少年時代
2008/05/25 12:16 登録: えっちな名無しさん
実の姉妹じゃないけど従姉のお姉ちゃんならいる。
親父の兄貴の娘なんだけど初めてあったのは
俺が小学校5年、お姉ちゃんが高校生の時だった。
夏休みにお婆ちゃんの家に行ったときに会ったんだ。
髪が長くて、すらりと背が高く、綺麗な人だった。
ガキの俺から見てもすごくまぶしく見えた。
田舎なもんで退屈していたら、山とか海に連れていってくれた。
お姉ちゃんは手をつないだり、何気なく俺に触れるんだけど 嬉しかった。
水着姿や、丁度そのときやっていた、近くの縁日に連れて行ってくれた時に着ていた浴衣姿にドキドキしたものだ。
年上の女性ってのを意識したのはお姉ちゃんが初めてだった。
次にあったのは俺が高校生の時。
お姉ちゃんの親父、つまり伯父さんが 事故で亡くなったときその葬式で。
お姉ちゃんは悲しみでやつれていたけど俺を見たときだけ
「大きくなったねー」っていって笑顔になった。
その通夜の夜、お姉ちゃんと俺は子供の時の話をした。初めて会ったときのことなんかをね。
そのうち伯父さんの話になって、お姉ちゃんがまた泣き出した。
俺は思わずお姉ちゃんの手を握った。すごく骨が細くて小さな手だった。
年上の女の人、というイメージがあったんだけど、その小ささに、驚くと同時に、儚さを感じた。
「元気出してよ、俺に出来ることだったら何でもするから」って言ったら
「有り難う、優しいんだね」と言って笑っていた。
その後、お姉ちゃんのお袋さん(伯母さん)が再婚して疎遠になってしまった。
この人を守ってあげたい、という感情を覚えたのはあの時が初めてだったと思う。
改めて書くと恥ずかしいが、俺はお姉ちゃんに間違いなく恋をしていたんだろう。
5年以上会ってないけど、お姉ちゃんは結婚して子供もいると聞いた。
今でも時々思い出す。
出典:セピア色の想い出スレ
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