危機感零

2008/07/24 09:27 登録: えっちなバスドラ

11 :恋人は名無しさん:2008/07/18(金) 18:23:12 ID:8OpgYxlAO
前スレ997です。
まとめたので投下します。
携帯からなので改行がおかしかったらすみません。


三年程前にあった出来事。
登場人物(年齢と職業は当時のもの、少しぼかしています)
私子…22歳。サービス業。土日祝日関係なし
彼男…24歳。会社員
元男…25歳。私子と同じ会社で、配属は違うが先輩。元彼。
A子…22歳。地元から私子と一緒に出てきた友人。学生で、近所に住んでいる。彼男とは以前のバイト仲間。


12 :11:2008/07/18(金) 18:25:11 ID:8OpgYxlAO
私は短大を卒業して、ある会社に就職した。
新人研修でいくつかの支社を回り、その時に仲良くなった先輩の元男とその後付き合うことに。
二人の配属先がわりと近く社員の行き来もあったので、周りには秘密で。
私は一人暮らし、元男は母と妹と三人暮らしで、会社を挟んだ中距離恋愛だったため、私の家で同棲する形になり一年半程付き合っていた。


13 :11:2008/07/18(金) 18:28:51 ID:8OpgYxlAO
しばらくは平和に付き合っていたが、後半はお互いの仕事も忙しくなってすれ違いが増え、(仕事はシフト制で出勤時間や退勤時間、休日がまちまち、帰りが深夜になることも)、徐々に元男の束縛が異常に厳しくなってきたことなどから、あまり仲がうまくいかなくなってきていた。

後から思えば、元男は時々あれ?と思う行動があったし、少しモラハラの気もあったような。



18 :11:2008/07/18(金) 18:45:04 ID:8OpgYxlAO
何度か言い合いにもなった。
そしてある日、元男が何も理由を言わずに帰ってこず、それからずっと帰らなかった。
私は何度も連絡をとったが、話したくない、会いたくないなどの答えしかなく、やっと会って話す約束を取り付けても、やっぱりやめたと言われたりした。

それから一ヶ月ほど後に、メールで終わりにしてくれと一言。
理由を聞いても返事はなかった。
職場でたまに顔を合わせても無視。

付き合っている間は何度か元男が出ていってもしばらくすると帰ってきていたので、毎日帰りを待ってみたが、期待もむなしく終わり私はかなり落ち込んでいた。


19 :11:2008/07/18(金) 18:54:21 ID:8OpgYxlAO
それから三ヶ月程経ち、友人A子の励ましもあって少しずつ立ち直ってきた頃、A子の紹介で彼男と知り合う。
まだ元男とのことで落ち込んではいたが、彼男は元男とは違ったタイプで、とても明るく紳士的で付き合いやすかった。


それから次第に仲良くなり、ある日彼男からの告白を受けた。
私は嬉しかったがまたうまくいかなかったら、など不安があり、なかなか返事ができずにいた。


20 :恋人は名無しさん:2008/07/18(金) 18:56:15 ID:90Fw2C3g0
4円


21 :11:2008/07/18(金) 19:16:34 ID:8OpgYxlAO
するとある日、彼男が実はA子からいきさつは軽く聞いていたということを言ってきた。
「私ちゃんが元彼と別れて以来落ち込んでいるのは知っていた、俺のことが好きじゃないのなら諦めるが、もしそういう理由でためらっているなら、そんな思いはさせないから本気で考えてほしい」と。
私は悩んだ末に、彼男には本当に惹かれていること、元男とは一方的な終わりで、元男とうまくいかなかった原因が自分にあるのではないかと悩んでいることなどを話した。
彼男は私の話を聞いて、
「私ちゃんが悪い子だとは今まで一緒にいて思ったことはない。俺も経験が豊富ではないので完璧にはなれないかもしれないが、私ちゃんを支えたいし元彼のことは忘れさせてあげたい」
と言ってくれ、とても嬉しく思い、元男のことは吹っ切って付き合うことに。


22 :恋人は名無しさん:2008/07/18(金) 19:22:35 ID:ce5lWPtR0
私怨


23 :11:2008/07/18(金) 19:26:04 ID:8OpgYxlAO
…前置きが長くなりましたが、ここからが修羅場です。

彼男と付き合い始めたはいいが、その時はまだ元男が私の合鍵を持ったままだった。
以前から何度か返してと言っていたものの、来週送るねなどと言って全く返ってくる気配がないので諦めかけていた。
しかし彼男と付き合うことになったのでこのままにはしておけないと思い

