち分かりませんその辺は…
そう言われるとありえないような気もする。でも実際こんな感じだったんですよねー…寧ろすんなりセックスに入れるほうが私としてはネタっぽいと思ってしまうかもw
出典:増田
リンク:http://anond.hatelabo.jp/

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