大好きな妹、あやたん 5
2005/01/14 07:17 登録: えっちな名無しさん
465 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 00:37
あやたん 「今度のお盆にお兄ちゃんとばあちゃんとこ行くのぉ」
466 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 00:37
俺 「ということだ。ほうっておいてください」
467 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 00:47
ブルルォォォ〜ン・・・
バスから降りるところからはじまった
俺 「着いたなぁ」
あやたん 「わぁ、変わらないねぇ」
俺 「そうだね(笑)」
あやたん 「早くいこぉ」
俺 「うん」
そしてばあちゃんの家に向かう・・・
俺 「懐かしいな〜」
あやたん 「ホントだねぇ、懐かしい!」
俺 「あ、ばあちゃん家だ!」
あやたん 「ばあちゃん元気かな?」
俺 「もちろん!」
ガラガラガラァー(ドアをあける音)
俺 「こんにちわ〜」
あやたん 「おばあちゃぁ〜ん」
俺 「いないのかな?」
祖母 「ひろしかい?」
庭先から出てくるおばあちゃん
俺 「おばあちゃん!ひさしぶり」
祖母 「よぉ遠いとこから来てくれたのぉ〜」
あやたん 「おばあちゃん、ひさしぶりぃ〜」
祖母 「おうおう、あやもこんなに大きくなろぉて、べっぴんさんになりおったのぉ」
あやたん 「テヘへ」
468 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 00:56
祖母 「とりあえず上がりなさい」
俺 「うん」
あやたん 「はぁ〜い」
祖母 「母さんたちは来なかったのかい?」
俺 「お盆に入ってから来るんだって。先に俺たちに行っといてって。」
祖母 「そうかい」
俺 「だからばあちゃん、母さんたちろりも長くお邪魔するね」
祖母 「いいんだよぉ、あんたたち来てくれたからばあちゃん嬉しいよぉ」
俺 「よかった」
あやたん 「お兄ちゃん、あれ」
俺 「そうそう、おみやげ、草加せんべい」
祖母 「あらまぁ、ありがとぉね」
あやたん 「あやが選んだんだよぉ」
祖母 「そうね、ありがとうねぇ」
あやたん 「うん」
祖母 「ちょっと待ってなさい麦茶もってくるから」
俺 「うん、ありがとう」
あやたん 「わぁ〜い」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
469 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 01:04
祖母 「はい、冷たい麦茶だよ」
俺 「ありがとう」
祖母 「これせんべいね」
あやたん 「いただきまぁす」
ゴクッゴクッ・・・・・
あやたん 「冷たぁい、おいしぃ〜」
俺 「やっぱばあちゃん家だとこれだな」
あやたん 「うんっ」
祖母 「(笑)」
祖母 「部屋はこっちね、あやはもうお年頃だからお兄ちゃんとわけたほうがいいでしょぉ?」
あやたん 「ううん、いっしょでいいよ」
祖母 「いいのかい、ひろし?」
俺 「うん、そうして」
祖母 「相変わらず仲いいねぇ〜」
あやたん 「へっへ〜」
俺 「ばあちゃんさっき庭で何してたの?」
祖母 「畑にいってたんだよ」
俺 「あの野菜畑?」
祖母 「そおだよぉ」
俺 「まだ、残ってたんだね」
あやたん 「畑行きたぁい」
祖母 「じゃあ、おいで」
あやたん 「うん、さ、お兄ちゃんも!」
俺 「あ、ああ、うん」
畑へ
470 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 01:12
祖母 「着いたよ」
俺 「あ、変わってるね〜」
あやたん 「お野菜いっぱぁい!」
祖母 「野菜をとっていいよ」
俺 「え、いいの?」
祖母 「今日の晩ご飯にするからね」
あやたん 「わぁ〜い」
俺 「じゃあ、とろっか」
あやたん 「うんっ」
俺 「大きいキャベツだね」
あやたん 「きゃべっち、きゃべっちぃ〜!」
俺 「これにしよう」
あやたん 「おばあちゃん、こっちのも、とってい〜い?」
祖母 「レタスね、うんいいよ」
あやたん 「きゃっ!」
俺 「どうした?」
あやたん 「イモムシぃ〜」
俺 「ははは(笑)」
祖母 「どれ・・・・・はい、とったよ」
あやたん 「ありがとぉ!」
あやたん 「でも虫がいるお野菜大丈夫なのぉ?」
祖母 「イモムシがいるキャベツやレタスは新鮮な証拠なんだよ」
あやたん 「へぇ〜」
そして、野菜を取り終わる
471 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 01:19
あやたん 「いっぱい取れたね!」
俺 「ああ」
祖母 「これを晩ご飯つくるまでに水に入れときなさい」
俺 「はいよ」
ポチャッ
祖母 「じゃあ、晩ご飯までゆっくりしとき」
あやたん 「は〜い」
あやたん 「お兄ちゃん、何する?」
俺 「あの川に魚とり行こうか?」
あやたん 「うんうんいくいく!」
祖母 「道具はあっちの部屋にあるからね」
俺 「うん、わかった」
・・・・・・・・・・・・・・・・
俺 「じゃあ、いってきま〜す」
あやたん 「いってくるねぇ」
祖母 「たくさん捕ってきなさいね」
あやたん 「はぁ〜い」
毎回来る川へ・・・
472 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 01:24
俺 「ついたついた」
あやたん 「ここも変わってないねぇ」
俺 「うん。じゃ始めるか、はいあやの釣具」
あやたん 「うん」
俺 「ここらへんでいいかな」
あやたん 「いっぱい釣れるといいねぇ」
俺 「ああ、気合いれていけよ」
あやたん 「うん!」
チャポン・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
俺 「まだかからないなぁ」
あやたん 「お魚さぁん、こっちに来てぇ」
―数分後―
俺 「場所変えよう」
あやたん 「うん」
俺 「今度はここらへんでいいかな」
ちゃぽん・・・・・・
あやたん 「釣れるかなぁ?」
俺 「釣れるよたくさん。去年もいっぱい釣ったじゃないか」
あやたん 「そうだね」
473 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 01:31
数分後・・・
ビクンッ
俺 「あ、きたきた!」
あやたん 「わぁ、がんばって」
俺 「よし巻くぞ!」
キィーキィーキィー
俺 「釣れたっ」
あやたん 「やったね!」
俺 「あ、でもちっちゃいなぁ、逃がそう」
ボシャン
あやたん 「なんでぇ?もったいないよぉ」
俺 「まだ子供だから今度来た時には大人になってるんだそのとき釣れるようにな」
あやたん 「そっかぁ〜」
俺 「よし、再開だ」
あやたん 「うん」
8分後・・・
ビクッ
あやたん 「あ、今度はあやのにきたよぉ!」
俺 「よし、がんばれ」
あやたん 「どうしよどうしよ」
俺 「慎重にかつ早く!」
あやたん 「うん!」
キィーキィー・・・・・ツルゥゥ
あやたん 「あれ?軽くなった」
俺 「逃げられたな」
474 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 01:38
俺 「まぁ、1度や2度あるよ」
あやたん 「あ〜あ、残念・・・」
俺 「餌付け直して再チャレンジだ」
あやたん 「うん」
13分経過・・・
俺 「こないなぁ〜」
俺 「よし、」
ポイッ(餌を水にばらまく)
あやたん 「何するの!?」
俺 「必殺技だよ、まぁ見てろぉ」
グイグイグイ
俺 「ほら、来た!」
ビクンビクッ
あやたん 「あ、こっちもきた!」
俺 「巻け巻けー」
キィーキィーキィーキュルキュルキュルゥ〜
俺 「釣れたっ、まぁまぁかな」
あやたん 「お兄ちゃん、こっちも手伝ってぇ〜重ぉい」
俺 「ああ、行くぞ・・・1,2の・・3っ」
!!
