41歳の春だから

子供の頃、テレビでバカボンのパパを見て
子供心ながらに漠然と冴えないオヤジだなあ、あんなふうにはならないぞｗ
みたいに嘲ってた。
その時、歌に出てくるようにバカボンのパパは41歳。

時は流れ、気が付けば自分もアラフォー、バカボンのパパと同じ年代に差し掛かったわけだ。
ふと、自分の生活を振り返ってみるとずっと独身で恋人も何年もいない。
自分が子供の頃嘲笑していたバカボンのパパはといえば、
とうの昔に結婚していて、しかも美人でスタイルも頭も良い。さらに性格も良く、パパのことを愛しており、おまけに良き母でもある。
さらに、多少オツムに抜けたところはあるが愛嬌のある性格の良い長男と
天才的な頭脳と愛くるしいルックスを持つ次男に恵まれ、幸せな二人の子持ち。
バカボンのパパの偉大さと
自分のしょぼさに愕然として独り部屋に立ち尽くす独身アラフォーの春であった。

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