ストーカー

2009/03/13 10:19 登録: えっちな名無しさん

赤いワンピースの女
http://moemoe.mydns.jp/view.php/13169



495 :ショボンマスター ◆zjbrhKqhzQ :2009/03/13(金) 04:26:45.56 ID:mtjWLkTG0
一人暮らしをしている大学生の男がいた。
男が住んでいるのはごく普通のアパートだが、たまにおかしなことが起こった。
大学から帰ってくるとカーテンの形やゴミ箱の位置などが微妙に変わっている気がするのだ。

最近は誰かにつけられてる様な気もしてきた、流石に気味が悪くなってきた男は大学の友人に相談した。
男が「もしかして…ストーカーかな?警察に言うのが一番良いと思うけど…警察は実際に被害が無いと動いてくれないって聞くしなぁ…どうしよ……。」
と困っていると、友人は「…じゃあ大学に行ってる間ビデオカメラで部屋を撮影しておいて、もしストーカーが部屋に侵入してるのが撮れたらそのテープもって警察に行けば良いじゃん、不法侵入してるわけだからさすがに警察も動いてくれるだろ。」
と具体的な解決策を提示してくれた、やはり持つべきは友!これは良い案だ!と思った男は早速次の日の朝、部屋にビデオカメラを設置して録画状態のまま大学へ行った。

大学から帰ってきた男は焦った、久々に部屋に違和感がある、「これは期待出来る、マジにストーカー写ってるかも…」と思いながらビデオの録画を止め、再生した。


しばらくは何も写らなかった。
しかし夕方になると、知らない女が包丁を持って部屋に入ってきたのだ。「…!!!!!!」ビビった男はすぐに友人に電話をかけた、「ヤッベー!写ってる写ってるストーカー写ってる!!!!」と若干興奮気味に伝え、それからは録画を見ながら友人に内容を実況した。
「ゴミ箱漁ってるよぉ…」「今度は服の匂い嗅いでる…キメェ!!」今までコイツは何回も来ていたのかと思うと、男は背筋が凍る思いだった。「これで警察も動いてくれるなぁ」と少しホッとしてると、画面の中の女は押入れに入った。
「うっわ…押し入れの中入ったよ、しかもなかなか出てこない……」などと友人と喋っていると、また誰かが部屋に入ってきた。

男は言葉を詰まらせた。
部屋に入って来たのは自分だった。


720 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/13(金) 09:34:19.85 ID:o0aDswwT0
>>495
ビデオの中の自分はカメラに近付き録画を止め、そこでビデオは終わっていた。

 押し入れにまだ女がいる。

 携帯電話を放り投げると、思い切って押入れの扉を開けた。もうすごい勢いで開けた。
 そこには、やっぱり女がいた。ビデオ越しでよくわからなかったが、実物を見ると、けっこう小さくて可愛い、女というより女の子だった。彼女はきょとんとした表情だった。もちろん、まだ包丁は持っている。
「君、誰?」
 俺は聞いた。さっきまでいっぱいだった恐怖心なんて全然なかった。
「あ、あんたを殺しにきたのよ」
「じゃあなんで殺しにきた奴の服の匂いとか嗅いでんだ?」
 すると、たちまちに彼女の顔は真っ赤になった。難しい言葉使うと、頬がものすごく紅潮していた。
「み、み、みてたの?」
 そいつは物凄く慌ててた。いつだったか母親にエロ本見つかった時の俺以上に。
「お前、俺の事好きなの?」
 笑いながら聞いてみた。そいつは恥ずかしそうに
「な、何? 悪い!?」
 他にも何か言いたげだったが、俺はそれをとめた。とめるにしても他にやり方ありそうだが、何を血迷ったか、そいつに抱きついてた。
「は、放しなさいよ、バカ」
 そんなこと言っているが、全然抵抗とかしなかった。それが可愛くて、俺はもっと強く抱きしめた。
 いつの間にか、そいつの手が俺の背中に回ってた。小さい力だが、そしてそいつは幽霊だが、人間より温かかった。携帯電話から聞こえてきた友人の声を無視したのは言うまでも無い。




出典:考えさせられる話・コピペ
リンク:http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1236871467/l50

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