この前、合コンしました。酷すぎました。

2008/07/25 15:20 登録: えっちな名無しさん

この前、合コンしました。酷すぎました。

待ち合わせ場所で待っていると、
少し怯えた感じで幹事の男(あ、俺たちは男ね)が「来た、、」とか言うから見たら
左から象、小象、豚、豚、ブスって感じのが横一列に並んでこちらに向かって来るんですよ。
俺やっぱ帰るわ、と思って彼の方に振り向くと、他の男は既に逃げていて、
俺と、幹事の男2人だけに。5人組に周りを囲まれてしまい、居酒屋に拉致されてしまった。

何を言うでもなく、どこを見るでもなく、早く終わって欲しい、、と思ってると、
自己紹介タ〜イム、、と一番大きな象が、凄く楽しそうに声を上げた、、
「私、サチ子、でもランって呼んでね♪」
身長は不明だが、間違いなく100Kg以上あるだろ彼女は
屈託の無い笑顔で、「な〜んだ、暗いナ〜」と言うと、残りの
小象、豚豚ブスは明るく笑い出した。

そう、、動物たちの宴が始まった事に、俺は戦慄を覚えた。。

<続く>

さて、象の自己紹介が続くのだが、「ランはぁ〜、、」と、
もうランちゃん気取りで最近、彼氏に振られ恋人募集中である
事を延々と話してくれた。最後にダっちゅ〜のポーズで
胸の谷間を披露してくれ、小象以下が拍手しているので
幹事も私もつられて拍手してしまった。

次に小象が自己紹介を始めたが、あまりに象の自己紹介が
強烈だったため、印象に残らず。彼氏いない暦=年齢と言われて
至極最もだと思った。自分を大切にしたいそうだが、強引な人に
弱く自分が抑えられなくなったらどうしよう、、との事だ。
趣味はお菓子作り。たぶん、象に食われてるんだ思う。

次の豚×2は大の仲良しらしい。キョウコとクミコという名前で
キョンキョンというコンビ名だと言われた時に、面白すぎて
あと一歩で大爆笑する所だった。が、それがマズかったらしく
俺が微笑んでいると決め付けられてしまい、象から嫉妬満々の
まなざしで、キョンキョン狙い、と設定されてしまった。
象曰く、片方は処女だけど、もう一人は恋の達人、だそうだ。

最後のブスだが、自分は幹事だが遠慮せずに行くと明言していた。
唯一、女性らしいボディーラインをしているのだが、顔は、そう、
とにかく変わったデザインの顔をした人だった。
有名人で言うと、、プレデターかな。。悶え顔も怖いに違いない。

そのシルエット美人の自己紹介を遮って、象が、、
「お待ちかね、男性陣の自己紹介ぃ〜」と店員が注文かな?
と思うような大声で叫んだ。彼女の顔が一瞬、輝いたのは
多分、飛び散った唾液のせいだと思う。食欲によるものであって欲しい。

男側の幹事である私の知人が、立ち上がり、
「彼の名前はですね、、」と、俺の紹介を始めてしまった。
趣味がバイクといえば、当然2ケツしたいと言われ、
特技が馬術と弓術だといえば馬に乗りたいだの
ときめくハートを射抜かれたいだのと言い出し
前輪の浮きまくるバイクや小象が馬に乗ろうとする姿を想像してるうちに
「ランはぁ〜アナタに乗りたいなぁ〜」と大胆発言をし始め、
小象、豚、豚、ブスはヒャ〜とか言って盛り上がっていた。
象曰く、下で寝ててくれれば勝手に上でヤルとの事だった。

「では、次に」幹事の男が言い出した
「XX(俺)さんへの質問タ〜イム」また俺かよ、、、

<続く>

豚の目に浮かぶ涙、象の意外と豊富な経験に
いかに彼女が男をモノにしてきたか、幹事が重い口を開く
次回、象小象豚豚ブス第三話、強行突破作戦
俺は生き残る事ができるか、、


ヒャ〜、、というドドメ色の奇声、、
「彼女は居ますか?」という質問に対する答えがNoだったからだ。
Yesと答えれば済む話だが、自信を持って否定したのは私ではなく
幹事の男だった。俺への質問に幹事が答える時間が始まったらしい。

「じゃぁ、じゃぁ、どんな人が好みのタイ」プと言い終らないうちに
幹事が「体の大きな人だよネ!」と、彼女らに都合の良い答えを続ける。
厳密には背の高いスラっとした女性なのだが、象は目の色が変わってる。