俺 「釣れたっ」
あやたん 「わぁ〜」
俺 「大きいなー」
あやたん 「ホントだぁ〜」
俺 「バケツに入れて、まだまだだ」
あやたん 「うん」
475 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 01:47
―1時間後―
俺 「大漁だな」
あやたん 「うん、いっぱい釣れたね!」
俺 「今日の夜飯に追加だな」
あやたん 「うん、おばあちゃんきっと喜ぶよ!」
俺 「ああ」
そして、家に着く・・・
俺 「ただいまぁ〜」
あやたん 「おばぁちゃぁ〜ん!」
祖母 「あら、おかえりどうだったね?」
あやたん 「いいっぱぁ〜い釣れたよ!」
俺 「ほらこれ」
祖母 「ホントだねぇ、じゃあこれも晩ご飯にしようかね」
あやたん 「うんっ!」
―1時間半後―
あやたん 「おばあちゃん、お風呂〜」
祖母 「じゃあ、沸かさないとね」
祖母 「そろそろご飯作るよ」
俺 「じゃ、俺が風呂沸かしてくるよ」
祖母 「軽く風呂を洗ってから沸かしたほうがいいよ」
俺 「あいよ」
祖母 「じゃあ、あやはばあちゃんといっしょに晩ご飯作ろぉか」
あやたん 「うんっ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
476 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 01:56
祖母 「あやはお昼にとったお野菜を切ってね」
あやたん 「は〜い」
祖母 「ばあちゃんは魚を料理するよ」
あやたん 「うん」
―風呂場―
俺 「よし、洗うか」(ふたを開ける)
俺 「そんなに汚れていないな、ばあちゃん几帳面なんだな」
ゴシゴシゴシ・・・
俺 「あ、垢が出てきた汚ねぇ〜」
ジャア〜
俺 「蛇口をひねって、あとは沸かそう」
俺 「木を集めなきゃ・・・」(外に出る)
俺 「あ、ここに貯めてあった、よかった。じゃあ、これをいれて・・・」
ガラン・・・カラッカラッ・・・
俺 「よしと。火、火〜はと」
俺 「あった。これで紙につけて・・・」
チャッ・・・チャッ・・・ボウッ・・・・
チリチリチリ・・・・
俺 「ふぅ、終わった〜」
477 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 02:11
俺 「ばあちゃん終わったよ〜」
祖母 「じゃあ、沸くまでゆっくりしときなさい。ご飯もそろそろ出来上がるから」
俺 「うん、わかった」
祖母 「あや、お皿を用意して」
あやたん 「は〜い」
あやたん 「おばあちゃん、このお野菜でサラダつくるね」
祖母 「うん、いいよ」
祖母 「はいっ、お皿にのせて」
祖母 「出来上がり。食卓に運んで」
あやたん 「は〜い」
・・・・・・・・・・・・・・・・
あやたん 「お兄ちゃんできたよぉ」
俺 「ああ」
運び終わる
478 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 02:11
祖母 「さあ、いただこうか」
あやたん 「うん、いただきまぁ〜す」
俺 「いただきま〜す」
あやたん 「私たちのとってきたお魚だよ」
パクパクパク・・・
あやたん 「うん、おいしい」
祖母 「おいいしいねぇ〜」
俺 「このサラダは昼とったやつでしょ?」
祖母 「そおだよぉ」
あやたん 「あやがお野菜切って盛り付けたの!たくさん食べて!」
俺 「そっかぁ〜、いただきます」
パクッ、シャリシャリッシャリッ
俺 「うめぇ」
あやたん 「ホントにぃ?」
俺 「ああ、おいしいよ」
あやたん 「嬉しい!」
俺 「やっぱりばあちゃんとこの畑でとれたのはうちで食うのより断然おいしいよ」
祖母 「そうかい、嬉しいねぇ〜」
そして、食事が終わる
479 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 02:17
あやたん 「あ〜、おいしかったぁ」
俺 「風呂沸いたかな」
祖母 「うん、もう沸いてるころだよ」
俺 「じゃあ、俺先に入ってくる」
祖母 「あやもいっしょに入ってきなさい」
俺 「えっ?」
あやたん 「うん」
俺 「ちょっと」
祖母 「兄弟なんだからいいじゃなの、ほら」
あやたん 「タオルするから大丈夫だよぉ〜」
俺 「ああ、わかった」
風呂に・・・
俺 「じゃあ、先に兄ちゃん脱ぐからな」
あやたん 「うん、あたしあっち向いてるぅ」
・・・・・・・・・・ (もちろん兄もタオル着用)
俺 「いいぞ、じゃあ、入っとくからな」
あやたん 「うん」
俺 「あちっ、熱いな、少し水をいれよう・・・」
ジャボォン
俺 「うん、いい具合」
ガラァ
480 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 02:25
あやたん 「お兄ちゃんおまたせぇ〜」
俺 「ああ、あったかいぞ」
あやたん 「うん」
チャポン・・
あやたん 「ホントだぁ〜あったかぁ〜い」
俺 「兄ちゃんが沸かしたんだぞ」
あやたん 「うんっ」
俺 「あやと風呂入るのって何年ぶりかな?」
あやたん 「う〜ん、けっこうひさしぶりだよねぇ」
俺 「あやが小5くらいだったかな」
あやたん 「そんくらいだったと思う」
俺 「なんでかねぇ」
あやたん 「うん、なんというか恥ずかしかったんだよぅ」
俺 「今は?」
あやたん 「ちょっと緊張・・・かな」
俺 「でもまさかここで入ることになるとはね(笑)」
あやたん 「うん(笑)」
俺 「にしても、あやホントに体つき変わったなぁ〜」
あやたん 「そ〜おぉ?」
俺 「だって最期入ったときはまだこんなだったじゃないか」
あやたん 「もぉ、えっちぃ〜(笑)」
俺 「ははは」
あやたん 「じゃあ、あや先にこするね」
俺 「ああ」
481 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 02:33
体を洗うあやたん
あやたん 「お兄ちゃん、背中洗って〜」
俺 「ああ、いくぞ」
あやたん 「うん」
ゴシゴシゴシ・・・
ジャア〜
あやたん 「ありがとぉ」
あやたん 「シャンプーシャンプーるんるんるん♪」
ジャア〜
あやたん 「いいよ、今度お兄ちゃんの番」
俺 「あいよ、交代」
体を洗う
あやたん 「今度あやがお兄ちゃんの背中洗ってあげるぅ〜」
俺 「ああ、頼むよ」
ゴシゴシゴシ (それはなんといっていいだろうか、か弱い女の子の力でがんばって洗う姿である)
あやたん 「お兄ちゃんの背中たくましいねぇ」
俺 「そうか?」
あやたん 「終わったよ、はい」
ジャア〜
俺 「サンキュ」
俺 「じゃあ、最期湯船につかってと・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・
俺 「じゃ、あがろうか?」
あやたん 「うん」
風呂をあがる
482 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 02:39
俺 「じゃあ、お兄ちゃん先に着替えるよ」
あやたん 「じゃあ、あやお風呂でまっとく」
俺 「ああ、すぐ着替えるからな」
あやたん 「うん」
・・・・・・・・・・・・・・
俺 「あや、着替え終わったよ」
あやたん 「じゃ、次私着替える」
俺 「お兄ちゃんは着替えたから風呂のほうにはもう入れないので部屋にもどっとくよ」
あやたん 「うん」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺 「ばあちゃん、すっきりしたよ〜」
祖母 「そうかい、気持ちよかったかい?」
俺 「うん、とっても、湯加減もいいよ」
祖母 「そうかい、ひろしが沸かした風呂にはいるの楽しみだねぇ」
俺 「じゃあ、部屋にいるね」
祖母 「うん」
・・・・・・・・・・・・・・
あやたん 「着替え終わったよ〜」
俺 「そうか」
あやたん 「気持ちよかったね!」
俺 「だろ?」
あやたん 「うん。」
483 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 02:47
それから数十分間部屋にいる
祖母 「おいで〜、スイカだよ〜」
あやたん 「スイカだって!」
俺 「おぅ、食いに行こう」
祖母 「はいスイカ」
あやたん 「あや、この大きいの!」
俺 「じゃ、俺これ」
あやたん 「いただきまぁす」
俺 「いただきま〜す」
ガブリッ
あやたん 「わぁ〜このスイカおいしぃね〜」
俺 「うん」
祖母 「これも畑でとれたやつなんだよ」
あやたん 「へぇ〜」
俺 「スイカもあったんだ?」
チリリリリィ〜ン (風鈴の音) ミーンミーン・・・(虫の音)
俺 「いいねぇ、田舎って・・・」
あやたん 「なんかいいねぇ」
祖母 「いつでもいらっしゃいね」
あやたん・俺 「うん」
スイカを食べ終わる
484 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 02:54
祖母 「ちょっと2人であそこの土手に行ってごらんなさいよ」
俺 「何があるの?」
祖母 「まぁまぁ、行ってみなさい」
あやたん 「ねぇ、行ってみよぉ〜よぉ」
俺 「ああ」
土手へ・・・
俺 「着いたけど何もないよな」
あやたん 「ホント・・・」
俺 「ばあちゃんがもうすぐって言ってたからな」
あやたん 「うん、何があるんだろ?」
―数分後―
ピカッ
俺 「あっ」
ピカッピカッ
あやたん 「わぁ〜」
俺 「すごい!」
あやたん 「蛍だぁ〜」
ピカピカピカピカッ
あやたん 「きれ〜い・・・」
俺 「都会じゃ絶対見れないもんな」
あやたん 「うん」
あやたん 「ちょっと捕まえてみよ、えいっ」
パタッ (つかむ)
あやたん 「捕まえた〜、どうなってるんだろう」(手を開く)
あやたん 「あれ?光ってない!」
俺 「ホントだ、逃がしてやれ」
あやたん 「うん」
そして数十分後戻る
485 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 03:00
あやたん 「ただいまぁ」
あやたん 「ねぇ、おばあちゃん!」
祖母 「なんね?」
あやたん 「蛍すっごいキレイだったよ!」
俺 「うん、いいもの見た」
祖母 「そうかい、それはよかった」
あやたん 「でもねぇ、蛍捕まえたら光ってなかった」
祖母 「それはねぇ、蛍もびっくりしたんだよ」
あやたん 「そうだったんだ〜」
祖母 「蛍は求愛するために光ってるからね」
あやたん 「へぇ〜」
祖母 「じゃあ、そろそろ寝なさい」
あやたん 「うん」
俺 「わかった、じゃあおやすみ」
祖母 「あいよ、おやすみ」
あやたん 「おやすみ〜」
部屋へ
486 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 03:03
俺 「じゃあ電気消すぞ」
あやたん 「うん」
パチッ・・・・・
俺 「今日は楽しかったなぁ」
あやたん 「うん、とっても!」
俺 「疲れたからゆっくり休めよ」
あやたん 「うん、ねぇ、お兄ちゃん」
俺 「ん?」
あやたん 「明日は何するのかねぇ」
俺 「わかんないけど、きっと明日も楽しいよ」
あやたん 「うんっ」
俺 「じゃあ、寝るぞおやすみ」
あやたん 「おやすみぃ」
487 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 03:04
ということで、続きは次回です。僕はもう疲れました。明日からテストなんでもう寝ます。みな
さんおやすみ!
