後輩の女の子と下校中に
2008/06/22 17:58 登録: えっちな名無しさん
ひょんなことから部活の後輩の女の子と一緒に帰ることになった時の話。
後輩は三つ編みにした黒髪が似合う、いまどき珍しい真面目タイプな女の子だ。
学校から最寄駅までは30分程度。
学校を出た時は普通に会話をしてたんだけど、そのうち後輩の口数が少しずつ減っていった。
しまいにはこっちから何を話しても上の空状態。
「ええ」とか「はい」とか「そうですね」みたいな生返事が返ってくるだけになってしまった。
心配になって、「どうしたの、気分でも悪い?」と聞いてみた。
すると後輩は、その場に立ち止まって口を開いた。
「先輩ごめんなさい。ずっと我慢してたけど、もうどうしても我慢できなくて」
うつむき気味の後輩の表情は緊張してる様に見えた。
そして沈黙する後輩。
そんな後輩の様子を見ていると、こっちもだんだん不安になってくる。
一体後輩は何を我慢してたのか。
何か迷惑なことをしてしまっただろうか?
もしかして、一緒に帰ること事態が嫌だったのか?
様々なマイナス思考が頭の中を駆け巡った。
そして数秒の後、ついに後輩の口から言葉が発された。
全く予想外の言葉だった。
「ト、トイレに行ってもいいですか?」
後輩は真剣さと恥ずかしさが入り混じった、何ともいえない表情をしている。
悪いとは思ったけど思わず吹き出してしまった。
「笑わないでください」と後輩に怒られた。
ほんのり赤くなった顔がかわいかった。
幸いなことに近くにコンビニにあったので、そこに駆け込んで事なきを得ることができた。
きちんと店員に「お手洗いを貸してください」と断ってたのが真面目な彼女らしいな、と思った。
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