警官に止められたら〜法学部ver.
2009/01/23 03:05 登録: えっちな名無しさん
警「そこ、ちょっと止まって。防犯登録照会させてもらうよ。」
俺「灯火つけてるでしょ?何か怪しいところでも?」
警「いや怪しいとかいうわけじゃないけど。協力してくれるかな。」
俺「怪しくなかったらこんなのできるはずないでしょが。」
警「いやいや私らの権限に職務質問ってものがあって、」
俺「へー、法令上の根拠は?」
警「??」
俺「警察官職務執行法2条1項ね。要件なんて書いてある?」
警「えーっと、、、」
俺「何らかの犯罪を犯し若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由があること。今私見て相当な理由があるって判断したわけだ。じゃなかったら違法な行為だもんね。」
警「まあそういわれると・・・」
俺「具体的にどこ捉えて異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由があると思料したわけ?」
警「ほら、この時間って通る人少ないじゃないですか。」
俺「この時間通れば無差別に相当な理由があるんだ。じゃみんな停めてんだ。」
警「いやそういうわけじゃないですけど、まあ総合的に判断して・・・」
俺「総合的ってあなた、具体的にこれとこれとこれってプラスの事情が個別にあって、他方であれとあれとってマイナスの事情が個別にあって、それを制度目的に照らして利益衡量して初めて総合的な判断が出来るわけでしょう?
こんなの当てはめの基本でしょうが。その具体的な事情って何よ、1つでいいから」
警「・・・」
俺「まあいいや。裁判員制度も始まって、一般市民の法的意識も高まってくるんだから、ちゃんと自分の活動の正当性を説得的に論証できるようにトレーニングしといてね。私の方からは以上です。そちらからは何か?
(副査、横に首を振る) ではお疲れ様。」
警「ありがとうございました。」
出典:刑事訴訟法
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