イラン人

2009/02/02 09:12 登録: えっちな名無しさん

30 :おさかなくわえた名無しさん :2009/02/01(日) 14:43:39 ID:3++sj3FO
流れ変えて、出張先のホテルで俺が体験した話し。東京都内の某大きなホテルに五日くらい連泊したんだ。
そこの一階に無料ネット端末がある。ある日いつものようにそこでネットに夢中になっていると、隣から「ヘイ」
という図太い声。モニタに夢中で気が付かなかったけど、イラン系と思われる香ばしい面構えの男が二人立っていた。

顔を見た瞬間にチンコが縮んでしまいそうな、それはそれは立派な面構えの主で「俺殺されるの?」と思ったほど。
で、奴らが無言で俺を3つ隣の端末に引っ張っていき、「これ、これ」という感じでモニタの一箇所を指差す。
最初は何のことか分からなかったけど、そのモニタをよく眺めてみるとどうやら奴らはhotmailを使用したいのだが、
ブラウザの言語が日本語で困っていることが分かった。俺は片言の英語でブラウザの言語設定を説明してやったら、
さっきまでの面構えと異なり、満面の笑顔でサンキュー!を連発された。ホッとしてその場を離れて俺の端末に戻ったら、
数分でヘルプ!と呼ばれた。今度は奴らが英文でメールを打ってる最中に、間違えて日本語になってしまったのが原因。
日本語タスクバーの左が【あ】になっていたからな。俺は、Hit [Alt] and thisと言って「全半角」キーを示し、
【あ】が【A】になったからOKだよと伝える。またもサンキュー!サンキュー!と握手攻めwww

別にどうってことない対応なんだろうけど、こっちが萎縮するくらい感激されちゃってさ、それから会話が弾んだ。
「ユーは英語もコンピューターの操作も上手い。このホテルの従業員か?」
「ノーノー、俺は客だよww」
「いつまで居るんだ?」
「あと二日」
という感じで。


31 :おさかなくわえた名無しさん :2009/02/01(日) 14:44:16 ID:3++sj3FO
(続き)

次の日の夜、またいつもの端末で遊んでいたら昨日の二人組にさらに三人が加わり、合計5人のもっと香ばしいのが来た。
「昨日はアリガト。お礼にディナーをご馳走するから来ないか?」とのお誘い。このホテルのレストランでやるっていうから、
まあ身の危険は無いだろうと判断してお言葉に甘えることに。

聞けば彼らの一人が日本で商売をやっている社長さんで、昨日俺が会った二人は日本に来たばかりで、指定されたホテルに
泊まったはいいが、その後の打ち合わせが不十分だった。しかも、その時点で彼らの唯一の連絡手段はメールなんだが、
昨日の二人組みはPCの操作も得意ではなかった。だけどユーが親切に教えてくれたおかげで、相互に連絡をとり、
こうして迎え入れることができた。ユーがまだホテルに滞在していると聞いたので、急遽かけつけた。
お会いできて嬉しい、ホントウニアリガト。

とまあ、何でここまで歓迎されなきゃいけないの?というくらいのもてなしを受けちゃったよwww
で、酒が進んで場が盛り上がってきて彼らも本音が出ちゃったのか、
「日本人、みんなシンセツ。ユーもとってもシンセツ。だけど、最初は外見だけで敬遠されちゃう。僕らは犯罪者じゃない。」
と言ったときは俺も表情が固まったなあ。昨日の俺は、最初は確実に嫌悪感に溢れた表情で接していただろうからな。
人を外見で判断したことを思いっきり反省したよ。「ソーリー」「ソーリー」って。

宴は二時間くらい続き、最後に社長さんと名刺を交換して別れた。数回メール交換して自然消滅したものの、
数年後、彼らは立派に日本で商売を成功させていることをウェブで知って、俺も嬉しくなった。
久しぶりにメールを送ろうとも思ったんだが、今頃彼らはもっと多くの肝要な日本人とお付き合いしていることだろう。
俺は遠方からストーカー、ではなく見守るだけでいいや。
偏見に負けずに、いや、今までの偏見を覆すくらい頑張れ、在日イラン人。

長文スマン

出典:2ch
リンク:2ch

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