大好きな妹、あやたん 6

2005/01/14 07:34 登録: えっちな名無しさん

125 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/18(水) 00:13
俺 「あや、なんか最近家に帰ってくるの遅いな」

あやたん 「うん、ちょっとね」

俺 「部活入ったのか?」

あやたん 「ううん、文化祭の練習」

俺 「そっか、がんばれよ。でも、遅くなりすぎるなよ」

あやたん 「うん、そうする」

俺 「お兄ちゃんの友達の弟に、お前と同じ学年のやつがいるんだが
、なんかそいつがお前に気があるみたいだぞ?」

あやたん 「ええ!?誰?」

俺 「本村ってやつがいるだろ?」

あやたん 「うん、3組の人」

俺 「知ってるのか?」

あやたん 「うん、優しくしてくれるの」

俺 「へぇ〜、で、どうなんだ?」

あやたん 「へ?何が?」

俺 「いや、なんでも.....」

あやたん 「もしかして、私が本村君のこと気になってるとでも?」

俺 「いやいや、別にそんなことは・・・」

あやたん 「あ、お兄ちゃん、嫉妬〜?」

俺 「違うよ!」

あやたん 「もう!私はお兄ちゃんのことが好きだってことわかってるでしょ?」

俺 「ああ・・・」


126 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/18(水) 00:18
あやたん 「へぇ〜、本村くん私に気があったんだ・・・」

俺 「優しくしてくる原因はそれか。」

あやたん 「どうすればいいの?」

俺 「どうすればって・・・」

あやたん 「断ると、本村くんかわいそうだし・・・」

俺 「今までどおりしてろよ?」

あやたん 「うん、でも告白してきたら・・・」

俺 「俺が竜矢に言っとくから」

あやたん 「竜矢って、本村くんのお兄ちゃん?」

俺 「うん」

あやたん 「わかった、でもあんまりきつく言わないようにって頼んどいてね」

俺 「大丈夫だ」


127 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/18(水) 00:22
過去編

   それは、あやが小学校2年生のとき・・・


128 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/18(水) 00:33
あやたん 「お母さん、ここにあったあやのおやつはぁ?」

母 「知らないわよ」

あやたん 「ここにあったんだよぉ!?」

母 「お母さん知らないって!お兄ちゃんにでも聞いてみなさい」

あやたん 「お兄ちゃん、あやのおやつはぁ?」

俺 「ん?テーブルにあったポテトチップか?」

あやたん 「うん、それ」

俺 「俺が食った!」

あやたん 「もう、なんで!あれ、私のだよ!返して!」

俺 「あんなところにあったから食ったんじゃねぇか!」

あやたん 「う....うわぁ〜ん お母さぁ〜ん お兄ちゃんがぁ〜」

母 「また、あやを泣かしたのね!パシッ」

俺 「痛っ」

母 「謝りなさい」

俺 「ご、ごめんよ・・・」

母が去ったあと

俺 「お前が泣くから叩かれたじゃねぇかよ、パシッ」

あやたん 「うう・・・わぁ〜ん 」

俺 「ごめんごめん、泣くな泣くな!また買ってやるからな」

あやたん 「わぁ〜ん」

母 「ひろし!」(バシッ)

