孤高のおっさん

今日、都内の駅前で変なおっさんがたたずんでた。
俺は待ち合わせしていたので、なんとなく隣に立っていると
おっさんが俺に話しかけてきた。


「こうやってさ、道行く人を見ていると
　なんでそんな急いでんのさって思うんだよね
　ほら、あそこの書類持ったネエちゃん
　あんな綺麗な顔してんのに急いであんな顔になってらｗ
　あのおっさんも、電話片手に人をすり抜けて走ってる。

　みんなの時間は一定なのにどうして俺らは急いだりゆっくりすんだろうな？
　俺はあんなふうにして生きてたくねえな

　兄ちゃんももうすぐどこかに歩き出すんだろ？
　あんま急ぐなよ？　じゃなきゃ人生まで生き急いじまう。

　俺の親父はリーマンでよぉ　頑張って働いてたなぁ
　だから４０の若さで逝っちまった・・・
　忘れんなよ？　お前の人生はお前のモンだ・・・
　だから急ぐな。俺はいつまでもここにいるぜ？
　覚えときな、それが今を生きるってこった」


よく見るとホームレスだった。



おっさん・・・自分を正当化しすぎだ・・・
でもちょっとかっこえぇと思ってしまったｗ




出典：駅前
リンク：太郎