俺が10歳の時、両親が離婚した (2/2)
2008/04/04 17:16 登録: えっちな名無しさん
401 名前:えっちな21禁さん 投稿日:2006/01/24(火) 19:00:21 ID:R12QSb+80
ここからはその後、見たいな物で
特にえちーな場面はないため軽くでいきます。
風呂からあがり、消毒を終える。
ベッドのシーツはもはや使い物にならない為捨ててしまった。
そして2人とも腹が減っていたので近くのファミレスで食事し、
それからその日1日はデートに費やした。
帰りに駅まで見送った時、普通にキスが出来た。
402 名前:えっちな21禁さん 投稿日:2006/01/24(火) 19:08:17 ID:R12QSb+80
それから約1年、この関係が続く。
アズサの来るペースも月1から月2になり、
一緒にいる時間も多くなった。
だが1年後のバレンタインを最後にプッツリと来なくなった。
そこで俺は両親に問い合わせてみる。
するととんでもない答えが返ってきた。
どうやら俺たちの関係がばれ、アズサは実の父親の元に送られてしまったのだ。
俺はアズサの居所を聞き出そうとしたが教えてはくれなかった。
403 名前:えっちな21禁さん 投稿日:2006/01/24(火) 19:14:32 ID:R12QSb+80
俺は必死にアズサの行方を探した。
興信所に依頼し、自分でも独自の調査を開始した。
この時点で俺は大学4年。既に就職活動はピークを過ぎていた。
日奈から何度も活動を進めるよう催促があったものの、
それを聞き入れる事はなかった。
貯金はアッという間に底をつき、1年くらい時間が経過したが
住所はなんとか調べ上げる事ができた。
404 名前:えっちな21禁さん 投稿日:2006/01/24(火) 19:24:55 ID:R12QSb+80
そして1月最後の日曜、俺はアズサに会いに行った。
俺が住んでいた都市とはかなり離れた田舎の家にアズサはいた。
しかしアズサの父親は俺が会うことを拒絶する。
そこで俺はポケットの中からあるものを取り出した。
俺に残された最後の現金だ。
10万近くあったと思う。
賭けだった。もし失敗すれば二度と会えないだろう。
だが素早い反応したのは父親ではなくその妻らしき女性だった。
女性は父親を説得しようやく許可を取った。
405 名前:えっちな21禁さん 投稿日:2006/01/24(火) 19:35:36 ID:R12QSb+80
俺は女性に案内されアズサがいると言われた部屋に向かう。
途中、祖父らしき人や祖母らしき人とすれ違う。
俺は会釈をしたがかなり険悪な反応しかなかった。
そして俺はアズサがいる、とされる部屋に着く。
そこは部屋と言うより座敷牢といった感じの部屋だった。
女性は部屋をノックし、来客があることを告げる。
部屋があいた。
そこにはまぎれもなくアズサがいた。
アズサは一瞬驚いた表情を見せたがすぐに表情を変えた。
その表情はとても暗い顔、一緒にいる時には見せたこともないような顔だった。
407 名前:えっちな21禁さん 投稿日:2006/01/24(火) 19:42:23 ID:R12QSb+80
俺を案内した女性は一言、ものすごい皮肉をアズサにぶつけて去って言った。
アズサは俺を部屋に招き入れると意外な言葉を口にした。
「何しに来たの」と。
その瞬間、俺はすべてを察した。
終わったのだ、と。
俺は無駄とはわかっていたが一緒に帰ろうと言ってみた。
もちろん無駄だった。
結局俺は何も得られず、帰る破目となった。
408 名前:えっちな21禁さん 投稿日:2006/01/24(火) 19:48:00 ID:R12QSb+80
俺は無一文で家に帰った。
どう帰ったのかも覚えていない。
気がついたら家にいた。
俺は何もせずにただ呆けていた。
そこに日奈が現れる。
俺の様子を心配してくれたらしい。
俺はアズサに会いに行った話をした。
日奈は何も聞かずに黙って聞いていてくれた。
そのうち俺は話しながら泣き始めた。
それでも日奈は黙って聞いていてくれた。
411 名前:えっちな21禁さん 投稿日:2006/01/24(火) 19:56:23 ID:R12QSb+80
すべてを話し終えた俺は号泣した。
日奈は俺を一晩かけて慰めてくれた。
翌日から俺は就職活動を開始する。
しかし既に2月に入ろうと言う時期に応募のある企業など殆どなく、
俺は浪人を覚悟した。
だが、大学院の入試があることが分かる。
日奈も大学院への進学が決まっていた。
迷うことなく志願する。
日奈がずっとついて勉強を指導してくれた。
その甲斐あって合格する。
それがきっかけで俺は日奈と交際を始める。
412 名前:えっちな21禁さん 投稿日:2006/01/24(火) 20:10:02 ID:R12QSb+80
