準備万端
2009/03/11 19:45 登録: えっちな名無しさん
861 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 01:06:50
84 名前:癒されたい名無しさん :2008/08/28(木) 13:41:24 ID:J4sH41V1
母の・・・というか、母も私たちも泣いた話。
今年6月に、父が1年の闘病生活の末他界。
1年前に倒れてからは明瞭な意識が戻ることはなく、
特に最後の1ヶ月は意識がありませんでした。
小さいときから親の愛に恵まれなかった父は、母をものすごく束縛し、
母もそれに応えてお互いが、配偶者・友人・父親(母親)役をしあって、
近所づきあいや友人との付き合いもほとんどありませんでした。
「誰にも迷惑をかけないで夫婦で生きている」というのが父なりの美学のようでした。
しかし、あんなに親を嫌がっていた父が、
お骨は自宅から遠く離れた先祖代々の墓に、とのことで、
元気なときから菩提寺の和尚さんに戒名を付けてもらったり、
礼服を着たときに自分の遺影用の写真を撮り置いていたりと、準備万端整えていたようです。
当然、母はいつでもお参りできるように、
自宅のそばのお寺に墓地を買って埋葬するつもりでいたので、父の遺言に落胆していました。
父の希望通り、49日の納骨を親類縁者で終え先祖代々のお墓で永遠の眠りにつきました。
家族みんな、日本国中バラバラに住んでいるので100か日は、母一人で参ることになりました。
一人で旅行などしたことのない母が家にあった時刻表(しかも3年前の)をめくると、
懐かしい父の文字で「○○(母の名前)へ」と書いた封筒がはさんであったそうです。
中には、自宅からお墓のある町までの道順と時刻表が記してあり、
「手間をかけるが、気をつけて来なさい」と父のメッセージが…。
最後の最後まで母のこと、心配してくれていたんだね。
出典:【コピペおk】夫婦・家族のジーンとする話を集めるスレ5【オリおk】
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