宝塚で

2008/02/21 19:19 登録: えっちな名無しさん

352 :本当にあった怖い名無し:2008/02/12(火) 04:55:45 ID:tmGskF5h0
1958年4月1日午後6時半頃、旧宝塚劇場で行われていた花組4月公演
「宝塚春のおどり・花の中の子供たち」の公演中、月組の香月弘美が死亡した。
 せり出し装置───舞台下から出てきたり、逆に舞台下に消えてゆく仕掛け───のシャフトに
彼女が着ていた衣装の裾がはさまれ、スカートを広げるために衣装に仕込まれていた薄い鋼のベルトによって
胴体を切断されたのだ。

 ご存じの方も多いとは思うが、せり出し装置の動く速度は、それほど速いものではない。
 その、じわじわとしたスピードで死につつある恐怖は、尋常の物ではなかったであろう。
 鮮血に染まりながらゆっくりと胴体が切断されてゆく様を、
ただ黙って見ていることしかできなかった相手役・松嶋三那子はショックで数日間失踪したという。
 皮肉なことにこの日の香月は「代役」であった。風邪をこじらせた同期生(日夏友里)に休演を勧め、
その代わりを自ら買って出ていたのだ。



378 :本当にあった怖い名無し:2008/02/13(水) 00:44:01 ID:p5xwpUaL0
>>352
それ、俺、たぶん目撃者を知ってる。
実際にその人に会ったのは子供の頃一回きり、それもたまたま乗った京
都市バスの中でなんだけど、当時、既に年配にもかかわらずとても垢抜
けた女の人だったよ。

その女の人は、うちの母親(今は故人)とひとしきり世間話をして、俺
ら母子より先に市バス降りて行かれた。
で、その人が降りた後、母親が「綺麗なおばさんやったやろ?昔、宝塚
の娘役やったんやで…」と教えてくれた。
「でも、あんまり長い間やってはらへんかったんやけどね…」とも。
それで、なんで?って不思議に思い尋ねたら、「舞台の上で地獄を見
てしまわはったしね…」って表情を曇らせる。
宝塚って女の人ばかりて聞いていたので、てっきりいじめでもあった
のかなと思って、さらに母親に尋ねたら、
「あんた、聞いてショックを受けんときや…人が真っ二つになるのを舞
台で近くで見てしまわはってな。それがずっと頭から離れへんかって早
々と引退しやはったんや。綺麗やのにもったいない」って…

今までずっと忘れてたけど、352さんのカキコを見て思い出したわ。



出典:ムゴイ
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