姉ちゃんにはかなわない

風呂入ろうと、脱衣所で全裸になったところで、いきなり姉貴が入ってきた。
「おい、なんだよ！」
「ああ、いたんだ。あたしの髪留めそこらへんに置いてなかった？」
姉貴は、何事もなかったように脱衣所へ入ってきた。
「あのなぁ…せめて俺が浴室入ってからとか…」
「あー、べつに男の裸なんか見慣れてるし、毎日見てるからﾍｰｷ（仕事は看護師）」
「いや、そういう意味じゃなくて…」
「ないんだよね〜、もうここくらいしか思い当たらないんだけど…」
姉貴は全く頓着せず、しゃがんで床の上を探し始めた。
ﾌﾘﾁﾝだったので、微妙な体勢になってあせる。
「おっかしーなー、あの赤いやつなんだけど、アンタ見なかった？」
全然気にしていない姉貴に対してうろたえていたのが、少し悔しくなってきて…
「ま、俺も女には見られ慣れてるけどね」
女の子とは遊び慣れてる（嘘だけど）、という意味で言ったんだけど。
「あ〜、風俗？ほどほどにしてよねー、あたしは病院勤めしますが、あたしの弟は、変なところで変な病気もらってきて、病院通いしてます、なんてことになったら恥ずかしいからさー(ｹﾞﾗｹﾞﾗ」

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出典：姉萌えスレ
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