一つのボタン
2009/02/08 19:51 登録: えっちな名無しさん
家でゲームしているとインターホンが鳴った。
俺「はい。」
男「すいません、少しお話したいのですが。」
俺「ちょっと待っててください。」
外へ出るとスーツ姿の紳士が立っていた。
俺「なんですか?」
男「あなたに100万円差し上げます。」
俺「え?なんですかいきなり。」
男「その代わりこのボタンを押してもらえませんか?」
紳士の手には黒いボタンというか何かのスイッチみたいなものがあった。
俺「それを押すとどうなるんですか?」
男「100万円がもらえます。あと…」
俺「あと?」
男「あなたの知らない、どこかの誰かが死にます。」
俺「そりゃボタン押さなくても毎秒どこかで死んでるでしょ。」
男「いえ、あなたがこのボタンを押すことによって死ぬはずの無い人が死にます。」
俺「お、押したいなら自分で押せばいいじゃないですか」
男「それはできません。」
俺「それに、総理大臣とか芸能人とかが死んだらどうするですか。」
男「少なくともあなたの知っている芸能人や議員が死ぬことはありません。」
男は続けた。
「あなたの友達、家族、隣人、などあなたの人生で1度でも関わる人は死にません。」
俺「それで、100万もらえるんですか?」
男「はい、押していただけるなら。」
俺「ボタンは1回だけですか?」
男「1回だけです。」
俺「なら押すよ。」
ボタンを押す俺
男「ありがとうございます。それでは約束の100万円をどうぞ。」
俺「いえいえ、こちらこそボタンだけで100万もすいません。」
男「それでは失礼いたします。」
俺「どこへ行くんですか?」
男「あなたの知らない、どこかの誰かにこのボタンを100万円で押してもらおうとおもいまして。」
そういって男は去っていった。
出典:コピペ
リンク:コピペ
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