25 :11:2008/07/18(金) 19:31:03 ID:8OpgYxlAO
その頃には、元男とはメールで置いていった荷物を送るなどの件をやりとりするくらいの間柄だった。
また何度か催促のメールをして、以前より強めに、郵送してほしいと言うとやっとわかったと返事が。
しかしそれがいけなかったらしい…。


26 :恋人は名無しさん:2008/07/18(金) 19:33:18 ID:ce5lWPtR0
鍵を付け替えれば良かったのに…
まぁお金かかるけど

28 :11:2008/07/18(金) 19:38:48 ID:8OpgYxlAO
すいません、不慣れでして結局時間かかってます。
>>24さん、字数増やしてみます。

どうやらそのメールを不審に思った元男が、休みの日に私が仕事の間に家に来て部屋に入り、私に彼氏ができたことを悟ったようだった。
(家の中を漁って一緒に撮った写真などを発見した模様)
しばらく何も言ってこなかったのに急に強く言われたので、勘が働いたらしい。
そして鍵が送られてきたあと珍しく電話がかかってきたと思ったら、家に入ったことは一切言わず、最近どうとか、彼氏はできたのかなどと切り出された。
以前の冷たい態度は全く感じられず、私は少し戸惑いながらもしばらく話をして、彼氏ができたことも言った。
元男は新しい彼女ができたと自分で言っていて、私の彼氏について根掘り葉掘り聞くので、元男を見返したい気持ちも私にはあったと思う。
彼男は仕事で深夜に帰り休みも合わない。
なので今はお互いの家を行き来していて、お金が貯まったら本格的に一緒に住むつもりだということを話し、もう元男には未練はないよと伝えて電話は終わった。

その後しばらくして彼男には合鍵を渡し、お互い事前に約束した日はどちらかの家に帰ることにしていた。


31 :11:2008/07/18(金) 19:51:52 ID:8OpgYxlAO
それから何日か経ったある日の夜、私は23時頃に帰宅の予定が振替で急に早上がりになり、21時には家で一人寝ていた。
私は元男と付き合っている頃から不規則な仕事と元男とのストレスもあってか不眠症になっていたため、起きる時間に合わせて睡眠薬を飲んで寝る日が続いていた。
薬を飲むと彼男が帰るくらいでは目が覚めない程によく眠れていた。

なのでこの辺りは後から聞いた話ですが↓
どうやら元男は私に合鍵を返す前に、こっそりもう一つ合鍵を作っていたよう。
(今考えればそんな事態も予測できたのだが、当時は全く頭になかったorz)
そして私が寝ている部屋にそっと入ったらしい。
私は全くそれには気付かずのんきに寝ていたが、深夜に電気がつき彼男の声が間近でした。
いつも彼男は気遣って小さい照明しかつけないはずなのに、さすがに私もこれには目が覚めた。


32 :11:2008/07/18(金) 19:53:37 ID:8OpgYxlAO
何かと思えば、元男がなぜか私の隣に寝ている。
彼男は、驚いたような顔で「私ちゃん…この人は誰?」というようなことを言った。
私は寝起きで何がなんだかわからず、え?元男?みたいなことを言っていたと思うが、なんと元男はパンツ一丁…。どうでもいいがバナナ柄だった。
で、声に気付いて元男も起き上がり、彼男に向かって「俺は私子の彼氏ですけど、そちらこそ誰ですか?」などとのたまう。


33 :11:2008/07/18(金) 19:56:25 ID:8OpgYxlAO
私ははぁ?となったが、彼男は青ざめた様子で出ていってしまったのでとにかく寝巻きのまま追いかけた。
「違うの、」とか何とか言ったと思うが、自分でも何が違うのかよくわからず。
彼男は、「ごめん、よくわからないけど今は頭に血が上ってしまって何を聞いても理解できそうにない」と言って、アパートの下に停めた通勤用のバイクに乗って行ってしまった。
私は半泣きで焦りながらも事を理解しようとしたが、元男を部屋に一人残しては危険だと思いとりあえず部屋に戻った。
すると元男は服を着てふてくされたような顔でソファーに座っていた。
元男、「私子…ほんとに彼氏ができたの?」とうつろな目で聞いてきた。
まずいと思い、枕元にあった携帯を後ろ手にとり背中からパンツの中にそっと挟めて、「寝起きでどうしてもトイレに行きたいからちょっと待って」と言ってトイレに籠った。


