心の片隅に

561 名前： 名無しさん＠お腹いっぱい。 投稿日： 2007/09/19(水) 02:07:48
私も15年くらい前に同じ会社の同僚だった人を今でも忘れられないですよ。
別にちゃんと付合っていたわけじゃなくて、会社帰りに一緒に食事に行ったり、
カラオケに行ったり...Xmasにはヨコハマで観覧車に一緒に乗ったくらい。
でも、私はその前にその会社の上司と色々あって、会社にいたくなくなって転職。
それからその人とは電話することも、会う事もなくなりましたね。
辞めてしまった会社は社員の殆どが女性ばかりなので、辞めた人間のことは良いように言わないだろうという推測は出来てました。
たとえ、辞めた会社の中で私がどんな風に噂されようが構わなかったんだけど、
辞めた後に一度も電話がなかったということは、きっと私について悪い話を耳にしたんだと思う。
その会社には結局私は４ヶ月くらいしか在籍しなかったし、辞める前には別の女性に相談していた事がきっと耳に入ったのでしょう。
そして、その頃の私は、これから彼には私なんかよりずっと素敵な人が現れてくれるんだと思っていたし、
そして彼が幸せになれるんだったらそれでいい、と勝手な言い訳を付けて思い込んで、
私は私でそのすべての思いをカテに次の職場での仕事に変えてきたつもりでした。
そして、その頃の全てが思い出に変わったんだと思っていた。
でも最近、本当にすごく偶然に、あるWebサイトで彼を見掛けてしまった。
彼は業界を変えて美容業界の営業職をしてました。

562 名前： 名無しさん＠お腹いっぱい。 投稿日： 2007/09/19(水) 02:09:55
>>561　つづき
あれから15年。15年ですよ。
思い出に変わっていたはずなのに、忘れていたはずなのに、彼の声や仕草が溢れるように思い出されて来ました。
そのWebサイトにある社員紹介のページの写真は、15年の歳月で年齢を感じさせるけど、
それでも昔の溢れる思いは変わらずに私の中にいたんだと思った。
ちゃんとあの時何があったか「説明」しなかった自分に何度も後悔したし、
言えなかった自分、話すことが恐かった自分、目の前で「嫌われる事」が恐かった自分がまだここにいたことに気付いた。
写真を見ながら思うのは「幸せですか？」「元気ですか？」
「会社変わったの？」「何かあったの？」「今の会社、自宅の近くだよね。(結婚は？)」
言えない言葉だけが、たった1枚の写真の前で繰り返すんですよね。
今私は、彼の住んでいる町からはずっと遠い町に住んでいます。
たぶん偶然にも会う事は無いと思う。

今の私は、15年前の彼を忘れられないんじゃなくて
15年前に私がした行動や感情、
そして色んな出来事を後悔している「自分」を忘れられないだと思うようにしています。

563 名前： 名無しさん＠お腹いっぱい。 [sage] 投稿日： 2007/09/19(水) 02:33:12
何だか泣ける、こういう話は。

564 名前： 名無しさん＠お腹いっぱい。 投稿日： 2007/09/19(水) 04:31:55
>>563
ありがとう。

でもね。やっぱりね、今でも私は自分で自分が許せないの。
私ね、もう30代後半で、こんな子供みたいなことを思っているようじゃいけないんだけど、
やっぱり置いて来た想いっていうのは、決して時間じゃ消えてしまわないものだということを
本当につくづく感じました。
7年前、東京を離れる時、私は深夜の急行バスを使ったんだけど、
そのバスのカーテンの隙間から見た最後のネオンの光の中で、
走馬灯のように見えた懐かしさが、
今はたった1枚の偶然見つけた写真によって懐かしさじゃない
もっと別の押し上げるような思いになってしまいました。

確かに私は何度も何度も東京を離れた後も、
もしも長い人生の中で偶然に会えたら、とか、
会えなくても元気でいるかどうかだけでも知りたいと願ったことがあります。
でも、こんなにも偶然に職場と写真が見つかるなんて思ってもみなかった。

本当はね。こんな話、一生誰にも話さなくて、
死ぬまで自分の中に閉じ込めておこうって思ってました。
だけど、ここで、みなさんの話を聞いているうちに、
どうしようもなく押さえ切れなくなって言葉が止まらなくなってしまいました。

どこにも持って行くことが出来ない感情は、もし神様がいるのなら
私に最後にくれた「強くなれ」という最後のプレゼントなのかもしれないと思っています。


P.S
さっき書込んだ後に気付いたんだけど、ここって女性の書込みは禁止なんですよね。
こめんなさい。


出典：心の片隅に　いつも　昔の恋人が　いる　part３
リンク：http://human7.2ch.net/test/read.cgi/tomorrow/1156657023/l50