「今の発言、凄く気になっちゃうナ、体の大きい人って」、、負けない。
先に言い返す。「身長が175?とか有るスラっとした女の人かな」
獣たちの慟哭が聞こえる。俺の身長が165cm程で釣合わないという非難と
スラっとした、という言葉でヒステリーを起こしたかの様な悲痛な叫び。
だが、次の瞬間、意外な方向から声が飛んできた。
「背の高い人と、スラっとした人、どっちか取れって言われたら?」
豚が、切実そうな目、そう「食べないで、、」とでも言出しそうな目で、
何処か意思の強い透き通った声で突き抜けてきた。

究極の選択。スラっとした方と答えればプレデターに皮を剥がれるだろうし
背の高い方と答えれば象の鼻で巻かれて蟻の様に踏み潰されるだろう。
象に乗られたら逃げられないし、プレデターは暗いと判らない。
どうする?廻れ、漏れの12インチのグルーヴ、そう念じた刹那の機転
「じゃぁ両方いらない。」溜息と同時にメスたちの肩が落ちるなか、
隣の豚が小声で「じゃ私でもOKかな」と蚊の鳴く様な声で囁いた。
それも違う、そう重い首を振ったが、豚の目には油が注されていた。

彼女らの好意を反らすには、どうしたら良いのか。
何をすれば敬遠されるか、そうだ、このまま過去の女性遍歴を続けよう。
これからの女性には一番のタブーだ。何故、背の高い女性がスキか、だ。
酔った勢いで180弱の女性と160の私は2人きりになってしまい、
そのまま肉体関係を持ってしまい、これが病みつきになるほど良かった。
アレが根元までスッポリ入るからだが、その話で象に火が付いてしまった。
自分が、その肉で男を包み込み、いかに積極的に男をモノにしてきたか。
象曰く、男など抱いてしまえば、あとは本能に支配される生き物らしい。
彼女の体に包み込まれると、母性本能と男の本能に支配されるそうだ。
蛇の目をした象が蛙を睨む。逃げたい。問題は一人で逃げるか2人かだ。

救われた。店員が鳥の唐揚を何皿か運んできた。
必然的に、卓上面積の40%弱を占める象のレンジに2皿並び、
2割ほどの象の前に1皿、豚々一皿、プレデターと幹事と私で一皿。
象は大ジョッキを左手、箸を右手に赤子の拳大の唐揚を一口で頬張る。
一撃で撃破か!ぇえい、連邦の新型は化け物か、と見入ってると、
勘違いした象が口の周りをツヤツヤさせながら見つめ返す。
幹事の男が「俺、トイレ」と逃げに入った、、やはり2人か?
俺も一緒に席を立つと象が「ムホ〜!!誰を取るか決めるのヨ」と、
いなないた。小象豚々は粘着した視線で私を見る。狙われてるのか?

幹事曰く「お前(私)のデカ女の話で、象は焚き付けられた」と俺を責める。
象は、気の弱そうな男を捕まえてはズボンを下ろし犯すのだそうだ。
時には男の卒業アルバムと名簿を取り上げ、何人もの男を獲物にする。
ベルメゾン家族でも物色するかの様に卒業アルバムの集合写真から
落とせそうな男を選びだし、名簿を片手に電話をかけまくり、
下心丸出しで、まんまと出てきた男を喰らうのだそうだ。

話を遮り、幹事に逃げようと持ちかけたが、幹事は逃げるつもりはないらしい。
重い口調で、逃げたりしたら自分の立場がない、と悲痛に訴える。
もしや彼は既に象に食われて、次の男を要求されてるのではないのか。
俺は、ハメられようとしてるのか。いきおい、一人で逃げる事に決めた。

戻る途中の座席、会社員や、学生たち、そして女性のグループまでもが、
今年の五穀豊穣と平和を願う生贄を見送るような目線で私を見る。
象たちの待つ席が見え始める前から獣たちの雄叫びがコダマする、
何故だろう?あぁアニエスb、これもアニエス、マフラーだけはヴィヴィアンよ!!
身に覚えのあるブランド名が聞こえてくる。

そして、次の瞬間、目にした情景に俺はキレた。


攻めに転じる豚に沸き立つ獣たち、そして反撃に転ずる俺、
次回、激闘は憎しみ深く。俺は生き残る事ができるか。

並んでいた食物は下げられ、私のカバンの中身が並んでいるのだ。
財布を覗く小象、俺の名刺を配るブス、手帳から男の連絡先を写す象。
豚2人は、俺のカバンに隠してあるコンドームを手に興奮していた。
私が怒声を浴びせようとした瞬間、幹事の男が口を開く
「それは、ヒドイと思うよ。片付けたら?」そんな生優しい話か?