494 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 21:34
田舎編 第2日目 始まり
495 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 21:35
―朝―
俺 「ふあぁ〜あ・・・」
あやたん 「ん、お兄ちゃんおはよぉ...」
俺 「ああ、おはよう・・」
俺 「じゃあ、起きようか」
あやたん 「うん...」
・・・・・・・・・
俺 「あ、ばあちゃんおはよう」
祖母 「おはよう、ご飯だよ、顔洗ってきなさい」
俺 「うん」
俺 「あや、顔洗いに行くぞ」
あやたん 「うん」
洗面所
ジャバジャバジャバッ
俺 「はい、タオル」
あやたん 「あ、ありがとう」
俺 「ご飯だって」
あやたん 「は〜い」
・・・・・
496 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 21:35
祖母 「はい、お食べ」
あやたん 「おばあちゃん、これなぁ〜に?」
祖母 「それはニガゴリだよ」
あやたん 「なにそれ〜?」
祖母 「まぁ、食べてみなさいって」
あやたん 「うん、いただきまぁす」
俺 「いただきます..」
ゴリッゴリッ...
あやたん 「にがぁ〜い!!」
俺 「うまいじゃないか」
あやたん 「えぇ?にがいよぉ」
祖母 「始めて食べるとにがいかもね」
あやたん 「うん、あっ、納豆だぁ〜♪」
俺 「ばあちゃんは、今日どうするの?」
祖母 「今日はばあちゃん家にいるから遊びに行ってらっしゃい」
俺 「うん」
俺 「じゃあ、あや、今日はカブトムシでも捕りに行こっか」
あやたん 「え?かぶとむしぃ?うんうん行く行く〜」
俺 「ということでばあちゃん今日はカブトムシ捕りに行ってくるね」
祖母 「あいよぉ」
朝ごはん食べ終わる
497 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 21:44
俺 「あや、早く行こうな、昼になると暑くなってカブトムシ捕りにくくなるし」
あやたん 「うん」
俺 「じゃあ、仕度して」
あやたん 「えぇ、もう行くのぉ?」
俺 「うん」
あやたん 「わかったぁ」
・・・・・・・・
俺 「よし、行くぞ〜」
あやたん 「う〜ん」
俺 「じゃあ、行ってくるね〜」
あやたん 「行ってきまぁ〜す」
祖母 「気をつけるんだよ」
俺・あやたん 「は〜い」
あやたん 「どこまで行くの?」
俺 「高佐井林だよ」
あやたん 「あそこかぁ」
俺 「ああ」
そして高佐井林へ・・・
498 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 21:45
俺 「さぁ、着いたぞぉ」
あやたん 「いるかなぁ?」
俺 「木にひっついてるか、木の上にいるよ」
あやたん 「木に登るの?」
俺 「まさか、木を蹴るとたまに落ちてくるんだよ」
あやたん 「へぇ〜」
俺 「じゃあ、探すか」
あやたん 「うんっ」
トコットコットコッ・・・
俺 「う〜ん、この木にはいないなぁ」
あやたん 「お兄ちゃん、あそこぉ」(木の上を指す)
俺 「あ、ホントだ。網で届くな・・・」(さっさっ・・)
俺 「よし、入った!」
あやたん 「わぁ〜」
俺 「あ、クワガタじゃん」
あやたん 「ホントだぁ〜」
俺 「クワガタはカブトムシといっしょに住ませないほうがいいから逃がそう」
あやたん 「そうなの?」
俺 「喧嘩して、カブトムシひっちぎられるからな」
あやたん 「うっわぁ〜」
俺 「さ、も一度探そ!」
あやたん 「うん」
499 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 21:45
数分後
俺 「いたいた、あや、来てみろ」
あやたん 「うん?」
俺 「ほら見てみろ」(木に指を指す)
あやたん 「わぁ〜」
俺 「じゃ、捕まえるぞ」
俺 「ほらよっと・・・はい、かごにいれて」
あやたん 「大きいねぇ」
俺 「この木にはまだいそうだなぁ、どれ」
ドンドンッ.....ポトポトッ
俺 「お、2匹もいたぞ!」
あやたん 「すごぉーい!!」
そして、その後は3匹手に入れたのであった
俺 「じゃあ、帰ろうか」
あやたん 「うん」
あやたん 「結局6匹だったね」
俺 「ああ、まぁそんなもんだよ」
あやたん 「そっか〜」
家に着く
500 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 21:46
あやたん 「ただいまぁ〜」
俺 「ただいま〜」
祖母 「おかえり、どうだったね?」
あやたん 「6匹とれたのぉ♪」
祖母 「そうかい、それはよかったねぇ」
あやたん 「うんっ」
俺 「じゃ、帰る日までここで飼おう」
あやたん 「もってかえらないの?」
俺 「あっちには持っていかないよ」
あやたん 「ふ〜ん」
そして、今日は、普通に夜飯を食って風呂に入って寝床についた。今日の夜は、めずらしいこと
はなかった。
501 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/25(月) 21:47
今日はこんなもんです。明日とは限らんけど、「田舎編〜第3日目〜」を待て
502 名前:(;´Д`)ハァハァ 期待 投稿日:2001/06/26(火) 00:25
え〜、そろそろ、もう少し突っ込んだ関係があってもいいのでは?
まあ、あなたの妄想だからアレなんですけど。
わざわざスレ立てて妄想を書き込んでるということは、ギャラリーの目を
多少は意識してるんでしょう?
そろそろ、あやたんと(;´Д`)ハァハァ してもいい頃では。
503 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/26(火) 01:01
>>502 それは考えていました。だけど、何番かのレスで「絶対にエロい方向にもっていかな
いように」とかいうレスがあったんで、それを裏切る事になるのがちょっと痛いんですよ。ま
ぁ、自分なりに純潔な性描写をしてみたいと思います。でもあやたんは妄想なんかじゃねぇ!俺
の心で生きてるんだ!!
504 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2001/06/26(火) 02:12
純潔な性なんて成立するか怪しいが期待している。
好き同士なのに性的な関係がないというのは、年齢を考えると不自然だよな。
兄はオナニーしないのか、しているならオカズはあやたん?