俺 「痛ってー!!」

母 「なんであやを泣かすの!お兄ちゃんじゃないの!」

俺 「また買ってやるって言ったよー」

母 「そういう問題じゃないの!」


129 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/18(水) 00:36
その夜

父 「そうか、またひろしがあやを泣かしたのかー」

母 「いつも泣かせるのよ」

父 「困ったなー」

母 「ひろしはあやのことを大切にしてくれないとね〜」

父 「うむ」

次の日 学校


130 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/18(水) 00:44
学校、昼休み

のぶと 「スカートめくり〜♪」

あみか 「もうエッチ〜!」

のぶと 「へっへ〜、あやもすきあり」

あやたん 「きゃっ、もう!」

のぶと 「ば〜か」

あやたん 「先生〜、のぶと君がスカートめくります」

先生 「こら、のぶとくん、女の子のスカートをめくっちゃいけません!」

のぶと 「先生のお尻タッチ〜」

先生 「変態!パシッ」

のぶと 「う・・・うぅ・・ふぇ〜ん!」

先生 「あ、ごめんね、でもお尻さわったりしたらいけないよ」

のぶと 「ごめんなさぁ〜い・・・」

先生 「わかったらいいの、ごめんね」

放課後・・・


131 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/18(水) 00:57
―公園―

のぶと 「おいあや、お前が先生に言ったから叩かれたんだぞ」

あやたん 「だってスカートめくるのがいけないんでしょ」

のぶと 「お前、すぐ人に言うよなぁ」

あやたん 「悪いんですかぁ?」

のぶと 「うるせぇ、今日は兄ちゃんを連れてきたんだ」

のぶと 「兄ちゃ〜ん」

中学2年生ののぶとの兄が現れる

兄 「へっへぇ〜、この子があやちゃんかぁ、かわいいな〜」

あやたん 「!?」

兄 「のぶと教えたとおりにしろ」

のぶと 「ちょっとこい」

あやたん 「もう、なに!離してよぉ」

兄 「ちょっとおいで〜」

あやたん 「は〜な〜し〜てぇよ〜」

その時、偶然公園の前を俺がとおりかかった

俺 「え、あや?」

あやたん 「何よ〜」

兄 「へへへ、いいからいいから」

俺 「何してるんだ!」

兄 「ああ!?」

俺 「あ、2年生の・・・」

兄 「おお、お前は1年のやつじゃねぇか、この子はお前の妹か〜」

俺 「あ、はい・・・」

兄 「ちょっとあやちゃんを借りるぜ」

あやたん 「お兄ちゃぁ〜ん」


132 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/18(水) 01:07
俺 「は、離せ!」

兄 「はあ?俺にさからっていいのか?」

俺 「妹を・・・あやを離せ!」

兄 「おう、離してやるよ」(離す)

あやたん 「お兄ちゃん・・・」(兄の後ろにかくれる)

兄 「ったくよ、ちょっと来いや」

俺 「・・・」

あやたん 「お兄ちゃん!」

兄 「おめえよ、生意気だな〜」

バシッ! (腹パンチ)

俺 「痛てっ!!」

その場にしゃがみむ

兄 「新入生のクセに先輩にはむかうんじゃねぇ!」(横腹をけりあげる)

俺 「グハッ」

兄 「のぶと、連れて来い」

のぶと 「う・・うん・・・、あや来い」

兄 「さあ、ほんのちょっとだけでいいから来てねぇ」

あやたん 「やめて、なによもう」

俺 「・・・おい」

兄 「はぁ?こりねえやつだな」

俺 「うおおおおー」(走って向かってゆく)

ベシッ(兄の顔面にパンチを入れる)

兄 「ぐあっ」

のぶと 「兄ちゃん!」

俺 「くそっ、くそっ!」(バシッバシッ)

兄 「ど、どけぇ〜」

あやたん 「お兄ちゃん・・・」

兄 「も、もう、勘弁してやる・・・のぶと帰るぞ」

のぶと 「うん・・・」


133 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/18(水) 01:13
あやたん 「お兄ちゃん、大丈夫?」

俺 「あいてててて・・・ああ。」

あやたん 「お兄ちゃん、ごめんね、助けてくれてありがとう」(兄に抱きつく)

俺 「あや・・・」

あやたん 「私が、私がいけないの・・・先生に言ったから・・・」

俺 「あや・・・、もうさっきの弟には何もされないからな」

あやたん 「お兄ちゃん!」

その時から、兄には、妹を大切にしないといけないという気持ちがわずかながらに
芽生えはじめた。あやたんを全くイジメなくなったわけではないが、
年が進むに連れて、泣かせることも少なくなり、お兄ちゃんらしくなっていった。

もちろん、あやたんもあれ以来、すぐ人に言うこともなくなった

192 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/25(水) 13:14
俺 「あやが友達を家に連れてきます。ほうっておいてください」


