俺が中学生三年の時の話

俺が中学生三年の時の話。
近所のゲーセンでよくたむろってたんだけど、やっぱそこには先輩達も居たんだわ。
高校生の先輩達はやっぱりみんな原付バイクの免許取っててさ、
バイクに乗る先輩達の姿見て、自転車の俺らは何か憧れたりしてたんだよね。
当時一緒につるんでた悪友と良くそのゲーセンで暇潰してたんだけどさ、
その悪友の知り合いの女の先輩が居て、その人がバイクの免許取ったらしくて、
その日スクーター（確かセピアだったような）乗ってきたんだわ。
やっぱ、免許取れたのが嬉しかったのかメッチャテンション高くてさ。

それで、悪友に連れられて先輩のバイク自慢に付き合ってたんだわ。
「かっこいいでしょー！」
とか言われてさ、うんうん相づち打って話し聞いて、そんなこんなしてたらさ、
「○○君（俺）、アタシの後ろ乗せたげる！」
とか言われてさ、始めは「いいよいいよ」とか「二人乗り駄目じゃん」とか言いつつ、
結局ゲーセンの駐車場内で二人乗りしてさ、
そんな広くない駐車場でぐるっと一周回っただけなんだけどさ、
先輩やっぱ慣れてないから緊張気味ってか、
何だかフラフラ不安定でなんだわ、運転が。

俺が後ろに乗って、ブイーンとかいう感じで走り出して、
先輩の運転が不安とかあるんだけど、
やっぱビビってたらカッコ悪いし、先輩にも悪いから、先輩には掴まらないで、
スクーターの後ろ辺りを掴んで頑張ってたんだけど、
それも悪かったのか先輩フラフラしまくってコケそうになって、
「○○君（俺）、ちゃんと掴まってよー！」
とか怒鳴られてさ、フラフラ不安定は収まらんし、
しょうがないから先輩の体に腕回して掴まったんだ。

そしらた、先輩バイクの運転に慣れて無いせいかやけに前かかがみになってて、
腰に回したつもりの手が、モロに先輩の胸に当たっちゃってさ、
俺、「あっ」とか声に出しちゃったんだけど先輩全然気にしてないみたいだから、
腰の辺りに腕回して直して掴まって、したら何とか車体も安定してコケずに何とか一周できた。

「コケると思ったー！後ろに人乗せると危ないねえ、ごめんねw」
とか言われたけど、俺胸触っちゃったし俺の方がごめんとか思って、
でも、先輩そのこと何にも言わないから、何か得したと言うかそんな気分だったw
それから、暫くゲーセンで悪友とか先輩の友達とかとしゃべってたんだけど、
先輩達の卒業アルバムの話になって、
で、何か知らんけど俺と悪友と先輩と先輩の友達で先輩の家に卒業アルバムを見に行くことになった。

俺それまで彼女とかいなかったから、女の人の部屋に入るのって初めてだったんだよね。
ちょっと緊張気味で先輩の家に行って部屋入ったら、
なんかスゲェｲｲ匂いなんだよね。ちょっと興奮した。
先輩がジュースとお菓子出してくれて、それつまみながらアルバム見て、
「ここアタシ写ってるから見ちゃ駄目！」とか、
体育祭の時の写真ににたまたま俺と悪友が写っていて、
「あ！○○君と××君だ！何か幼いねーw」
とか馬鹿にされたりしたけど、結構てか、スッゲェ楽しかった。

それから暫くどうでもｲｲ話とかしてたら急に先輩が、
「お酒飲もっか！」（注意）お酒はハタチになってから
とか言い出して、先輩の友達も「いいねえー！」とか言うし、
「○○君と××君もお酒飲めるよねーw」
「飲めるけど、家の人に怒られんじゃね？」
「今日家の親、親戚の結婚式行ったから帰ってこないんだよねーw、
　親居たらうるさいから、君たちなんか家に連れてこれないよw」
って事で、先輩が酒持ってきた。しかもウイスキーか何か。
「お父さんどうせ減っても気付かないんだよね。酔っ払って飲みすぎたと思うからw」

ウイスキーなんて飲んだこと無かったから、飲めるのか？って思ったけど、
コーラとかで割ると結構すんなり飲めるから安心したんだけど、それがいけなかった。
いたストだったと思うけど、4人でゲームしながら飲んで、
1ゲーム終えた頃にはみんなベロベロw
しかも、ゲームで最下位の人がコップのウイスキーストレート一気飲みとかなってて、
結局先輩の友達が最下位で、俺達は「飲まんでいいよ」って言ったのに、
「平気平気w」って一気飲みしちゃって、10分後くらいにはもう完全にぐでんぐでん。
しょうがないから、家に送ってこうってことになったんだけど、
先輩が送るって言ったら「××君が送ってくれなきゃﾔﾀﾞ」とか先輩友が言って、
悪友も「ｲｲよ、俺が送ってあげる」とかなっちゃって、
部屋に俺と先輩二人きりになった。

テレビ見ながらちょこちょこ飲み続けてたんだけど、急に先輩が、
「今日バイク後ろに乗せてごめんねえ、コケそうだったから怖かったでしょw」
「いや、別に」いや、実際はビビッたけど。
「アタシ自転車も二人乗り苦手なんだよねー。こげなくなるからw」
「自転車でも駄目なのにバイクに乗せんなよw」
って小馬鹿にしたら、
「○○君あの時アタシの胸触ったよねw」
って言われて、マジドキッとして心臓止まるかと思った。
「いや、あれはワザとじゃなくて」
「顔真っ赤〜w」
「あ、いや、ゴメンナサイ」
って謝ったら先輩ﾆﾔﾆﾔして俺の隣に座ってきて、
「もっかい触りたい？」
って言われ・・・

隣に座った先輩からふわってｲｲ匂いするし、じっと俺のこと見るし。
もう、酔っ払ってんだか何なんだかﾜｹﾜｶﾝﾅｸなって、
「うん」って言っちゃって、したら先輩俺の手つかんで自分の胸に持ってって、
触っちゃいました。先輩の胸。服の上からだけど、本日2度目。
「揉んでもｲｲよ」って言われて、揉んだら・・・
もう、なんていうか、ブラジャーって意外と硬いんだとかﾜｹﾜｶﾗﾝこと思ったw
「○○君息荒いwﾊｧﾊｧ言ってるよw」
そんなこと言われても、俺もうﾜｹﾜｶﾗﾝ。

「ねえ、ﾁｭｰしたことある？」
もうﾜｹﾜｶﾗﾝことになってる俺に先輩から追い討ちの一言。
「無い。全然無い。」
「じゃあ、○○君のファーストキスいただいちゃおうかなw」
何て言われて、「目つぶって」あー、どうしよー、俺ﾁｭｰするのかー！？
とか思いつつ目つぶったら、悪友が階段上がってくる音が聞こえて・・・
結局ﾁｭｰは出来ませんでした・・・

それからも先輩達としゃべったりする事も結構あったけど、
俺が行った高校は、先輩達とは違う所だったから、
高校に行ってからはあんまり遭わなくなって、
結局、先輩とﾁｭｰすることはありませんでしたw

あんまりバイクと関係なかったけど、俺の中ではバイクの思い出なのでw
これで終わります。

出典：バイクにまつわる恋愛話
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