なんてことを一瞬真剣に考えている自分がいてやや欝だ。
505 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/26(火) 17:05
確かにあやたんのことは大好きだけど、恋人感覚っていうか、守ってあげなきゃいけない、大切
にしてあげなきゃいけない、ずっとそばにいてあげないといけないってカンジの好きなんです。
あやは俺のことをどう好きなのかわからんけど。オナーにはあやのこと考えてやると、あやに悪
いような気がして、めぐみのこと考えています。
519 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:33
俺 「おまたせ」
521 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:36
―朝―
俺 「ふぁ〜あ...」
あやたん 「う、うぅ〜ん・・・」
俺 「なんかひさびさに思いっきり寝たな...」
あやたん 「うん、よく寝たと思う」
俺 「起きようか」
あやたん 「うん」
・・・・・・・・・・・
俺 「おはよう、ばあちゃん」
祖母 「あらおはよう。今朝飯出すからね」
俺 「うん」
俺 「明日からお盆だね」
あやたん 「うん、お母さん達くるね」
俺 「今日来るんじゃないか」
あやたん 「ほぇ〜、そうなんだぁ」
俺 「たぶんな」
祖母 「はいよ、朝飯」
俺 「あ、うん」
俺 「じゃあ食べようか」
あやたん 「うん」
俺 「いただきまーす」
あやたん 「いただきまぁ〜す」
522 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:38
俺 「お、今日もにがごりがあるな」
あやたん 「えぇ、またぁ?」
祖母 「毎日食べたほうが健康になるんだよ」
あやたん 「でもきらぁ〜い」
俺 「ははは」
そして食事が終わる
俺 「今日は何しようかな」
あやたん 「おばあちゃんは今日もお家にいるの?」
祖母 「今日はお母さん達が来るからばあちゃんは掃除しとくよ」
俺 「やっぱ今日なんだ?」
祖母 「夜ぐらいに来るけどね」
祖母 「だからあんた達は遊びに行っといで」
俺 「掃除手伝うよ」
祖母 「いいのかい?」
俺 「どうせ今日は暇だし」
祖母 「そうかい」
俺 「な、いいだろあや」
あやたん 「うんっ」
祖母 「昼から掃除するからそれまで自由にしときなさい」
俺 「うん」
523 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:39
あやたん 「どうする?」
俺 「どっか行くか」
あやたん 「うん。どこに行くの?」
俺 「どっかいい場所ある?」
祖母 「そうだねぇ」
あやたん 「ねぇ、今日お母さん達に食べさせる夜ご飯のために野菜とろうよぉ」
祖母 「それはいい考えだねぇ」
俺 「そうだな〜」
あやたん 「じゃあ、採りにいこっ♪」
俺 「わかった。じゃあ行ってくるね」
祖母 「いっぱい採ってきていいからねぇ」
俺 「うん」
あやたん 「は〜い♪」
畑へ・・・
524 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:39
あやたん 「いっぱい採ろうねぇ〜」
俺 「ああ」
あやたん 「これレタスかな?」
俺 「だろう」
あやたん 「レタスとかキャベツとかわかりにくいからね」
俺 「だよな〜」
あやたん 「じゃあ、これ採ろうっと...んしょっと」
モゴッ
あやたん 「採れた!」
俺 「おぉよかったな〜」
あやたん 「うん」
俺 「じゃあ兄ちゃんはこのトマトを」
ブチッ
俺 「どれくらいとればいいかな〜」
あやたん 「ん〜、10個くらいとっちゃえば?」
俺 「採りすぎだよそれは(笑)」
俺 「3個くらいでいいよ」
525 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:40
あやたん 「わぁ、きゅうりもあるよぉ」
俺 「いったい何種類あるんだろうなぁ」
あやたん 「そうだねぇ」
あやたん 「あっ、スイカだぁ〜」
俺 「前食べたやつだな」
あやたん 「これおいしかったからこれも!」
俺 「1番大きいのがいいぞ」
あやたん 「うんっ」
俺 「じゃあ、これくらいでいいか」
あやたん 「うん!」
・・・・・・
あやたん 「おばあちゃ〜ん」
祖母 「はいよ?」
あやたん 「見て〜こんなに採ったよぉ」
祖母 「あらま、こんなにね〜」
あやたん 「うん!だっておばあちゃんの作った野菜おいしいんだもん!」
祖母 「そうかい、そりゃよかったよ」
俺 「それにしても種類豊富だねぇ」
祖母 「いっぱいあったほうがいいからねぇ〜」
あやたん 「これどうしとけばいい?」
祖母 「水につけといとけばいいよ」
あやたん 「うん」
526 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:40
俺 「次は風呂でも掃除しとくかぁ〜」
祖母 「しとくといいよ」
俺 「OK〜」
あやたん 「あやもお風呂するぅ」
俺 「そうか、なら来い」
あやたん 「は〜い」
・・・・・・・・
俺 「じゃあ、兄ちゃんは浴槽磨くよ」
あやたん 「うん、じゃああやは壁キレイにする!」
俺 「ああ」
俺 「じゃ、始めようか」
あやたん 「うん」
俺 「このブラシで・・・はい、あやはこのブラシ」
あやたん 「ありがとう」
俺 「じゃあ、やるか〜」
あやたん 「キレイにしようねぇ」
俺 「ああ!」
ゴシゴシゴシゴシ...
俺 「おととい掃除したばかりだからそんなに汚れてないな」
あやたん 「こっちはすごい汚れだよぉ」
俺 「壁は洗わなかったからな〜」
あやたん 「がんばってキレイにする〜」
俺 「がんばれ」
・・・・・
527 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:41
俺 「よし、こっちは終わりだ」
あやたん 「こっちはまだぁー」
俺 「兄ちゃんも手伝ってやるよ」
あやたん 「ううん、1人でキレイにする」
俺 「そうか」
あやたん 「あやの仕事だもん」
俺 「じゃあ、兄ちゃんは・・・」
あやたん 「床磨き!」
俺 「そうか、それがあったな」
―そして10分後―
あやたん 「終わったー」
俺 「こっちもだ」
あやたん 「うわぁ、ピッカピカになったねぇ」
俺 「ホントだな〜」
あやたん 「これでお母さん達も喜ぶね」
俺 「うん」
あやたん 「戻ろう」
俺 「ああ」
・・・・・・
528 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:41
あやたん 「おばあちゃん、ピッカピカになったよぉ」
祖母 「そうかい、ありがとう」
俺 「次は何しようかな〜」
祖母 「そろそろお昼ごはんだから食べてから掃除始めるよ」
俺 「うん」
俺 「じゃあ、あや、部屋でゆっくりしとこっか」
あやたん 「うん」
・・・・・・
529 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:42
俺 「こっちに来てもう3日だな〜」
あやたん 「なんかあっちよりも時間が進むの遅いね」
俺 「だよな〜」
あやたん 「こっちはすごいゆっくりしてて楽しいけど、やっぱりなんか足りないねぇ(笑)」
俺 「うん、なんかね(笑)」
あやたん 「いつまでここにいるの?」
俺 「母さんたちが帰るときにいっしょにな」
あやたん 「じゃあ、あと3日だね」
俺 「そうだな」
あやたん 「あと3日何する?」
俺 「まぁ、ゆっくりできるからいいじゃん」
あやたん 「うん」
俺 「でも、電車が通ってないっての変なカンジするよな」
あやたん 「そうそう、なんかうんと昔に来たみたい」
俺 「兄ちゃんたちが都会に慣れ過ぎたんだよ」
あやたん 「そっかぁ〜」
祖母 「ご飯よ〜」
俺 「あ、うん」
あやたん 「は〜い」
俺 「行こう」
あやたん 「うん」
・・・・・・・
530 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:42
俺 「腹減ったなぁ〜」
祖母 「たくさんお食べ」
俺 「いただきます」
あやたん 「いただきまぁ〜す」
祖母 「何の話してたんだい?」
俺 「ここの話」
祖母 「へぇ〜、どんな話だい?」
あやたん 「ここは田舎だからなんか足りないって話」
俺 「うん、俺たち都会育ちだからさぁ」
祖母 「確かにここは何にもないけど、ばあちゃんはここでの暮らしで不便だとは思わないよ」
俺 「うん、生まれ育った場所だからね〜」
祖母 「ばあちゃんはここが大好きだからねぇ」
あやたん 「あやもここは好きだよぉ」
祖母 「そうかい」
あやたん 「うんっ」
食事が終わる
531 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:42
祖母 「そろそろ始めようかい」
俺 「うん」
祖母 「ばあちゃんはこっちの部屋掃除するからあんた達はそっちの部屋お願いね」
俺 「うん。何すればいいの?」
祖母 「片付けてからホウキではわいて、ほこりのあるところを拭くだけでいいよ」
俺 「わかった。」
あやたん 「私は?」
祖母 「あやはそっちの部屋をお願いするよ」
あやたん 「うん」
俺 「じゃあ、さっそく始めるね」
祖母 「うん、お願いするよ」
あやたん 「私もはじめよ〜っと」
俺 「さて、片付けからか・・・これをこっちにおいて...よいしょっと」
ガタッゴトゴト
20分後
俺 「よし、あとは拭き掃除だけだ」
・・・・・・・・
532 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:43
あやたん 「ふぃ〜、あとは拭き掃除だけ!」
15分後
俺 「終わったかな」
あやたん 「ねぇ、お兄ちゃん終わった?」
俺 「ああ、ちょうど終わったよ」
あやたん 「こっちもいいか見て〜」
俺 「ここはいいか?」
あやたん 「う〜ん...うん、バッチシ!」
俺 「じゃあ、あやのほうを」
・・・・・
あやたん 「どう?」
俺 「うん、いいんじゃないか?」
あやたん 「ちゃんと見てねぇ」
俺 「ああ。・・・うん、いいよ」
あやたん 「よかったぁ」
俺 「ばあちゃん終わったかな?」
あやたん 「見に行こう」
俺 「ああ」
・・・・・・・
533 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:43
俺 「ばあちゃん、こっちは2人とも終わったよ〜」
祖母 「ばあちゃんも終わったよ。疲れたでしょうほら麦茶とお菓子だよ」
俺 「うん、ありがとう」
あやたん 「喉かわいたぁ〜」
ゴクッゴクッ...