怒りに我を忘れてる、と呟きながら笛を片手に少女が風に乗る、、
そんな幻覚が見えそうな程、恐ろしい顔をしていたに違いない。
トランキライザーガンというゲームを思い出してた。象なら5発で眠る。
豚が泣き出した「私が可愛いカバンだって思って手にしたから」と。
「食べないで、でも私ならスキにして」という感じの上目遣で俺を見る。
カバンを取り上げ「もうイイ、、」といって無言になった。

嫌な時に携帯が鳴る。このまま無言でいれば乗り切れるのに。
象が「キャ〜女?ねぇ女?どの女?昔の女?」と調子づいてしまう。
嫌な電話だ、東南アジア系の取引先、何を言ってるのか判らない英語、
席を離れ、電話を済ませ、戻ると座席が変わっていた。合コン座りだ。
幹事の男は象と小象に挟まれ、きっと象の肉間で消化吸収されるだろう。
俺は豚々に挟まれる。ブスは一人お誕生日席、先程まで鳴いていた豚は、
潤んだ瞳というか眼球で私を見ている。一瞥すると、うつむいた。

このポジションなら一番遠いブスと話を盛り上げるべき?時を費すには。
ブスと甘いものが食べたいと話し始め、それはトイレに行ってるうちに
消えたと話が途絶える。

突然、手に脂ぎったヌルっとした感触、、豚足が俺の手を覆ったのだ。

会話が途切れ、白くなった視界が回復し始めた時、ブスが気付いた。
「あ!何?ズルい!!二人は、もう決定??」
象は興奮し、イナナきながら幹事の男の腰に手を回す。事は決したか?

ひらめいた。父ちゃん涙が出て来るぁ。
この豚一人なら、、楽勝でマける。逃げるチャンスだ引き際だ。
俺は目を輝かせ声高らかに告げた「俺たちは、ここで消えさせて貰うよ」


豚と2人、夜の街に消える俺、露と消えるか星になるか
次回、象子象豚豚ブス第5話 時間よ止まれ、
俺は生き残る事ができるか。

一万円。動物のエサ代としては高いが、一生のトラウマを思えば激安だ。
自分の上着と豚のスウェード、荷物を掴み豚の前足を引き、店を出た。
学生達、会社員達、隣の女性4人と、何より動物達がア然と私を見送る。
生贄など嘘である事が暴かれ、原始アニミズムから開放された村の様に。

外に出た。豚は視線を躍らせながら付いてくる。口は効かない。
「これ、返すね」私のカバンを荒らした時から手にしてる避妊具を差し出す。
精一杯、明るく振舞う事を試みているのが感じて取れるが目は怯えてる。

目の前で信号が変わる。チャンスだ。青になるまでの時間を計る。1分弱。
信号を渡る。車が横断歩道を遮る様になるまで20秒ほどだった。
1分歩く。20秒で走って戻る。信号が変わり豚は車に遮られるだろう。
既に30秒は歩いた。20m程先に路地がある。事は決した。
路地を左に曲がる瞬間、豚を軽く引っ張る。よろけた豚の背後に回る。
一瞬の判断、豚は左回りに後ろに振り向く、私も左周りに豚を一周し、
豚が元々進んでいた方向に向き直った頃には、私は後ろに疾走していた。
青信号が点滅し私は疾走する。信号が赤になった所で横断歩道に進入した。
横断歩道を渡りきる頃には車が走り始める。息が弾む。酒が回る。完璧だ。

完璧だった。

しかし、勝利の余韻に浸るであろう俺の視界を塞いだのは、
ちょうど店から出てきた象小象豚ブス幹事だった。

<続く>

起死回生の策も叶わず、酒が回り既に動く事すらも能わず。
歌う小象と踊る豚。逃げ場を失う幹事は象の慰み者になるしかないのか?
次回、象小象豚豚ブス第4話「カプセルの中で」キミは時代の涙を見る。

三越、伊勢丹、味のグルメロードと景色が回る、、
三越と伊勢丹の間に4匹の珍獣と大江千里似の男がいる。
聞こえるのは自分の心音だけ、これが鳴り止むまでには
今の状況を打開しなければならない、、

深夜の放送実験の様な強い耳鳴が響く中、選択肢から答えを探す。
A、はぐれた事にして、探しに行くと言って戻るフリをして逃げる
B、みんなで2次会に行きたくなったフリをして途中で逃げる
C、敵の横形陣の中央を突破し、離脱を試みる
この場を取り繕うにはBだ。Aも成功率は高いだろう。
Cは無理だろう。まっすぐ立てるかも疑問だ。
Aか、Bか?オーディエンスに聞く?いや、そんなの居ない。
A?ファイナルアンサー?ファイナルアンサー?繰り返し頭に響く、、

