ちょっとはエロい
2004/12/29 01:28 登録: えっちな名無しさん
この前、女の子と映画館に行ってきたんですが・・・。その子は結構短いスカートをはいてきておりました。
女の子と映画なんて初めてだったので、僕は結構緊張してまして、スカートが短いのに気づいたのも映画館に入ってからでした。
気づいたというか、気になった。どきどきした。というのも、その子は映画館では足を組んでいたのですが・・・、その足を、すわり心地が悪いイスだったので、何回も何回も組みなおすんです。
サッ サッ サッ
ってそんなに何回もやったら気になるよって。 ええっ! スカートみじか!
見たいな感じで、ええ、非常に気になりました。というか、すごいHな感じでした。
映画はターミナルという最近のやつでして、映画好きで、キューブッリックとかが好きな僕としては全然おもしろくなくって、もうひたすら彼女の足が気になってずっとどきどきしてました。
さっと伸びていて、すべすべしているように見える。どきどき。
映画はつまんなかったですが、後でまたこの映画を見たら、このときのどきどきは蘇ってきたりするやもしてません。
などと思っている間にまた組み替えてくるわけですよ。もうホンとどきどきしてきて、ああ、この子とデートとか初めてだし、第一、俺童貞だけど、これどうにか何ねーかなあーなんて、ずっと妄想が始まってはつづきましてねえ。大変でした。
映画の内容覚えてないよぅ。というね、はい。
そこで何かを、怪しいオーラを感じたのか、急にその女の子がこっちを向いてきたのでした!
で、えっ、とか思いながらも僕もそのこの方を向いた、そしたら、お互い見つめ合ってしまって、10秒ぐらい・・・・・
そ・こ・で・何・が・起・き・た・か!?
といえば、ええ。そこでなんと。おなら、だったんです。
ええ、僕じゃあありません、はい。その女の子です!
ぶうおぉぉぉぉぉぉおおおお。バリバリバリ・・・グウダアァナンンナンアンぁんんぁんぁん・・・・
映画館のドルビーサラウンドシステムですか?あれの大音響を吹っ飛ばすほどの轟音。
そこで、びっくりしまっくってはいましたが、ただびっくりしまくっている僕ではありません。
かつてテレビで見たのですが、アポロの何号かが発射するシーンを。しかも爆発しないで、ちゃんと宇宙に飛び立つやつでした。
それを急に思い出したのです!
某有名進学校在学の僕としては、計算こそままなりませんでしたが、なんというか、宇宙や、まあ、それ系な科学的好奇心によって培われたセンスで、こう、キッっと察知したんです。せずにはいられませんでした。
この子飛ぶ気だ・・・!
アポロよりはかなり小さめのその女の子ですから、燃料の爆発開始から上昇開始までの時間はだいぶ短いわけで、それは物理の教科書の力積のところを読めばわかることなのです。ともかく、これらの思考はかなり短時間、というか、一瞬のことでした。そして、僕がその子の手をつかんだのも、すぐ次の一瞬のことだったのでした。
そして、次の一瞬には映画館の天井の手前でした。僕らは、とっさに衝撃に耐えるために、僕がその子の頭をおおいかぶすように体を丸めました。僕らというよりはそのこを守ることになり、犠牲になるのは僕だけか。見たいなことを考えるひまもなくですねえ、突き破ったんです。屋根を。
かわら割りは、うまく割れたらば、手の痛みはないことはないですが、割れなかったときの激痛、あの、いってええええっ!!ていう痛さに比べれば、痛みなんてないようなものです。そう、あんま痛くなかった。そう。突き破りました。屋根を。
それも物理の教科書の運動エネルギー保存則のとこを読んでしまえば納得のいくことなのです。かわらが割れなかったとき、かわらに勇敢に向かっていっていたあなたの手が持っていたその運動エネルギーはどこへ行ったのかと。それはあなたの手ですと。あなたの骨とかがそなたの手の中で無理やり動かされるのに使われましたと。で、これはめちゃ痛いと・・・。うまく割れたときはどうかと。吸収したのはかわらですと。かわらのどこかの部分が無理やり動かされました。そんなに動かしたら割れちゃうよっ!で、われましたと。そん時、手はあんまり痛くない。はっ、やった!われたよ、みんな!
そんなかんじで、屋根が豪快にぶっ壊れたおかげで、僕は大していたい思いもせずに、渋谷の空中へと放り出されました。
かわらの話のすばらしいのは、ぼくはかわら割りなんてしたことないって事です。物理の教科書を読んで、物事に当てはめると、少し、実際はやってないことの予言が出来るようになったり、ならなかったりすることが、ありおりはべりいまそかり。知性放出。予言は、役に立つようなのはまあできません。ぼくには。むしろ、かわら割りに余計にチキるようになったんですから、悪いことなのかもしれません。が、そんなことはどうでもよくって。
痛い思いもせずに、そのこの熱い信頼と羨望のまなざしを得たかわ、わかりませんが、空中にほうり出されてから、三秒で三階ぐらいくるくる回ってしまっていた僕らでした。さっきまでの展開に比べたら、時が止まったようなものでありましたが、ここからまた、ぐうあーと、時間が、ああ、姉えさん時間が・・、進みだして、そして加速しだしました。
さあどうする俺!?空中からの僕らは、街の人々、というか、人ごみはよくみることができましたが、向こうからは、僕らを見ている人なんて誰一人って感じっていうか、まあ、俺らそんなに空中いなかったしな。それで、ぐういーってスピードに乗って、
ぐうあしゃあーーんんん!
マツキヨに落ちました。陳列棚のカロリーメイトが僕の顔に乗っていたのをどけた。2秒遅れて、ざわざわした音が耳に戻ってきました。あたりは、もう、そこらじゅう、さっきまでは売り物だったのが、もう売れなくなっちゃったよ、という、おもに健康食品とかでした。そこだったから助かったみたい。ビンとかが多いとこだったら、まじ死んでたくせー、まじやべえぇ・・・・ってそういや、あのこは!?自分の安全ばかり確認してる場合ではなかったのです。
と横を見ると、こっちを、離陸前のとおんなじ様な風に見つめている彼女がいました。しかしよく見れば、髪はぼさぼさで、洋服も、それはぼろぼろでした。少し目を落としてみると、あのスカートは少しもめくれておらず、しわくちゃだけど、映画館で見たときとおんなしくらいの、ちらリズムぶりでした。
すると、さっと、こんどは彼女が握った右手を僕の前に差し出し、彼女はなにか箱を持っていました、その手を開いて見せました。コンドームでした。
「え・・・。」と俺。
「どっかそのへんで、Hしよっ。」と、そのこはニコニコしながらいうので、
どっかそのへんで、Hさしてもらいました。
いやあこんな初体験あるんだなあ、とおもいましたね。マツキヨの店員さんも彼女の言葉をきいて、なんか、コンドームをただにしてくれたし。
マツキヨの前の道の真ん中でHしちゃったんだけど、みんなすごい道とかあけてくれて、やさしかったし。彼女も優しかったし。
俺、初体験だったから、ゼンギこそ五分くらいかけたけど、入れる前に逝っちゃったんだけど、すんごい満足だったよ。ありがとおー!!
終わったら、ピーポーピーポーいいながら警察がきて、すうごい迅速に二人ともおうちに帰してくれたし。
あわい、青春のいい思い出の、2ページか3ページぐらいが埋まってしまう、そんな、うふふ、となるような木枯らしの吹く、真夏の春の出来事でした。
おしまい

(・∀・): 27 | (・A・): 91
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