アッー!と驚くほど親切な駅員さん(あ)

2008/10/08 15:24 登録: あずぬっくす

どこかで書きたかったので、カキコ。

おれが学生時代、18切符使って超貧乏旅行してた時の話。とある駅で、所持金が確か500円もなくて、18切符の空欄はあと2つ・・・。そんな状態になったことがあった。

自宅から相当離れた駅だったから、何回も駅の時刻表で最短で帰れる列車を考えてたけど、その日は動かない方が賢明だってわかったんで、駅のベンチでじっとしてた。

食事しようにも金ないし、当然泊まるとこも無いし・・・。相当腹が減って朦朧としてたのを覚えてる。

昼間からそんな感じで、確か夜10時を過ぎたころ、若い駅員さんから声をかけられた。絶対注意されると思って、やばいと思ったけど、逃げる体力もなかったよw

駅「昼間からずっといらっしゃいますよね?」

俺「迷惑ですよね、ベンチ占拠して・・・。すいません・・・。」

駅「いや、それはまあ・・・。それより顔色悪いですね、具合大丈夫ですか?」

俺「何とか大丈夫です。あの・・・明日朝一番で出ますんで、それまでここにいていいですか?」

駅「それはまずいですね・・・。もうすぐ閉めちゃいますから・・・。」

駅員さんも多分上司から注意するように言われてきたんだと思う。後ろでおっちゃん駅員が見てた。どうしようもないと思って、野宿場所でも探そうかと考えてた時、意外な言葉が聞こえてきた。

駅「あの、自分あと1時間で勤務終わりだけど、うちでよかったら泊まる?」

この人何を言ってるんだとろうか?と思った。風呂に何日も入ってないような汚い学生で、しかも知り合いでもないのに。本当に変なことでもされるんじゃないかって疑ったよ。けど、この人、ちょっと違ってた。

駅「どうせ飯も食ってないんだろ?おごるよ。」
そんな信じられないことを言ってくれて、本当に食事をおごってくれた。さらに、汚いおれを見かねたのか、近くの温泉センターにまで連れてってくれた。あの時食ったハンバーグはマジでうまかった・・・。

家は今考えたら会社の寮かなんかかな?アパートみたいな感じだった。しかも「疲れてるだろ」ってことで、おれをベッドで寝せてくれて、自分は床にシーツだけしいて寝てた。

何でこんなに親切にしてくれるんだろ?って当然思って聞いたらこんなこと答えてくれた。

駅「おれも学生の時、貧乏旅行をしてたから、君の気持ちは良くわかる。それに、初対面の駅員さんに、こんなことしてもらった!って事自体が旅のいい思い出でしょ。おれは社会人として、人生の先輩として、君のような学生さんに、心温まるっていうか、いい経験をさせてあげる義務がある。そして疲れてる君を楽にしてあげる義務があるんだ。さあ、マッサージしてあげよう。俺には君をマッサージする義務があるんだよ。」

そう言って、駅員さんは俺が寝ているベッドにあがってきた。

駅「うつぶせになってごらん」

俺が言うとおりにすると、駅員さんはローション?ベビーオイル?みたいなものを取り出して手のひらに塗りつけ、まず俺の足の裏から丹念に揉み始めた。

駅「眠くなったら、寝ても良いからね。そうだ、寝るにはまぶしいかな?電気を消そう」

そういって駅員さんは電気を消した。
足の裏からふくらはぎ、そして太ももと丹念に撫で回しながら駅員さんの手が
徐々に上に上がってくる。
暗闇の中、ローションまみれの皮膚を揉みしだくネチッネチッという音だけが
一人暮らしのアパートの狭い部屋に響いていた。
俺は旅の疲れから、瞼が重くなり、薄れ行く意識の中、駅員さんは最後にこう言った
ような気がする

駅「さあ、仰向けになって。今度は前をやってあげよう・・・

一言一句までは覚えてないが、内容ははっきり覚えてる。相当心に響いたし、嬉しくて涙が出てきた。

そして俺はついに眠りに落ちてしまった。


(暗転)



翌日、俺は妙にスッキリした気分で目覚めた。
駅員さんは一緒に早起きして、始発に乗り込むおれを見送ってくれた。
銘柄は忘れたけど、ジュースのお土産付で!

あれ以来会っていないが、本当に感謝しています。もしこれを見てくれたら嬉しいです。あの時は本当にありがとうございました。
ただ、あの時、駅員さんのところに泊まってから一週間ぐらい、
なぜか尻の穴がヒリヒリしたのには参りました。


出典:元ネタ
リンク:http://moemoe.mydns.jp/view.php/14226

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