それから3年後、大学院を卒業し就職し1年後に俺は日奈と結婚する。
式に招待状を出した人は様々だがその中に気になる人が1人。
アズサである。
かえってきた返答は「出席」。
拒絶する理由もない。
式に来たアズサはかなり変わっていた。
昔の面影はなく、何かその顔が色褪せて見えた。
式は日奈の希望により教会で行った。
そして式が始まり順調に進んでいく。
誓いのキスの場面になって、俺は日奈にキスをしたときだった。
俺の視界の隅でアズサが顔をそむけたのが見えた。
414 名前:えっちな21禁さん 投稿日:2006/01/24(火) 20:21:08 ID:R12QSb+80
でも俺は後悔はしなかった。
これでよかったのだ、と。
かつて実母の家に入り浸った時、母が言っていた。
「本当に好きな人とは結婚しない方がいい。
長続きもしない方がいい。なぜなら女らしさと完璧な妻は
両立できないからだ」と。
あの時は分からなかったが、今なら分かる。
俺にとって日奈は完璧な「妻」だった。
だが、既に恋愛対象にはならなかった。
アズサと結婚したらどうなっただろうと考える事があった。
きっと長続きしない。
彼女は「妻」ではなく「恋人」でいて欲しい。
思い出は美しいままで、と言うのが俺の本音だ。
415 名前:えっちな21禁さん 投稿日:2006/01/24(火) 20:32:39 ID:R12QSb+80
そしてさらに3年後、俺には既に子供が2人いた。
日奈は完璧に家事、育児をこなしてくれる。
俺の仕事も順調で限りなく幸せな生活を送っているつもりだった。
そんなある日、俺は上の子を連れて実家に泊まる事になった。
そこに、泊まりで実母に会いに来たアズサと偶然出会った。
俺は上の子(娘)に義理の妹としてアズサを紹介する。
娘は良く分かったのか分かってないのか「おばちゃん」と呼んで親しんだ。
まだ21のアズサはおばちゃん、と言う歳ではなかったが
あまり嫌がっている様子はなかった。
今日はここまで。この後は皆さんお待ちのえちーシーンです。
たくさんの支援ありがとうございます。
418 名前:えっちな21禁さん 投稿日:2006/01/25(水) 09:10:41 ID:DoMWnjxS0
>>415の続き・・・の前に
皆に謝らなければならない。
改めて読み返してみたのだが、>>417の言うとおり
無駄に長く書いてしまった。
かなりしまりのない話になってしまったので。
えちーシーンは省いて終わりへ向かわせて頂くことにした。
大変申し訳ない。
と言う訳で続き。
419 名前:えっちな21禁さん 投稿日:2006/01/25(水) 09:17:41 ID:DoMWnjxS0
その日の夜。子供と両親は寝静まった後
俺とアズサは久しぶりにまとまった会話をする。
過去の話は全くなく、近況報告のみとなったが。
結婚式の時の話も出なかった。
そしてその後2人でベッドインとなる。
翌日子供と共に家に帰る。
日奈にはおそらくばれていただろう。
420 名前:えっちな21禁さん 投稿日:2006/01/25(水) 09:24:54 ID:DoMWnjxS0
しかし、日奈は何も言わなかった。
俺は罪悪感から余計日奈にに対して尽くした。
夫として、父親として。
だが、尽くせば尽くすほど俺は俺でないと感じ始める。
それを取り戻せるのはアズサを抱いた時だけだった。
そして再び父親、夫に戻る。
自分が分からなくなるとアズサを抱く。
それが現在も繰りかえされている。
421 名前:えっちな21禁さん 投稿日:2006/01/25(水) 09:37:39 ID:DoMWnjxS0
アズサと会う場所は様々だ。
ラブホの時もあれば車の中で、と言う事もあった。
公衆便所の時もあったし、日奈や子供のいない自宅だった事まである。
今でも日奈は何も言わない。
アズサもこれ以上を望まない。
双方とも知っているはずなのだが。
かなり危険な橋を渡っている気分だ。
でも止められない。これからも続いていくだろう。
俺か、日奈か、アズサか、誰かが足を踏み外すまで。
422 名前:えっちな21禁さん 投稿日:2006/01/25(水) 09:42:58 ID:DoMWnjxS0
これで終わりになります。
前置きとその後の部分が多すぎ、大変見にくくなってしまったこと、
また終盤えちーシーンを省いた事とあわせて
しまりのないスレ汚しをしたことを改めて謝ります。ごめむなさい。
また文才磨いて出直してきます。
では失礼します。
出典:えちねた!妹萌えスレPart6
リンク:http://venus.bbspink.com/test/read.cgi/hneta/1126884371/

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