弁当の思い出
2009/02/27 13:26 登録: えっちな名無しさん
354 :名無しさん@お腹いっぱい。 :04/11/30 21:26:39 ID:lT24asgS
高校時代、とにかくめちゃめちゃ食った俺なので
母の作る弁当は重箱サイズの弁当
おかずも少なくていいのでメシをパンパンに詰めてもらった
おかずは単品+玉子焼き+漬物で、メシの上に乗せてもらう
塩シャケ、玉葱炒め(肉少々)、マルシン、天ぷら(前日の残り)等…
油をごはんがまとってスルスル喉を通るので嬉かった
妹がいるんだが(女子高)妹の弁当は小さくてプチトマトとか入ってて
比べて俺のは茶色っぽい色彩で「やっぱ女の子は可愛がられるんだなー」
とか思ったりもした
そんな俺にも当時、彼女が出来て(俺は共学)ある日帰り際に
「明日、お弁当作ってきてあげるからね」
と言われてウキウキモードの俺は帰宅すると母に
「明日、弁当いらねーから」と言うと
「あら!!アンタ彼女でも出来たの!?」と遠慮のないシュート発言
妹にもおばあちゃんにも父にも聞かれて「誰なん?どんな子なん?」
と久しぶりに騒ぐ夜の食卓
次の日、4時間目終了後、彼女から渡された紙袋
「嫌いなものあったら残してもいいよ」
と言って彼女は自分の教室へ
俺はいつも弁当を部室で食ってたのでそこへ移動
仲間とはしゃぎつつ人生初の母以外の女性の作った弁当にトライ!
紙袋をあけるとかわいらしいハンカチで包んだ弁当が…
・・・小 せ ぇ・・・・
内容はハムときゅうりのサンドイッチ4個、マカロニサラダ少々、
ミートボール2個、ゆでたまご(なんかギザギザに切ってある)半個
そしてレタスとプチトマト…
確かに彩りはいいが絶対的に量が少ない
当然一瞬にして食い尽くしてしまう しかもその日に限って
月末で小遣いもほとんどなく学食もいけない
仲間達は「愛情で腹ふくれたべ?」とまったく同情してくれず
(まぁ当然か…)金貸してくれと言っても聞いてくれない
飢餓状態で午後の授業、部活をこなし、
帰り道で彼女にカラの弁当を渡すとき
「おいしかった?」「うん!すげー感動した!」
「よかった!また作ってくるね!」
帰宅して家族に「どうだった?彼女のお弁当?」と聞かれ
「くやしいけど母ちゃんのほうが上だわ」と答えると
何を勘違いしたのか「あら?やだよー」と照れる母…
今はその彼女が俺の弁当を毎日作ってる(たまに寝坊してサボるがw)
今でも大食いなので高校時代ほどではないがでっかい弁当に
単品のおかずと玉子焼きと漬物(プチトマトは必須らしい)
俺の好みを覚えたのか母のによく似た弁当を作ってくれる
母はもう弁当を作れない場所に逝っちまったが
こんなオッサンになっても母が作った弁当をリクエストする俺に
彼女は「男って一生マザコンってホントやねw」と言う
それを言われた時の俺は、母のようにちょっと照れた顔してるんかな…
出典:2ch
リンク:2ch

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