孤高のおっさん その2

2008/08/03 20:41 登録: えっちな名無しさん

その1
http://moemoe.mydns.jp/view.php/13227


あれからそのおっさんが気になった俺は
もう一度、あの駅前に行ってみた。
するとあのおっさんはなにやらギターを
弾いて金を集めていた。

俺が隣に立っておっさんを見ていると
急に手を止め語り始めたんだ。


「ギターって好きなんだよな。
 なっていうかさ人生を表してんだよ。
 
 ギターっていうのは上のフラットを押さえて弾くよな?
 そして弦を鳴らし、それぞれで綺麗な音色を奏で、俺らを感動させる。
 人間もさ・・俺らも・・・同じなんだよ
 何かに抑えられて、自分を揺らすから
 俺らの音色・・・人生を奏でられんだ

 でもよ、耳澄ましてみ?
 こうやって弦自体・・・自分自身を押さえちまうと
 何の音もでやしねぇんだよ

 わかるか?兄ちゃん・・・
 何かに抑えられててもいい。障害上等。

 ただ自分自身だけは絶対に抑えんな!
 じゃないと出るお前自身の力も出ねぇんだよ。」



よく見るとおっさんが持ってたのは
ギターじゃなくてウクレレだった。


でもまたかっこいいと思ってしまった俺は負け組w

出典:駅前
リンク:太郎

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