爆破予告
2009/01/09 12:24 登録: えっちな名無しさん
スタッフ「タモリさん、ここが爆破予告されました。
観客やスタッフの安全性を考えて、
今日は録画放送にして、我々も引き上げましょう」
タモリ「………」
スタッフ「タモリさん???」
タモリ「何を言ってるんだ。俺はこの笑っていいともをずっと生で
お茶の間に送ることに人生の誇りを感じているんだ」
スタッフ「で、でも…」
タモリ「わかっている。他の皆を危険な目に合わせることはできない。
スタジオのカメラを回しっぱなしにして皆逃げろ。
今日は俺だけでやる。」
スタッフ「そんな!!タモリさんにもしもの事があったら!!!」
タモリ「心配するな。君もテレビで中継を見守っていてくれ。最高の笑いを今日も届けてみせるさ」
時報(ポーーン)
いつもと違いBGMも流れず、固定されたアングルがスタジオを移す。
そして奥からしずかに表れるタモリ
タモリ「さぁ、爆弾魔さん、どう出てくるかな?」
タモリは一人で番組を進めた。
過去から現在に至るまでにタモリが身にしてきたすべての芸を出し切った。
必死に、額からは汗を流しながら。
笑い声もリアクションもない、タモリの声だけがスタジオを包んでいく。
その時突然、タモリの後方で閃光が光った。
光がタモリを包み込み、カメラを通して映しこんでいるTVは真っ白になった。
一瞬の出来事だった。
日本のお茶の間のTVに砂嵐が映し出される。
そして「しばらくお待ちください」の画面。
アルタ前は騒然となっていた。
既に一般人のほとんどは避難を終えていて、二次的な犠牲者は出なかった。
だが、目の前で、あのアルタが、スタジオアルタが粉々に崩れ落ちていく。
中に最後まで芸を続けたタモリを残したまま。
スタッフ「タ、タモリさん・・・・・・・・・・どうして・・・・・・・」
その時、誰かがスタッフの肩を叩いたような気がした。
スタッフは、振り向いた後ろに、確かに微笑むタモリを観たような気がした。
タモリ「面白かっただろ?俺の芸。久しぶりに本気出したよ。
茶の間のみんなは、笑ってくれたかな?」
そんな声が聞こえてきた気がした。
涙を流すスタッフ。
スタッフ「うぅ・・・タモさん・・・・・・・最高の芸人でした・・・・」
タモリ「だろ?俺もそう思うよ」
スタッフ「!?!?!」
気のせいでは無かった。
実際目の前にタモリがいる。
あれは幻想ではなかった。
スタッフ「タ、タモさん!!!どうやって!?」
タモリ「はは。実はな・・・・・・・」
「TVに映ってたあいつ、コージーだよ。」
出典:わからん
リンク:わからん

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