193 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/25(水) 13:18
―暑い夏日―

俺 「あっち〜な・・・」

あやたん 「お兄ちゃん」

俺 「ん?」

あやたん 「今日ね、友達がお家に来るんだよ」

俺 「そうか」

あやたん 「うん」

俺 「兄ちゃんの部屋に入れるなよ」

あやたん 「えぇ〜?」

俺 「入る気だったのか?」

あやたん 「だってお兄ちゃん見たいって言ってたもん」

俺 「恥ずかしいな」

あやたん 「ねっ、会って!」

俺 「・・・・・」

あやたん 「だめ?」

俺 「仕方ねぇな。会うだけだぞ」

あやたん 「うんっ」


194 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/25(水) 13:28
ピンポーン

あやたん 「あ、来た」

がチャ

あやたん 「どうぞ」

みゆ 「こんにちわ〜」

ひろみ 「あやちゃん家初めてだよ」

あやたん 「さ、上がって」

ひろみ・みゆ 「うん、お邪魔しま〜す」

あやたん 「ここが私の部屋だよ」

ひろみ 「へぇ〜、いいお部屋だね」

みゆ 「いいな〜」

あやたん 「ちょっと待っててね、ジュース持ってくる」

ひろみ 「あ、うんありがとう」

みゆ 「私もこういう部屋欲しいな〜」

ひろみ 「かわいいよね」

みゆ 「うん」

あやたん 「おまたせ〜はい」

みゆ 「ありがとう」

ひろみ 「ども」

ゴクッゴクッ

ひろみ 「プハ―ッおいしい!」

みゆ 「すっきりした、私、のど渇いてたんだ〜」

ひろみ 「あたちゃんのお部屋かわいいね」

あやたん 「そう?」

ひろみ 「うん」


195 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/25(水) 13:47
ひろみ 「ねぇ、このぬいぐるみかわいいね」

あやたん 「うん、ヒロチ―っていうの。私の宝物」

ひろみ 「へぇ〜」

みゆ 「ねぇ、あやちゃんのお兄ちゃん見たいな〜」

あやたん 「うん、ちょっと待っててね」

みゆ 「うん」

ひろみ 「どんな人かね」

みゆ 「あやちゃんの自慢のお兄ちゃんだっていうからね」

あやたん 「お兄ちゃん」

俺 「うん?」

あやたん 「そろそろ会ってくれない?」

俺 「マジかよ?もう?」

あやたん 「だって見たいって言ってるんだもん」

俺 「みんなの楽しみに答える自信ないよ」

あやたん 「大丈夫だって!」

俺 「ああ...」

・・・・・・・


196 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/25(水) 13:47
あやたん 「お兄ちゃん連れてきたよ」

みゆ 「(ドキドキ)」

あやたん 「お兄ちゃん」

俺 「こんにちは、あやの兄です...」

みゆ 「こ、こんにちは〜」

ひろみ 「こんにちわぁ」

あやたん 「さ、入って」

俺 「え?・・・ああ」

あやたん 「連れてきたよ」

みゆ 「う、うんありがとう(ドキドキ)」

俺 「わざわざ家に来てくれてありがとう」

みゆ 「いえ、こちらこそ」

みゆ 「いいお家ですね」

俺 「そう?」

みゆ 「はい」

あやたん 「みゆ、どうしたの?そんなに固まっちゃって」

みゆ 「ごめん、私お兄ちゃんがいないから緊張してるの」

俺 「ははは、気にすることないよ」

みゆ 「は、はい」


197 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/25(水) 13:57
ひろみ 「私はお兄ちゃんいるよ」

俺 「へぇ〜何歳?」

ひろみ 「18歳」

俺 「1つ上か〜」

ひろみ 「でも、ぜんぜん優しくない!」

俺 「そうなんだ?」

ひろみ 「だから、あやちゃんがうらやましい」

みゆ 「私もお兄ちゃん欲しかった」

俺 「そういえば、みんな名前は何?」

ひろみ 「あ、ひろみです」

みゆ 「わ、わたしはみゆきと言います」

俺 「俺はひろし。よろしく!」

みゆ 「は、はい」

俺 「みゆきさん、普通にしゃべっていいよ」

みゆ 「あ、すいません...」

199 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/25(水) 14:08
俺 「みんな彼氏とかいるの?」

ひろみ 「いません。でも欲しい!」

みゆ 「私もいません」

俺 「そうなんだ?」

・・・・・・(シーン)