あやたん 「プハァーおいしい!」
俺 「ふぅ、すっきりした」
あやたん 「はぁ、ほのぼのするねぇ〜」
俺 「ああ...」
あやたん 「ごちそうさま〜」
祖母 「あいよ」
あやたん 「お兄ちゃん部屋に行こっ」
俺 「ああ、うん」
・・・・・・
534 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:44
あやたん 「疲れたねぇ」
俺 「そうだなぁ〜」
あやたん 「よいしょっと」(畳に横たわる)
あやたん 「ふぅ〜」
俺 「兄ちゃんも」(畳に寝そべる)
俺 「はぁ〜・・・楽しいね田舎は」
俺 「・・・・・」
俺 「なぁ、あや」
俺 「あや?」
あやたん 「スぅースぅー・・・」
俺 「寝たのか、暑いから扇風機をつけよう」
ピッ...ウィ――ン...
俺 「ふぅ、涼しい・・・」
俺 「・・・・・」
俺 「スぅースぅー・・・」
・・・・・・
祖母 「あら、2人して昼寝して。」(毛布をかぶせる)
535 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:44
―夜―
母 「母さーん」
祖母 「おうおう、きたのね」
母 「うん。父さんはどうしてもこれないって」
祖母 「そうかい」
母 「はい、これおみやげ。子供は?」
祖母 「2人で仲良く寝ているよ」
母 「先に来させてごめんねぇ」
祖母 「いいんだよ、楽しかったから」
母 「そう、よかった」
536 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:45
―数分後―
俺 「あ、母さん」
母 「ああ、起きたのね」
俺 「父さんは?」
母 「これないって」
俺 「ふーん・・・」
母 「あやはまだ寝てるの?」
俺 「うん」
俺 「あや〜、母さん来たぞ〜」
母 「起こさなくてもいいよ」
俺 「あや〜」
あやたん 「ん、ん〜?」
俺 「母さん来たぞ。父さんはこれないって」
あやたん 「え、本当?」
俺 「ああ。だから起きてご飯つくらなきゃ」
あやたん 「そうだった」
537 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:45
母 「あら、あやも起きたのね」
あやたん 「おばあちゃん。ご飯つくろぉよ〜」
祖母 「そうだねぇ」
母 「あら、ご飯を作るの手伝ってるの?偉いねぇ〜」
あやたん 「うん、楽しみにしていて」
母 「母さんも手伝うよ」
あやたん 「だめだめ〜、あやとばあちゃんとお兄ちゃんで作るの」
俺 「あ、まず風呂沸かしてくる」
祖母 「あいよ」
母 「迷惑かけてない?」
祖母 「いいや、2人とも働き者で助かるよ」
母 「よかった」
あやたん 「じゃあ、ばあちゃん昼とったお野菜でつくろう!」
祖母 「うん」
539 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:46
数分後
俺 「風呂沸かしてきた」
あやたん 「お兄ちゃんこっち〜」
俺 「ああ」
あやたん 「お兄ちゃんもお野菜切ってね」
俺 「うん」
・・・・・・・・・・
あやたん 「はい、お母さんできたよぉ」
全部テーブルに運び終わる
母 「まぁ、おいしそう」
祖母 「いただこうか」
あやたん 「うん、いただきまぁ〜す」
俺 「いただきまーす」
母 「いただきまぁす」
あやたん 「お母さん、このお野菜ねぇ、あやとお兄ちゃんでおばあちゃんの畑から採ってきた
やつだよ。」
母 「母さんの畑でね〜」
あやたん 「うん、とってもおいしいんだよ」
祖母 「そうね〜」
母 「どれ」
シャキッシャキッ・・・
540 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:46
母 「まぁ、本当においしいね」
あやたん 「でしょっ!」
そして楽しい会話しながら食事が終わる
あやたん 「今度お風呂はいろぉ」
母 「そうねぇ」
俺 「俺は1人で入るよ」
あやたん 「とっても気持ちいいんだよ!朝ね、お兄ちゃんとお風呂掃除したからピッカピカだし!」
母 「へぇ〜、楽しみね」
母 「ひろしが沸かしたから先に入りなさい」
俺 「うん」
そして、兄が入り出てくる
俺 「ふぅ気持ちよかったぁ〜」
あやたん 「じゃあ、次、お母さん、はいろっ」
母 「はいはい」
あやと母も入り、出てくる
541 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:46
あやたん 「気持ちよかったでしょう?」
母 「そうねぇ、すごく気持ちよかったねぇ」
祖母 「はい、スイカだよ」
あやたん 「わぁ、これあやが採ったやつぅ〜」
俺 「ホントだ」
あやたん 「すごいおいしいんだよ!」
モグモグモグ
母 「相変わらずおいしいね〜」
祖母 「そうじゃろ」
母 「ここに来たらいっつも食べるものね」
・・・・・・・
今日もこのあと、ゆっくりしてから寝床についたのであった
542 名前:妹欲しい 投稿日:2001/06/30(土) 00:48
第3日目終了 次回 田舎編やっと終了
632 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2001/07/05(木) 00:54
ちょっと確認。
>>35 から、あやたんはショートカットでいいのよね?
