若さと痛さ満載だったあの頃

2009/02/04 11:55 登録: バニラアイス

バレンタイン時期になると思い出す、少し昔の話を聞いてください。
若さと痛さ満載なので、笑ってくれるとありがたいです。

中学2年生の時、初めて好きな人に『好きだ』と伝えた。
同じ塾にいた、違う学校の男の子。
小学6年生の時からの片思い。

小学生のころは(かろうじて)塾では同じクラスだったが、
彼は優秀な学生。私は平凡な子。
中学進学後は、決して同じクラスになることはなかった。
クラスは成績順、だったので。

例えば、好きな男の子と同じ高校へ行きたい!と思い(女子マンガ脳)、
一生懸命勉強して、晴れて高校は同じところに・・・と、そんな妄想をしたこともある。

しかし、彼はどんな頭の構造をしているのだか、それとも私がただのあほなのか。
決してそんな奇跡は起こることはなかった。

私にできるアプローチ(?)は、塾の休み時間に彼のクラスへ遊びに行き、
同じ中学校の友達とわいわい騒ぐことだった。
予習をしている彼をちらりと見るために、それだけで私は幸せだった。

さあ、中2のバレンタインで告白しようと思ったのか?

・来年は受験生である。受験時期の告白は非常識と思われ。
・きっと同じ高校には行けまい。成績格差のあらわれ。
・でもこんなに好きな気持ちは初めてだ。好きになった理由はわからないけど。
・消化不良のまま、高校生(=永遠の別れ@当時の考え)になるのだろうか?

きっと後悔する。
友達の協力を得て、600円のチョコと手紙を渡す。
中学2年生には600円が限界だったんだよ・・・。

友達「○くーん(彼)、私さんが呼んでいるよー。」
○君「???忘れ物でもしたのかなあ。」
スタンバイをしていた私はどきどきした。
逃げたかった。でも・・・渡した。

あの時の友達よ、ありがとう。
結果はもちろん玉砕でした。
後日、丁寧なお手紙とホワイトデーのお返しをいただきました。
優しい男の子だったな、と今でも思う。

1年後、彼は有名進学校へ入学。(その後東大合格)
私は、のんびりとした雰囲気で好感を持った女子高へ進学。
女子高への合格は嬉しかったし、楽しい学生生活を送ったが・・・。

予想どおり、永遠の別れとなった。

しかしこんなに好きだったのにも関わらす、なぜか彼の顔を思い出せない。
はい、実はいつも緊張しすぎて、真正面から彼の顔を見たことがなかったのです。

ぼんやりと思い出すのは、塾に掲示されていた成績表【1位 495点 彼の名前】
いつまでも、いつまでも、眺めていた、中学生だった私。

出典:オリジナル
リンク:オリジナル

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