俺 「あ、じゃあ俺はこのへんで・・・」

あやたん 「うん」

みゆ 「あ、ありがとうございました」

俺 「ん?何が?」

みゆ 「いえ、別に。」

ひろみ 「さようなら〜」

・・・・・・・・

あやたん 「みゆ、なんか変だったよ?」

みゆ 「ふぅ〜、すっごく緊張したんだもん」

ひろみ 「まさかみゆ、惚れたんじゃないよね?」

みゆ 「えっ?いや、そんなことないよ」

あやたん 「お兄ちゃんには彼女がいるからダメだよ」

ひろみ 「いるんだ?」

みゆ 「へぇ〜・・・」

ひろみ 「相手はどんな人かね」

あやたん 「わかんないけど、ラブラブらしいよ」

みゆ 「ラブラブか〜いいなぁ」

あやたん 「あやともラブラブだけどね」

みゆ 「ふたまた!?」

ひろみ 「お兄さんあやちゃんのラブラブは仲がイイって事でしょ」

みゆ 「だよね」

あやたん 「うん、だからお兄ちゃんとは付き合えないよ」

みゆ 「うん」


200 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/25(水) 14:10
ひろみ 「あ、そろそろ帰らなくっちゃ」

あやたん 「もう?」

ひろみ 「うん。塾行かなくちゃ」

みゆ 「じゃあ、私もそろそろ」

あやたん 「うん、わかった」

玄関・・・

あやたん 「それじゃあ、またね〜ばいば〜い」

ひろみ 「ばい!」

みゆ 「ばいばい」

・・・・・・・・・・


201 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/25(水) 14:15
俺 「帰ったのか?」

あやたん 「うん」

俺 「あの、みゆきって子、すごく緊張してたなぁ」

あやたん 「うん。お兄ちゃんが欲しかったらしいからね」

俺 「兄弟いないのか?」

あやたん 「一人っ子らしい」

俺 「なんかかわいそうだな」

あやたん 「うん。」

俺 「彼氏は作らないのかな?」

あやたん 「いらないって言ってたよ。お兄ちゃんが欲しいんだって」

俺 「変な子だな。兄はもう作れないのに。それか、年上の彼氏でもつくれば
いいのにな」

あやたん 「お兄ちゃんの友達に、年下の子が好きな人いない?」

俺 「わからん。今度聞いてみる」

あやたん 「うんお願い」

俺 「まさか、紹介しろと?」

あやたん 「ダメ?」

俺 「そうじゃないが、あの子にいいのかな〜って。」

あやたん 「大丈夫だよ」

俺 「ああ、わかった」


202 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/25(水) 14:16
夏休みのとある1日編 終了

251 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 19:31
俺 「今日は同窓会があるらしいので、放っておいてください」


252 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 19:37
―真夏の夏休み―

俺 「えぇ〜っと今日だったよな・・・」

あやたん 「何が?」

俺 「ん?中学校のころの同窓会」

あやたん 「同窓会って大人になってからじゃないの?」

俺 「ん〜、同窓会っていうか、久々の集まりみたいなもんだよ」

あやたん 「へぇ〜」

俺 「だから今日は兄ちゃん出かけてくる」

あやたん 「じゃあ、あやは1人ぼっち?」

俺 「遊びに行けよ」

あやたん 「だってぇ〜」

俺 「明日、海に連れてってやるからさ」

あやたん 「えっ?ホント?約束だよぉ♪」

俺 「ああ」

あやたん 「へへっ♪」

俺 「じゃあ兄ちゃん仕度して行ってくるよ」

あやたん 「うんっ」


253 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 19:46
俺 「それじゃ、行ってくる」

あやたん 「うん、ばいば〜い」

俺 「母さんに夜遅くなるかもしれないから飯はいらないって言っといて。」

あやたん 「うん、わかった」

俺 「それじゃ」

あやたん 「うん、気をつけてねぇ」 (笑顔で手を振るあやたん)