633 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/05(木) 00:57
>>632
私のあやたんはロングミツアミですっ
634 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/05(木) 00:57
―第4日目朝―
母 「起きなさい朝よ」(部屋をのぞく母)
祖母 「ゆっくり寝かしときなさいよ」
母 「だって・・・」
祖母 「まぁいいじゃないの」
母 「そうね」
母 「それより、母さん」
祖母 「ん?」
母 「ひろしとあやをいっしょの部屋で寝かしてんの?」
祖母 「仲がいいからいいんじゃないの?」
母 「でも、あやも中学生よ、ひろしもそれなりに大人だし.....」
祖母 「兄妹なんだからいいのよ、そんくらい」
母 「そうかねぇ...」
祖母 「あたしは学生の頃は兄と“同じ布団”で寝てたんだよ」
母 「昔は昔だけど・・・」
祖母 「何言ってんの、今も昔も同じだよ、ほら朝飯つくるよ」
母 「はいはい」
635 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/05(木) 00:59
―23分後―
俺 「ふぁ〜あぁ.....」
俺 「・・・」
俺 「あや、朝だよ...」
あやたん 「う、うん.....」
俺 「ふぅ、顔洗ってこよっと...」
洗面所へ
ジャババババァァ〜
俺 「よっし!」
・・・・・・
俺 「おはよ〜」
祖母 「あい、おはよう」
母 「おはよう」
あやたん 「おはよぉ〜」
祖母 「あいよ、おはよう」
母 「朝ごはん食べなさい」
俺 「うん」
祖母 「いただきます」
俺 「いただきます」
あやたん 「いただきま〜す」
636 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/05(木) 01:00
TV (え〜、続いては気象情報です。大型の台風8号が
近づいています。明日朝には到達する見込みです)
祖母 「あら、また台風の季節がやてきたのね」
俺 「台風!?」
あやたん 「わぁ〜台風だ〜」
母 「そんなに喜ぶものじゃないのよ」
祖母 「今日は外を片付けないとね」
俺 「台風かぁ〜、珍しいな」
あやたん 「あっちにはあまり来ないもんね」
俺 「ああ」
食事が終わる
あやたん 「今日は外大丈夫なんだよねぇ?」
祖母 「まだ当たってはないからね〜」
俺 「明日は出ちゃダメなんだぞ」
あやたん 「うん」
819 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/07(土) 01:30
―夕方―
祖母 「そろそろ外の戸締りしようかいねぇ」
俺 「うん、じゃあ何すればいい?」
祖母 「外の畑とハウスを守ろうかい」
俺 「うん」
外へ・・・
祖母 「まず、畑にシートをかぶせるよ」
俺 「うぃ」
あやたん 「これで大丈夫なの?」
祖母 「うん、なんとか大丈夫だよ」
あやたん 「へぇ〜」
祖母 「じゃあ、まずそっちをもって・・・それっ」
俺 「ほっ」
祖母 「はい、これでシートの角に石をのせて・・・あい、終わりよ」
祖母 「ハウスの方は難しいからばあちゃんがやっておくよ」
俺 「うん、わかった」
あやたん 「これで終わりなの?」
祖母 「家の窓の防風戸を出してちょうだい」
俺 「うん」
あやたん 「は〜い」
・・・・・
820 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/07(土) 01:32
俺 「これだな」
あやたん 「これを出せばいいの?」
俺 「たぶんな」
ガララララァ〜・・・・・ガラララララァ〜
俺 「よし、これでいいいか」
俺 「中に入ろうか」
あやたん 「うん」
家の中へ・・・
母 「ひろし〜」
俺 「ん〜?何?」
母 「あやといっしょに明日の分の食料とろうそくなど買ってきてちょうだい」
俺 「うん。で、どこまで?」
母 「ちょっと歩いたところにお店があるはずよ」
俺 「わかった。あや行こうかー」
あやたん 「うーん」
俺 「じゃ、行ってくる」
母 「気をつけてね、はいお金」
俺 「はい」
あやたん 「行ってきまーす」
母 「行ってらっしゃい」
821 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/07(土) 01:34
店へ・・・
俺 「ここだ」
俺 「食料・・・え〜っと、これとこれと・・・」
あやたん 「はい、お兄ちゃん、ろうそく」
俺 「ああ、ありがと」
俺 「食料これだけだったかな」
あやたん 「うん、紙に書いてあるやつこれで全部だよ」
俺 「代金を払ってと」
・・・・・・・
俺 「帰ろうか」
あやたん 「うん」
帰り道・・・
あやたん 「ねぇ、兄ちゃん。」
俺 「ん?」
あやたん 「そこの公園散歩しようよぉ」
俺 「少しだけな」
あやたん 「うんっ」
二人は公園へと入っていく・・・
822 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/07(土) 01:36
あやたん 「ここの公園キレイだね」
俺 「田舎に公園ある意味あるのかな?」
あやたん 「デートスポットでしょ?」
俺 「そっか(笑)」
あやたん 「だよ(笑)」
あやたん 「あ、ブランコ〜♪のっていこっ」
俺 「子供だなぁ〜」
あやたん 「いいの!ブランコはロマンチックなの!」
俺 「仕方ないなぁ」
あやたん 「さっ」
俺 「ああ」
あやたん 「ブランコなんてひさしぶり〜小学校以来」
キーコーキーコー
あやたん 「ははは〜♪」
俺 「俺も当分乗ってなかったよ」
あやたん 「せ〜のっ」
俺 「お、おいっ(汗)」
ジャンプ・・・・・(ブランコから勢いよく飛び降りたあやたん)
823 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/07(土) 01:45
あやたん 「いたっ」
俺 「ほ〜ら、転んだ・・・」
あやたん 「いてててて.....」
俺 「あんま無茶すんなよ...」
あやたん 「うん、でも大丈夫」
俺 「ケガしなかったか?」
あやたん 「ううん、何も」
俺 「手のひら擦りむいてるじゃんか」
あやたん 「こんぐらい平気!」
俺 「何をいってる、ほらそこの水道で洗って」
あやたん 「うん」
ジャー・・・
俺 「バンソウコウも何もないから、家に着くまでがまんしてろよな」
あやたん 「うん、ありがとう...」
俺 「じゃあ、帰るか」
あやたん 「うん」
家へ帰る二人
824 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/07(土) 01:46
俺 「ただいま〜」
あやたん 「ただいまぁ」
母 「ずいぶん遅かったわね」
俺 「ちょっと寄り道してたんだよ」
母 「そうだったのね」
俺 「あ、はいろうそくと食い物」
母 「はい、ありがとう」
俺 「他になんかすることある?」
母 「もういいわよ、好きにしときなさい」
俺 「あいよ」
825 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/07(土) 01:56
部屋へ
俺 「あや、さっきのケガ大丈夫か?」
あやたん 「うん」
俺 「はい、これで消毒して薬塗ってと」
あやたんの擦り傷に染み込む消毒液
あやたん 「う.....うぅ・・しみるよぉ」
俺 「がまんしろ...」
俺 「はい、薬を塗って、、バンソウコウと・・・」
あやたん 「ありがとう」
俺 「あまり動かすとバンソウコウ取れるからな」
あやたん 「うん、わかった」
俺 「お前があんなことするからいけないんだぞ」
あやたん 「もういいって、わかってる」
俺 「ならいいよ。でも、あやが無茶してケガするのが心配なんだよ」
あやたん 「うん、ごめん」
俺 「まぁいいさ、それより今から何する?」
あやたん 「う〜ん」
俺 「ずっとここにいると、やる事もなくなるなぁ」
あやたん 「うん、だよねぇ」
俺 「あ、ちょっと今俺、帰りたいって思ったかも(笑)」
あやたん 「あやも(笑)」
たわいない会話が続き、日は沈んでゆく
826 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/07(土) 01:57
―夜―
(飯も食って。風呂も入ったあとの夜)
母 「風が強くなってきたわね」
祖母 「今日はもうさっさと寝ようかいね」
母 「そうね」
母 「あんた達も寝なさい」
俺 「うん」
俺 「もう、寝るか?」
あやたん 「早くない?」
俺 「母さんがもう寝ろって」
あやたん 「うん、けど...」
俺 「何だ?」
あやたん 「なんでも...」
俺 「じゃあ、寝るぞ」
あやたん 「うん」
―部屋へ―
俺 「おやすみ」
あやたん 「うん、おやすみぃ」
パチッ・・・
829 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/07(土) 02:11
あやたん 「ねぇ兄ちゃん・・・」
俺 「なんだ?」
あやたん 「私が死んじゃったらどうする?」
俺 「はぁ?変なこと聞くなよ」
あやたん 「だから、もしもよ、もし」
俺 「そりゃあ、すごく悲しいし辛いさ」
あやたん 「立ち直れる?」
俺 「さぁ、気が狂うかもな・・・」
あやたん 「そっかぁ」
俺 「なんでそんな事聞くんだ?」
あやたん 「別に。どう思うのかな〜?って」
俺 「聞かなくても分かるだろ...」
あやたん 「うん。なんか幸せすぎて変なこと考えちゃってさ」
俺 「どんなだ?」
あやたん 「私とお兄ちゃん、ホントにこの世に存在してるのかな?って」
俺 「はぁ、誰も考えないぞ、そんな事」
あやたん 「そうだよね」
俺 「もうやめようそんな話。考えたくない」
あやたん 「うん、ごめんね」
俺 「もう寝るぞ」
あやたん 「はい。おやすみ」
俺 「おやすみ」
眠りにつく
風音が窓をひしひしと叩きながら、二人の呼吸は闇に飲まれ
夢におちていくのであった
あやたん 「うん」
ゴォォォォ〜
俺 「母さん達起きてるかな?」
あやたん 「起きてるんじゃない?」
俺 「じゃあ、あっちに行ってみよっか?」
あやたん 「うん」
居間へ・・・
母 「あら、おはよう」
祖母 「おはようさん」
俺・あやたん 「おはよう〜」
俺 「すごい風だよね」
母 「そうねぇ...」
祖母 「もう朝飯食べるかい?」
俺 「あや、どうする?」
あやたん 「う〜ん、まだおなかすいてないよぉ」
俺 「じゃ、もうちょっとしてから」
祖母 「あいよ」
28 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/11(水) 21:41
前スレ 829 の続き
―強風 大雨 の 朝―
ゴオォォォォォォォ.......
