姉の涙

2008/11/10 22:09 登録: pino

474 水先案名無い人 sage New! 04/11/12 03:13:59 ID:xB9eMoi9
さっき姉の部屋に行ってきた
俺が姉の部屋に行くことは日常茶飯事で、
普段なら「そんなことじゃシスコンって言われても仕方ないわよ?」とか笑いながら言ってくる
それでも俺が部屋に来ることは嫌じゃないみたいで、快く部屋に入れてくれる

だけど今日はいつもと違ってた
いつものようにノックして「入っていい?」って聞いたら、「うん…」と小さな声で返事するだけ
いつもなら開けに来てくれるのになぁって思いながら部屋に入ったら、ベッドに座って、俯いて泣いてる姉がいた。
俺はその隣に座って、姉が話してくれるのを待つことにした
「友達とケンカしちゃった…、向こうは私のこと恋人だと思ってたらしいけど…」
嗚咽交じりに、辛うじて聞こえるくらいの声で姉が言った
よく姉が家に連れてきてた男の人だろうと思った、見るからに姉に好意的だった人だ
「思わせぶりな態度取っといて今更友達です、じゃ納得できないって…」
「絶交、だってさ…。私、ただ友達として仲良くしていきたかっただけなのに…」
その言葉を後に泣きじゃくる姉
俺は思わず姉を抱きしめた
「いつも甘えてばかりの、こんな頼りない弟の胸なら、貸してあげるよ」
「ありがと…」
少しだけ笑って、あとは俺の腕の中で落ち着くまで泣いてた

475 474 sage New! 04/11/12 03:33:15 ID:xB9eMoi9
俺は、姉の泣き顔を見ないようにしながら、ひたすら頭を撫でてた
十分くらいしたら泣き疲れたのか、途中で寝てしまった
俺は姉を横に寝かせて、布団をかけて、
「おねーちゃん、好きだよ…」とだけ言い残して部屋を後にした
ドアを閉めようとしたら、「待って」って声が聞こえた
姉が起き上がり、俺のほうに寄ってきた
「私も、好き…姉弟じゃなかったらいいのにって…ずっと、思ってるんだよ…」
息ができないくらい強く抱きしめられた
「うん、ありがとう…」
答えるように、俺も抱きしめた
「結婚とか、できないけどさ、ずっと一緒だからね…!」
初めてのキスをした
嬉しくて、思わず泣いてしまった…

「そろそろ、戻るね…」
「わかった、おやすみね」
「うん、おやすみ…」
姉の声はとても名残惜しそうだった…

姉の涙で濡れたパジャマと、首に付いたキスマーク…
こうなったらいいなと思っていたけど…
本当になってしまうとどうしていいかわからないもんだよ…
俺、おねーちゃんのために何ができるんだろう…

なんか公開日記みたいになってしまいましたが
アドバイスとか頂けると助かります
俺は姉の力になってあげたい、そう思ってます

出典:まっとうな姉萌え、妹萌えのガイドライン 2
リンク:http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1096975492/

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