俺が守るから

2008/02/13 13:46 登録: えっちな名無しさん

高校の時、夜コンビニに行ったら同じクラスメートの西原さんと偶然会った。

西原さんはブラス部で明るくて、清純派のアイドルみたいだった。頭の悪いヤン
キーもどきの女ばっかりの学校だったから、俺は西原さんの事が密かに好きだっ
た。(と言うより男子みんな好きだったと思う)


俺はここぞとばかりに話してたら、いい感じになって来て、西原さんが『伊東く
んって面白いんだねー、意外だったよ(笑) じゃあ又明日学校でねー!』っと笑顔
で言ってくれた。


俺は西原さんが俺の名前を知っててくれた事がまず嬉しかった。コンビニで別れ
た後別に何をしようと思った訳じゃないんだけど、西原さんにバレないように後
を着けた。異様に興奮したのを覚えてる。


西原さんが自宅まで帰ったら終わりにしようと思ってたんだけど、西原さんは夜
の公園に入って行った。あれー?おっかしいな、何するんだろ?っと好奇心を刺
激されてチャリを降りてついていった。メタルギアのスネーク気分でつけてたら
、同じ学校のヤンキー気取り共と女が6人程いた。


ビビって帰ろうと思ったけど、西原さんあんなクソ共と何してんだよ…、と思っ
て回りこんで様子を見に行った。


声とか聞こえなかったけど、何してるか分かった。俺の学校では見慣れた光景、
カツアゲでした。西原さんはヤンキーにお金を渡してなんか話してた。しばらく
して、女共が『く〜わえろ!く〜わえろ!』と合掌しだし、えぇ!?と思って再
び木の陰から覗いたら、うっすらだが西原さんがひざまずいてた。(多分フェラ
してたと思う。)
『ぎゃはは〜』と阿呆共の笑い声が聞こえてきた。なんか血がサーと引いて、そ
の場から四つん這いで離れて、公園から出た。呆然としながら家に帰った。


次の日西原さんが話しかけて来てくれたが、うまく話せなかった。頭からヤンキ
ーのチンポを咥えてる(だろう)西原さんの背中が離れなかった。それを見てか
ら西原さんは、誰にでも好かれてると思ってたけど、一部のヤンキー男・女と話
す時、明らかに西原さんがビクビクしてる事に気付いた。助けてあげたいけど、
俺は帰宅部で筋肉もないし、何より喧嘩と言うモノは子供の頃、兄弟としかした
事ない、殴り合いとかTVショーなわけで。


アレから一週間くらい後で放課後の下駄箱で偶然西原さんと二人で話した。『あ
れ?西原さん今日部活は?』と俺が聞いたら『…うん、今日はサボり』と苦笑し
た。それを見て、あぁ今日呼び出しくらったなと思った。帰り道が一緒だったん
で途中までチャリで並走して帰った。西原さんの家との分かれ道で、西原さんが
『じゃあアタシこっちだから、またね、バイバイ』と笑顔で去って行く背中を見
て、いきなり闘志が出て来た。クソどもが!!

家帰って、ちょっとヤンキー入ってる兄の黒ジャージ(上下)を拝借してドンキ
ーで覆面ニットを買った。お母さんに『今日友達とご飯食べに行くから、遅くな
る』と行って公園に行った。ヤンキー共がいない事を慎重に確認して、この前よ
り見やすい場所に身を隠した。


手に着けてたGショックのライトを見てたら、20:30分。そろそろだな、と同時
に俺素手じゃん、勝てねーと気付いて慌てて角材探して来て再びスタンバった。21
:15分位にヤンキー共の話し声がして来て予想通り前日と同じ場所に座り込んだ
。男3人女2人…。木を背にして侍見たいに角材を持って座りながら話しを聞いて
ると、西原さんは大体一週間に一回一万取られてる。月3万くらいか…、俺が思っ
てたより良心的だった。でもやっぱり無理矢理フェラさせてるみたいだった。ヤ
ンキーの一人が『ジャーン』とか言ったのが聞こえたので、なんだ?と思い見て
みると『おぉー、ゴムやん!』『ハハハ』 『えー何?何?やんの?きゃははー』
『お前らのもあるから』『あざーす』『(笑)』みたいなやり取りしてた。コイツ
ら殺してやると思った。又まだ西原さんが犯されてない事にホッとした。


9:40分位に西原さんがやってきた。


ヤンキー共が『おせーよ!』と言った。俺なんか一時間以上待ってんだよボケ!
角材をギュッと握り締めて様子を見てた。『金!持って来たか?』西原さんは黙
って渡してた。『お前だけ一万は不公平だから次から二万な!嫌ならフェラしろ
!』一人がチンコ出したら、ヤンキー女が『ぎゃははーほれ、咥えなよー』と言
って、フェーラ!フェーラ!と合掌しだした。俺は覆面をハメて行くぞ!と思っ
たけど、心臓バクバク足ガクガクで行けなかった。


『あー気持ちー、…今日やるからー!!』とヤンキーが西原さんに襲いかかった
時、俺はヤンキー達の前に飛び出した。いきなり覆面に角材武装したヤツが木の
裏からバキバキ音をたてて出て来たから、ヤンキー共は固まってた。何故か俺も
固まった。ヤンキー女が『何コイツ…?』と言った瞬間スイッチが入って西原さ
んを犯そうとしてる男の背中に角材を振り下ろした!殴った!うわっ、角材持っ
てた手が痛かった。それでも『うらぁぁぁぁーー!!』と叫びながら殴りまくっ
た。ヤンキー共が『なんだコイツ、う、うわ』と逃げ出して、西原さんを犯そう
としてたヤツもズボンを持って走って逃げて行った。


俺はハァハァ、と息きらして、手が血だらけだった。角材つっても用意してない
ヤツだったから持ってる木の部分が荒くてヤンキー共を殴るたび手に小さい木が
刺さって出血してた。西原さんを見ると頭を押さえて疼くまってた。え?まさか
当たってないよな?と心配になって『大丈夫?西原さん?』と言って近付くと、
西原さんが『え!?』と頭を上げた。『え、あ…』しまった!と思ってたら『伊
東くん?』と言われた。俺は角材を捨てて走って逃げ出した。


次の日、ヤンキー達にバレてたらどうしよう?とか色々考えたが、学校休んだら
もっとマズいよな、と思って家を出た。学校に行く途中、西原さんが俺を待って
てくれてて、『おはよう』と…。黙って二人で自転車こいで一緒に学校に行った
。下駄箱で靴入れてたら、西原さんが俺の手を握って『ありがとう』と言って走
って行った。


その後ヤンキー達は西原さんに関わる事をやめたようだった。どーも俺の着てた
兄のジャージがヤバいチームのジャージ(勘違い)だと思ったらしく、西原さん
も『ちょっとした知り合い』と言ったみたいでビビったみたいだった。


そして放課後、一人で帰ってたら、あの分かれ道に西原さんが待ってた。『あれ
?部活は?』俺が聞くと、西原さんはクスっと笑って『サボり』と。そして『伊
東くん好きだよ、私じゃ…彼女なれないかな?』告白された。


今でも、たまに奥さんから、アレあなただったわよね〜?と聞かれるが、俺はそ
んなの知らねーよと答える。(バレバレだろーけどさ)



出典:オリジ
リンク:ナル

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