あやたん 「すっごい風だねぇ・・・」
俺 「ああ。」
あやたん 「窓大丈夫だよね?」
俺 「暴風戸してあるから安心しな」
ガダガダガダガダ
あやたん 「きゃっ!」
俺 「はははは〜」
あやたん 「もう!笑わないでよぉ」
俺 「ごめごめ」
3時間後・・・
俺 「あさってになったら帰れるなぁ」
あやたん 「うん」
俺 「今日のうちに帰る準備でもしとくか」
あやたん 「そうだね」
準備を始めた、そしてあやたんはバッグを整理する
29 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/11(水) 21:51
あやたん 「これと、これを直して・・・と。」
あやたん 「えぇ〜っとぉ、あれは・・・」
・・・・・
あやたん 「・・・あれ?ない。あ、昨日ポケットに入れてたんだ」
あやたんはズボンのポケットを調べる
あやたん 「な、ない!?・・・もしかして・・・」
(顔が青冷めるあやたん)
あやたん 「(昨日、落としたんだ・・・どうしよう・・・)」
俺 「何してるんだ、あや?」
あやたん 「ううん、別になんでもない」
俺 「そうか、準備終わったか?」
あやたん 「うん、もう少し.....」
俺 「兄ちゃん終わったから手伝ってやろうか?」
あやたん 「いいよ、別に」
俺 「それもそうか。兄ちゃんが手伝う事なんてないか(笑)」
あやたん 「・・・・・」
俺 「じゃあ、兄ちゃんはあっちに行ってるぞ」
あやたん 「うん」
31 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/11(水) 22:14
あやたん 「どうしよう.....落としちゃったのかなぁ・・・」
落ち込むあやたん
あやたん 「お兄ちゃんから貰った大切なペンダントなのに・・・」
ザァー・・・ザァー
あやたん 「この雨と風くらいだったら。カッパ着ていけば大丈夫かなぁ・・・」
あやたん 「・・・・・」
あやたん 「うん。決めた」
あやたんは誰にもバレないようにカッパを着てそおっと家を出た
あやたん 「昨日の公園だから、見つけてすぐに戻れば大丈夫」
そして、あやたんは暴風の中公園へ向かった
あやたん 「外に出てみたらすごい風だなぁ。まぁいいや。早く見つけてすぐ戻ろう」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―家―
俺 「お〜い、あや〜」
部屋に入る
俺 「あや?・・・あや??」
俺 「トイレかなぁ、待っておこ」
あやたん 「ここだ、ここ。さあ、探そう...でも、すごい雨だよぉ・・・見つけられるかな?」
さっそくブランコのあたりを探すあやたん
32 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/11(水) 22:33
あやたん 「見つからないよぉ・・・」
必死に探すあやたん
あやたん 「昨日のお店かなぁ・・・ちょっと行ってみよう。道路に落ちてるかも」
その頃
俺 「トイレにしては遅すぎる・・・」
トイレに向かう兄
俺 「あや、入ってるのか?」
!?
俺 「あや?」(コンコン)
俺 「開けるぞ?」
ガチャッ
俺 「あれ?入ってない・・・。じゃ、どこにいるんだ?」
俺 「母さん、あや見なかった?」
母 「部屋にいるんじゃないの?」
俺 「それがいないんだ。トイレにも入ってない」
母 「変ねぇ。家中探してごらん」
俺 「うん。」
・・・・・・・・・
俺 「あやー・・・・・どこだー?」
家中を探し回る
俺 「いないよ」
母 「ええ?」
祖母 「もしかして、畑じゃないかい?」
俺 「そうかも。ちょっと見てくる」
祖母 「でも、ハウスのビニールは取ってあるんだがねぇ」
俺 「一応見てくるよ」
カッパを着て外に出ようとする
俺 「あれ?カッパが1着ない。やっぱり外だ!」
畑へ向かう兄
33 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/11(水) 22:53
俺 「あやーあやっ・・・」
俺 「いない・・・まさか・・・?昨日の公園?いや、行くはずないか。いくらあやでも、こん
な台風の 時に公園に行かないしな。いや、でも行ってみるか・・・」
公園に向かう兄
その頃
あやたん 「この道にも落ちてないなぁ・・・どうしよう・・・」
困りながら歩いていた その時
あやたん 「きゃあっ!!」
ボチャッ
深さ2m20cm、水かさ30cmのドブに落ちてしまった
あやたん 「ど、どうしよう!落ちちゃったよぉ〜」
あやたん 「流れはそんなに速くないけど・・・、どうやって登ればいいんだろう」
はしごを探し、ゆっくり歩きはじめるあやたん
公園に着いた兄
俺 「あやーっ!あや〜」
俺 「足跡だ。あやのかな?あ、出て行った跡だな」
足跡を追い、公園の外に出る
俺 「ここからは足跡ないな・・・行くとしたら・・・あとは昨日の店か。」
店のある方向へ道を歩いていく
34 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/11(水) 23:18
あやたん 「どこにもないよ、登れないよ・・・ふぇ、お兄ちゃん・・・迎えに来てよぉ・・・(泣)」
・・・・・・・・・
俺 「あやー・・・」
俺 「いないなぁ。もう一度公園に行ってみよう」
公園に再び戻る
俺 「あやー・・・やっぱり、いないか・・・」
あやたん 「ふえん・・・帰りたいよぉ・・・お兄ちゃん・・・」
あやたん 「お兄ちゃん・・・・・」
(ぁや〜・・・・)
あやたん 「!?」
(あや〜・・・)
あやたん 「お・・兄ちゃん?」
俺 「あやーっ」
あやたん 「お兄ちゃんだ、おに〜ちゃ〜ん!」
俺 「あや!?あやか?どこだー?」
あやたん 「ここだよぉー」
俺 「どこー?」
あやたん 「ドブ〜!」
俺 「え!?」
あやたん 「ドブの中ー」
俺 「ちょっと待ってろ」
35 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/11(水) 23:35
俺 「あやっ・・・」
あやたん 「お兄ちゃん・・・」
俺 「なんでドブにいるんだよ、ほら手つかめ」
あやたん 「うん・・・」
そして、あやたんを引き上げる
あやたん 「お兄ちゃん、恐かったよぉ」
俺 「バカ野郎!なんでこんな日に外出するんだよ!」
あやたんを強く優しく抱きしめる
あやたん 「ごめんなさい・・・ふえぇん...」
俺 「心配したじゃないか!」
あやたん 「ごめんなさい・・・」
俺 「足がずぶ濡れじゃないか。風邪ひくから帰ろう」
あやたん 「え?・・・・うん・・・」
俺 「大丈夫だ、母さん達には家のすぐそばにいたって言うから」
あやたん 「うん。」
俺 「さあ、帰ろう」
あやたん 「あ、お兄ちゃん。」
俺 「ん?」
あやたん 「あのね、ペンダント、昨日落としたみたいなの・・・だからそれを見つけようと思って・・・」
俺 「見つかったのか?」
あやたん 「ううん」
俺 「明日、兄ちゃんといっしょに見つけにこよう」
あやたん 「うん」
俺 「それじゃあ、帰ろう」
あやたん 「うん」
家に帰っていく
36 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/11(水) 23:43
家に戻る
俺 「ただいまー」
あやたん 「ただいま......」
母 「あやはいたね?」
俺 「うん、畑で野菜が大丈夫か見てた(笑)」
母 「ずいぶん遅かったじゃない」
俺 「俺もいっしょに野菜大丈夫か見てさ、それから部屋の窓が暴風戸だけで大丈夫か
見て、どうやったらうるさくなくなるかいろいろやってたんだ」
母 「じゃあ、ちゃんと言いなさい」
俺 「うん、ごめん」
あやたん 「お兄ちゃん・・・」
母 「あや、靴がびちゃびちゃじゃない!」
俺 「あぁ、水たまりに入ってしまったもんな(笑)」
あやたん 「え、あ、うん。そうなの」
母 「お風呂で足を洗って、体を拭いてきなさい。風邪ひくわよ」
あやたん 「うん」
俺 「洗いに行くぞ」
あやたん 「は〜い」
37 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/11(水) 23:48
そして、夜になり、台風も過ぎ去り、風も治まってきた・・・
―部屋―
俺 「今日は疲れただろ?」
あやたん 「うん」
俺 「なんで明日じゃなくて、今日探しにいったんだ?」
あやたん 「だって、なくなっちゃうかと思ったんだもん」
俺 「無茶しすぎだよ。それに黙って行くなよ」
あやたん 「うん、ごめんなさい・・・」
俺 「まぁ無事だったからもういいよ。ペンダント明日探そうな」
あやたん 「うん、ありがとう」
俺 「そんなにあれ気にいってくれてるのか?」
あやたん 「うん、とっても!」
俺 「そうか、嬉しいな、ははは」
俺 「そろそろ寝ようか」
あやたん 「そうだね」
俺 「じゃあ、電気消すぞ・・・」
パチッ
俺 「おやすみ」
あやたん 「おやすみぃ」
39 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/12(木) 00:14