、、、残っ、、、念!!正ぇ解はっ、
D、まいたハズの豚Bが鳴きながら戻って来ました、、ん〜残念。

今は逃げられない、時を待つ、無難に2時間ほど過ごせば終電だ。
「やっぱり、カラオケ行こう、みんなで、、そんな気分、、」
振り向きざまに「ね?」と涙目の豚Bに問いかける。
職場の女性を、もう一働きさせたい時の流し目で刺す。

象を筆頭に珍獣4匹は、発情期でも来たかの様に色めきたったが
幹事の男は顔色が冴えない、アッサリ帰れるトコロだったのか?
小象と豚Aが場所選びで大はしゃぎ、象は幹事に張り付いて
俺は意味深な視線を豚Bに送るうちにカラオケ屋に付く。

密室に、珍獣と一緒に閉じ込められた俺と幹事。
その瞬間、ほんの一瞬だが、もの凄い凄い争いが起きた。
俺の隣に居た豚Bを押しのけ、両隣に豚Aとブスが座ったのだ。
フルーツバスケットと言われたのに気付かなかった子の様に
ア然と立ちすくむ豚Bが、また涙目になり始める。

そんなドラマ等お構いなく、リモコンとマイクを掴んだ象が吼える
「さ〜イツモのテーマソングで盛り上がるわヨォ〜♪」
わよ〜がパォ〜ンに聞こえるが、、いつものテーマソングって、何だろう。

<続く>

はみ出す巨体、波打つ贅肉、夜中の密室で発情する
動物たちとの紅白歌合戦に終わりはあるのか、
次回、象小象豚豚ブス第4話「カプセルの中で」キミは時代の涙を見る。

俺としては「野に咲く花の様に」を期待して焼オニギリを注文、
ボクぁ、オニギリがあれば幸せダナと柔らかくなりたい所だったが、
期待を裏切り、今更のモー娘「ラブ・マシーン」だった。
ナイスバディバディバディと、踊る子象の背中の肉が波打つ。
続いて象が勝手に入れたキンキ、男性陣で歌う事が決定済みだった。

歌いたくもない硝子の某を歌い終わると、
小象の「紅組83点、白組76点で紅組の勝ちぃ〜」という声と共に
大盛り上がりを始めた。そう、紅白歌合戦なのだ。
象と小象に挟まれた幹事が小声で「歌合戦なんだ、、」と呟くと
象が「そうよ、負けた方は勝った方の言う事を聞くのヨぉ〜」
小象が「今回の罰ゲームは?」と聞くと象が「キス、キスよ!!」
とっさの判断で、俺は両脇の豚とブスの頬にキスをした。
ためらった幹事は象に唇を奪われていた、、おぞましい。

それ以降は、男女一対一で点数対決となった。
俺も得意な歌ならコンスタントに90点代を出す自信がある。
ただ、人前では恥ずかしくて歌えない歌手が多い。
ピンクスパイダー、LOVE FLIES/ラルクと
郷ひろみ なかった事になど楽勝で90点弱をマークし勝利したが
後の得意な歌は、防人の歌以外、恥ずかしい事に女性歌手なのだ。

男は2人なので、4回に一回は自分に番が回る。
歌の苦手な幹事の罰(そう、ガラスの少年も、こいつのせいだ)は
毎回、梅焼酎口移し、次の番まで豚の乳搾りなど苛烈を極めた為
負ける訳にはいかなくなってきた。

そして俺の番、先程マき損ねた豚Bとの勝負、
Vanity Angel/レベッカという渋い選曲
まるで、恐竜のシンデレラ、かぼちゃの馬車からはみだしちゃう、、
と、見たまんまな気がする歌詞を意外なパワーボイスで、
何と94点という高得点をマークしてきた。

イヤだ、負けたくない、95点以上出せそうな曲といえば、、
恥を忍んで竹内まりや「家に帰ろう」か、
my little loverの「mem & womem」か、、、
防人の歌か、、、いや駄目だ!教えて下さい、と繰り替えすうちに
知りたくない世界を教えられそうだ。

結局、Jump/ELTを選曲して、持田に成切るが
ただでさえ高いキーが、間奏の後で更に高くなる
ホラ聞こえる、胸の中で弾け飛んだ、この思いが、、
上顎のあたりの疲れが頭の中を白くしていく、高得点は望めそうもない。
救いの神か?終了前の確認電話が鳴る。だが、
壊れていく俺の耳にも「延長2時間」という小象の返答が聞こえた。

<続く>

凄惨を極める動物達との戦いは、オールナイトに突入、
いつしか紅白脱ぎ合戦へとその様相を変えていく。
次回、象小象豚豚ブス第5話「新しい絆」キミは時代の涙を見る。


出典:誰かつづき知りませんか? 
リンク:つづき載せてください。 

(・∀・): 245 | (・A・): 75

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