38 :11:2008/07/18(金) 20:00:53 ID:8OpgYxlAO
状況を整理しながら、彼男にメールを送ろうとしたら…彼男の名前が電話帳にない。
どうやら寝てる間に元男が携帯を見たらしく、彼男のメールフォルダも空になっていた。
電話は聞こえたらまずいので、A子にメールを送ることにした。
「寝てる間に元男が鍵を作って家に入っていて彼男が帰ってきたけどたぶん誤解して出ていった今は家に元男と二人でいてかくれてメールをしてるどうにかするけどやばいかもできたら彼男に連絡して」
大体こんなかんじ。
A子には、元男と付き合っていたことや電話が来たくだりなど逐一報告していたので、どうにか伝わるだろうと。
A子が起きていることを祈りながら猛スピードでメールを打っているとドアの向こうで、
「私子…何してるの?」と声がしたので、急いで携帯をサイレントモードにしてパンツの中に戻し、
「突然で混乱しているので冷静になりたくて」とか何とか言って部屋に戻った。


39 :恋人は名無しさん:2008/07/18(金) 20:02:02 ID:0FawVJHF0
支援


40 :11:2008/07/18(金) 20:03:22 ID:8OpgYxlAO
久しぶりだねなどと話を取り繕い、幸い携帯のことは触れられずにやりすごした。
「どうしてこんなことをしたの?」と聞くと、
元男は、「私子、俺のことをずっと想ってくれてるんじゃなかったの?俺は確かに別れようって言ったかもしれないけど、本気のつもりはなかったよ。
それに、いつも家出してもちゃんとしばらくしたら帰ってきてたじゃん。それでも待っててくれると思ってたのに、寂しいからって他の男を連れ込むなんて。」
えっ…(゚∀゚)
私子「待って、終わりにしてって元男がはっきり言ったよね?荷物も全部送ったし、元男は彼女できたって言ってたし、彼氏できたって私も言ったじゃん!!」
すると元男は、「彼女ができたのは嘘。私子が、俺にあてつけて気を引くためにそんなことをしたのはわかってた。
私子は優しいし自分から彼氏と別れるのは大変だろうと思ったから、もう無理しなくていいように俺が来た。」と。
私は言葉を失った。

45 :11:2008/07/18(金) 20:05:30 ID:8OpgYxlAO
気を持ち直してよくよく事情を聞くと、私のシフトを調べてこの日は23時以降に帰宅すると見当をつけた元男は仕事を早退して、
合鍵を使って家で私を待ちサプライズで復縁を迫るつもりだったよう。
しかし家に入ると私子が寝ているのを見つけたので、その場で計画を練り直し、
携帯を見て彼男が私の家に来ることを確認してから、服を脱いでベッドに忍び込んだらしい。

元男「俺へのあてつけのためのつもりが私子が彼男の言いなりで別れられなくなったのだろうから、二人の仲を壊せば私子が自分のところに戻ってきやすいと思った」
あまりの都合のいい解釈と支離滅裂な言い分に何度かクラッときたが、元男の目付きが怖く刺激してはいけないと慎重に話を聞き続けた。
元男「付き合うのが嫌なら、すぐにでも結婚してあげる!!」
待て、どうしてそうなる。


46 :恋人は名無しさん:2008/07/18(金) 20:07:13 ID:0FawVJHF0
支援


47 :11:2008/07/18(金) 20:09:04 ID:8OpgYxlAO
しばらく話していると、元男がじりじりと近寄ってきたので恐ろしくなり、
「来ないで!!」と騒ぎながら部屋にあった服や物を手当たり次第投げたりしていた。
するとキッチンと部屋の間のドアが開き彼男とA子の姿があり、私は慌ててそちらに這っていった。
メールを見たA子が状況を察して、彼男にとにかく私子の家に行こうと電話をしてくれたらしく、
近くのファミレスにいた彼男はバイクでA子を拾って駆けつけてくれたらしい。
が、彼男は、もし私子が同意の上で元男と…だったらどうしようと良からぬ想像をしてキッチンで一瞬ためらったらしいが、私の悲鳴を聞いてドアを開けたらしかった。


48 :恋人は名無しさん:2008/07/18(金) 20:09:51 ID:2SUPMIbnO
真性か


49 :11:2008/07/18(金) 20:11:22 ID:8OpgYxlAO
すると元男は立ち上がりてめぇとか言いながら彼男に掴みかかり揉み合ったが、
体格の良い彼男が元男を押さえつけた。
そして彼男が「私子に何した。元彼か何か知らないがふざけるな」と言って、キッチンで暴れる元男を制した。
元男「元彼じゃない。私子は俺と結婚すると言ってる。お前こそ私子を苦しめてるのがわからないのか」とか言いながら彼男に殴りかかったが、
彼男がよけたためコンロの鍋に元男が突っ込み、玄関側にいた私子の足の甲に鍋が降ってきた。
正直泣くほど痛かったのだが、それどころではなかったので耐えた。
私子は「結婚するなんて一言も言ってないよ!!てかやめて、出ていってよ!!」と言ったが、たぶん聞いてなかった。
その間に恐らくA子が部屋に入り、元男のキーホルダーを見つけて
私に手渡し私子の家の鍵をとれと言ったので、私も慌ててとった。