―台風もすっぱり去り、台風の余韻を残した湿った朝―
あやたん 「う、う〜ん・・・」
あやたんが起きる
あやたん 「ふあぁ〜・・・・・むにゃむにゃ...」
俺 「う、う〜ん、あや起きたのか・・?」
あやたん 「うん・・・」
俺 「まだ寝かせてくれ・・・ふごっ」
あやたん 「・・・・・」
立ち上がり、トイレへ向かうあやたん そして、用を達したあと、居間でテレビを
見た
―20〜30分後―
俺 「ふぁ〜あ・・・。あれ?あやがいない。まさか、また1人で!?」
急いで起き上がり、居間へ向かう兄
俺 「あやー!」
あやたん 「なに〜?」
俺 「あ、びっくりした・・・また1人で探しに行ったのかと思ったよ」
あやたん 「TV見てただけだよ。それにお兄ちゃんといっしょに探しに行くって
約束したし」
俺 「そうだったな。疑ってすまん」
あやたん 「ううん、別にいいよ」
それから・・・
俺 「ほんのちょっと散歩してくるね」
祖母 「あいよ、いってらっしゃい」
俺 「じゃあ、行こうか」
あやたん 「うん」
二人で公園に探しに出かけた
40 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/12(木) 00:16
公園・・・
俺 「おお、すっごい荒れてるな・・・」
俺 「あや、お前昨日1人でここに探しに来てたんだぞ」
あやたん 「うん、今思うとなんかぞぅ〜っとする」
俺 「だろ?まぁ探すか。」
ブランコのあたりを探す
あやたん 「やっぱりないなぁ」
俺 「ホントに落としたのか?」
あやたん 「うん、ズボンのポッケに入れてたんだもん」
俺 「そうかぁ」
入念に探す
俺 「ホントにないなぁ」
俺 「あやがブランコから飛んで、ここらへんで転んだよな」
あやたん 「うん」
俺 「じゃあ、ここらへんだ」
あやたん 「そこ、なかったよ」
俺 「土に埋もれてるかもしれないだろ、昨日は見ただけだったろ?」
あやたん 「うん」
俺 「ほらな、じゃあちゃんと探すぞ」
あやたん 「うん」
土をかき分ける兄
42 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/12(木) 00:30
あやたん 「はい、お兄ちゃん、木の枝」
俺 「なんだ、これ?」
あやたん 「これで、土を分けて。でなきゃ手が汚れちゃうよ」
俺 「いいよ、いらない。ありがとう」
それからも入念に手で土をかき分ける俺
あやたん 「お兄ちゃん.......」
必死な兄を見て、あやたんは感動した そして、後ろから抱きつく
あやたん 「お兄ちゃんっ!」
俺 「おい、いきなりなんだよ、これじゃ探しにくいよ!」
あやたん 「うん、ごめん。私、とっても嬉しかったからつい・・・」
俺 「まぁ、喜ぶのは見つかってからに・・・・・あっ」
ふと手を置いた草むらになにか感触を覚える
俺 「あ、これじゃないか?これだこれ、あったぞ!」
あやたん 「えっ?わ、ホントだー!あったー♪」
俺 「いやぁ、まさかこっち側(草むら)にあるとはね(笑)」
あやたん 「飛んでいっちゃったんだね(笑)」
俺 「そうだな(笑)見つかった事だし、帰ろうか」
あやたん 「うん。あ、お兄ちゃんあそこの水道で手洗ってきた方がいいよ」
俺 「ああ」
水道で、手についた泥を洗い流す
43 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/12(木) 00:31
俺 「あ、指先が少し切れてる」
あやたん 「ああ、ホントだ、ケガしてる!」
俺 「大丈夫だよ、こんくらい」
あやたん 「でも、私のために必死に探してくれたからケガしちゃったんでしょ」
俺 「まぁ、大丈夫さ」
あやたん 「ちょっと、貸して」
兄の手をとり、口元に運ぶ
あやたん 「チュウゥゥゥゥ・・・ぺっ チュゥゥゥゥゥ〜・・・ぺっ」
俺 「あや・・・」
あやたん 「これで、もう血は止まったよ!」
俺 「ありがとう」
あやたん 「うん♪」
俺 「じゃあ、帰ろうか」
あやたん 「そうだねっ」
そして、家に向かう
46 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/12(木) 00:39
あやたん 「あっ、お兄ちゃん」
俺 「何だ?」
あやたん 「おみやげ、どうしようかな?お父さんと友達の・・・」
俺 「あ、そうか。そうだな〜、父さんには母さんが買っていくとして、友達のを・・」
あやたん 「今日、買いに行かない?1度家に戻ってから」
俺 「そうだな、賛成」
あやたん 「うん」
家に着いて、部屋にいる
あやたん 「はい、お兄ちゃん、一応バンソウコウ・・・」
ぺタッ
俺 「ありがと。そういえばあやの手のひらの擦り傷は治ったか?」
あやたん 「うん、ばっちし!」
俺 「そうか、よかった」
あやたん 「今度はお兄ちゃんがあの公園でケガしたね(笑)」
俺 「そうだな。あの公園、呪われてるんじゃないか?」
あやたん 「えぇ?恐〜い・・・」
俺 「冗談だよ冗談」
のんびりしながら、1時間後
47 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/12(木) 00:54
あやたん 「そろそろ買いに行く?」
俺 「ああ。」
あやたん 「でも、どこに何を買いに行けばいいの?」
俺 「そっか〜、お土産らしきものもないしな・・・あっ!」
あやたん 「なになに?」
俺 「考えてみろよ、今お盆だろ?それに夏休みだし。田舎に帰ったりしてる友達
いっぱいいるから、お土産の必要ないんじゃないか?」
あやたん 「あっ、そっか〜!思いつかなかった(笑)」
俺 「ってことで、中止ー」
あやたん 「うん」
またーりと夜まで過ごす・・・
母 「今日はここで最期の夜ね」
俺 「うん」
あやたん 「あ、外見て〜蛍!」
俺 「おっ!」
母 「あら、ホントに」
祖母 「普段は土手でしか見れないのにね、あんた達を別れを告げに来たんだよ」
あやたん 「きれーい・・・」
祖母 「死んだじいさんが蛍をここまで呼んでくれたんだよ」
笑みを浮かべながら涙をうっすら流すばあちゃん・・・
母 「父さん、ありがとう・・・」
あやたん 「ここでいろんな思い出できたね」
俺 「そうだな」
夜の暗闇の中の寂しさを 蛍たちが精一杯明るくして
それはまるで本当に俺たちにお見送りをしに来たように見えた
52 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/12(木) 01:03
―朝―
祖母 「はい、ご飯」
母 「食べ終わったら出発よ」
俺・あやたん 「うん」
俺 「これで、当分ばあちゃんのご飯は食べられなくなるなぁ」
あやたん 「なんか寂しいよぉ」
祖母 「また、今度来たらご馳走してあげるからね」
あやたん 「うん」
あやたん 「いただきまぁ〜す」
俺 「いただきまーす」
ばあちゃんの作ったご飯を じっくりかみ締め
出発の時は来た
53 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/12(木) 01:10
バス停へ向かう
母 「忘れ物ないね?」
あやたん 「うん」
俺 「ない」
母 「じゃあ、母さん、帰るからね」
あやたん 「おばあちゃん、元気でねぇ(泣)」
泣きながらばあちゃんに抱きつくあやたん
俺 「ばあちゃん・・・また、くるよ」
俺は出そうな涙をこらえて また来る事を誓った
祖母 「あんた達もがんばりなさいよ」
あやたん 「うん、またねぇ(泣)」
俺 「ばいばい、またね」
母 「それじゃあ、母さん、またね」
到着したバスに乗り、ばあちゃんに手を振る
見えるばあちゃんは次第に小さくなっていく
それでもなお手を振り続けるあやたん とおばあちゃん
あやたん 「ふえぇ〜ん・・・」
俺 「あや、もう泣き止め。ほら、家に帰れるんだぞ」
あやたん 「うん。でもおばあちゃんまた1人になっちゃうからかわいそうだよぉ」
俺 「ばあちゃんはそれに耐えてきたから、大丈夫だよ」
母 「そうよ、あや。それにおばあちゃんにはね、いつも心の中におじいちゃんがいるから
寂しくないのよ」
あやたん 「うん....」
俺 「また、来年、来ような」
あやたん 「うん、絶対だよ」
俺 「ああ」
そして、飛行機にのり家路へ向かう
54 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/12(木) 01:12
ひさびさに家に帰り着き、残りの夏休みを順風満帆に過ごしていった・・・
55 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/12(木) 01:14
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田舎編 終了
&
夏休み編終了
ありがとうございました
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(・∀・): 11 | (・A・): 34
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