あの時…

もう五年くらい前の話だが。
得意先の営業の女の子で二十歳の可愛い子がいた。
担当が俺だったので、そのうち世間話などするようになり仲良くなった。
実は密かにその子が気に入ってたんだが、生まれつき気が弱くて、デートに誘ったりとか出来ないでいた。
ある日、話の流れから「○○さんの好みの女の子ってどんな人ですかあ？」と言う話題になった。
もちろん、君みたいな子、とは言い出せずにハッキリしないでいると、
「もしかして私ですかあ？」と冗談みたいに言われ、内心焦りまくりながらも平静を装って、
「だったらどーする？デートでもしてくれるの？」と言ったら
「いいですよお〜。どこ行きます？」と返されて、多分顔が真っ赤になっていたんじゃないだろうか？
こりゃ脈ありなんかなー、いやいや営業トークだろ、とグズグズしてるうちにその子は担当が代わって、
会社には顔を出さなくなり、そのうち転職してしまった。あの時、勇気を出して誘っていたらどうなってたかな？
まあ、どうもならなかっただろうけどね…もしかして、と思う自分が情けない。

出典：2ちゃん
リンク：どうにもならんだろｗ