52 :11:2008/07/18(金) 20:18:14 ID:8OpgYxlAO
元男はわめきながらずっと何か言っていて、A子が私に警察を呼ぼうと言ったが、
私はそうしたら後々報復があるんじゃないかと思いそれは嫌だと言った。
彼男も呼んだほうがいいと言ったが、私が頑なに断ったため
結局彼男が元男をアパートの下まで連れていき、元男も観念したのか呪いの言葉を吐きながら去っていったようだ。
小さいアパートだし隣人に不審に思われたのではないかと、後日彼男が謝りにいってくれたが、
隣は大学生だったので、その日は飲み会だか何だかで家を空けていたらしく何も事情は知らなかったようだ。

とりあえず修羅場はこれで終わりです。

57 :恋人は名無しさん:2008/07/18(金) 20:28:42 ID:r19Pa12S0
その後の元男をkwsk

60 :11:2008/07/18(金) 20:34:37 ID:8OpgYxlAO
一応その後としては、彼男にこんな状況を作ってしまったことを詫び、
彼男からも、誤解とは言え一度でも私子の気持ちを疑ってしまったことを強く謝られた。
そしてA子の協力もあり付き合いは続行した。
ショックが大きかったため会社を体調不良と言ってしばらく休んだが、
心配した上司(女性)が家まで来てくれたので事情を話した。
結果社長に話が行き元男とは別々に呼ばれたが、
元男と私子の話が違う、私子の話が事実だとしても会社の保身のため公にしないでほしいと社長から言われ、
会社の対応や話し合いに疲れてしまったのと元男に会いたくなかったので、最終的には私がやめることにして決着がついた。


62 :11:2008/07/18(金) 20:36:17 ID:8OpgYxlAO
女上司は私子が入社した頃から良くしてくれていた人で、
会社の対応に悔しがって泣き、私子を辞めさせないと言ってくれていたが、
もう関わるのが怖かったのでお礼を言って辞めた。
元男の家に報告することも考えはしたが、付き合っている頃から母親がぶっとんでいて扱いに困っていると聞いていたのと、
妹とは私もメールするような仲で親しくしていたが、(私が元男と別れた理由すら元男から聞いていなかったらしく当時はとても残念がってくれていた。元男の実態や今回の件などもおそらく知らないと思う)、
とても兄思いの素直でいい妹さんなのでショックを与えたくなく、私の口からは言わないでおくことにした。


67 :11:2008/07/18(金) 21:05:36 ID:8OpgYxlAO
私の両親は高齢で、娘が田舎を出てそんなことがあったと知らせて心配をかけたくなかったため、
このことは言わなかった。
そして携帯を変えて、家の鍵を変えた。
彼男と話し合い新しい部屋を借りることになったが、
引っ越しまでの期間は彼男の部屋に住まわせてもらった。
元男はというと、しばらく社長や自分の上司から監視はついたものの、私子からの話はなかったことになり内密に話がついたらしい。(女上司の情報)
それ以来会っていないし妹にも連絡先は教えなかったので詳しくはわかりません。

しばらくはトラウマのようになり、睡眠薬が飲めなくなったりあまり外に出られなくなりました。

今でも彼男とは付き合っています。

みなさんのおっしゃる通りで、本当に思慮に欠ける行動ばかりとってしまったと思います。
元男が田舎を出てから初めての彼氏で恋愛経験があまりなかったせいか、まさか別れた相手とそんな事態になるとは考えられませんでした。
今考えれば警察を呼ぶべきだったのだろうと思いますが、
とにかく事が公になって家族や親戚に知られたくない気持ちのほうが強かったと思います。
今でも彼男とA子や上司には感謝していますが、元男と付き合っていた時から色々自信をなくしていたこともあり、
当時はあんなに好きだったはずの元男でしたが、自分に見る目がなかったのだろうかと思ったりして落ち込みました。

最初から最後まで長くなってしまい、まとまりが悪くてすみませんでした。



出典:修羅場
リンク:http://love6.2ch.net/test/read.cgi/ex/1216360944/

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