俺、犬派だけど･･･

672 ：おさかなくわえた名無しさん：2008/12/30(火) 10:22

父は猫より犬派、その他家族は猫派。

私が幼稚園の頃、子猫を貰える事になったが、母が「お父さんの了承を得ないとだめ｣

というのでもう全力でねだった。ねだりまくった。

未だにあそこまでねだった事はないくらいねだった。

そして「俺、猫はそんなに好きじゃねぇんだよ…」と言いながらも父からオッケーが出た。

子猫の頃も勿論かわいかったが、大人になったその猫は頭が良くて、

雑種だけど、シャム猫のような柄で毛並みも良く、耳の大きなすらっとした美猫に育った。

最初は興味がなさそうな父だったが、そんな見た目と猫の愛想の良さもあってか次第にメロメロに。

「あいつ俺が帰ってくると玄関まで迎えに来るんだぜ！頭いいよな〜！美人猫だし愛想いいし！」

などとキャッキャしてて、顔は満面の笑顔でデレデレ。

私が大人になってその猫がもう手元にいない今も、猫の話になると未だに父はあの子の話をしては、

「俺、犬派だけど、あいつは可愛かった。目が青くて綺麗で。あいつ俺が帰ってくると玄関（以下略」

と延々語りだしては、目をきらきらさせつつ、ふと遠い目で懐かしむ姿は切な萌え。

そして今でも犬派と公言するわりに、TVに出てる動物で反応するのは猫だったりする。

出典：うっかり萌えた父親のエピソード＠生活全般板
リンク：２ちゃんねる