・・・・・・・・・・

俺 「え〜っと、隼人の家だったっけ・・・」

隼人の家へ向かう

男 「ひろっ!」

俺 「ん?」

男 「ひろじゃねぇか、ひっさしぶり〜」

俺 「良平か!?」

良平 「おう」

俺 「久しぶりだな〜、元気だったか?」

良平 「おうよ!そっちは?」

俺 「相変わらずだよ」

良平 「実は、俺な、彼女できたんだよ!」

俺 「マジ?そうかぁ、おめでとう」

良平 「ムフフフフ〜」

俺 「それより、隼人ん家入ろうぜ」

良平 「うむ」


254 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 19:51
ピンポーン

ガラ―

俺 「ちわー」

隼人 「おう、ひろし君!良平君も!ひさしぶりだね。さ、上がって」

俺 「うん...おじゃましまーす」


255 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 19:51
俺 「ちょっと、風呂休憩・・・」


256 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 20:35
俺 「ちわー」

みんな 「お、ひろしー、あ、良平も、ひさしぶり〜」

良平 「おっす!」

亜衣 「ひろし君、ひさしぶりぃ」

俺 「おう、亜衣ひさしぶりだね」

亜衣 「ひろし君元気だったぁ?」

俺 「うん、元気だったよそっちは?」

亜衣 「元気だったけど、ひろし君がいなかったから寂しかった」

俺 「またまた〜(笑)」

亜衣 「あはは」

康介 「よっ、ひろし〜」

俺 「おお、康ちゃん」

康介 「懐かしいな〜」

俺 「だな〜、ひさしぶりだよな〜」

康介 「明日香ちゃんも来てるぞ」

俺 「えっ?」

康介 「お前の初恋の相手だよ」

俺 「お前まだそんなこと覚えてたのか〜」

康介 「まだ、好きなのか?」

俺 「いや、もう別に...」

康介 「そっか〜、かわいくなってたのにな〜」


257 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 20:44
俺 「康ちゃんは彼女できたの?」

康介 「はっはっは、まだいねぇよ」

俺 「そうなのか〜」

康介 「欲しいんだけどな」

俺 「えりかの事は?」

康介 「1度振られたからもう無理さ」

俺 「まぁ、がんばれ」

康介 「それより、明日香ちゃんに会って来いよ」

俺 「あ?ああ...」

俺 「明日香、久しぶり」

明日香 「あ、ひろ君」

俺 「元気だった?」

明日香 「うん。ひろ君は?」

俺 「ばっちり」

明日香 「よかった」

俺 「高校はどう?女子高でしょ?」

明日香 「うん、女の子ばっかりであれだけど、バイト先で彼氏できたんだ」

俺 「あ、彼氏できたんだ?」

明日香 「うん...ひろ君は?」

俺 「ん〜、いないよ」

明日香 「本当?」

俺 「ああ」

明日香 「ひろ君だったら、できるよ。優しいし」

俺 「そうか?ありがとう」

259 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 21:09
亜衣 「ねぇ、ひろし君いっしょにお話しよっ」

俺 「あ、ああ・・・でも・・・」

明日香 「うん、別にいいよ」

俺 「あぁ、ごめん」

亜衣 「ねぇ、ひろし君ちょっと来て」

俺 「うん」

亜衣 「あのね、この前大好きなペットのミーちゃん死んじゃったの・・・」

俺 「え?マジ!?・・・そうか、寂しいな・・・」

亜衣 「14年もいっしょに住んでたんだよ」

俺 「大往生じゃないか」

亜衣 「うん。長く生きてくれたからそれでいい」

俺 「猫にも寿命あるからな」

亜衣 「うん・・・(涙)」

俺 「きっと、亜衣に感謝してるよ」

亜衣 「ぐすん・・・そうだね」


260 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 21:38
―数十分後―

健太 「それじゃあ、みんなでカラオケに行こう!」

俺 「あ、カラオケだって」

亜衣 「うん」

カラオケへ・・・

翔太 「よぉし歌うぞ!」

は〜ぶら〜し〜はいつも〜のようにぃ♪

亜衣 「ひろしくんは歌わないの?」

俺 「なんか恥ずかしいもん」

亜衣 「じゃあ、私といっしょに歌う?」

俺 「いや、なんか余計恥ずかしいよ」

亜衣 「む〜。じゃあ、私歌うね」

俺 「ああ」

1時間後

亜衣 「ねぇ、ひろし君」

俺 「何?」

亜衣 「ちょっと外に出ようよ」

俺 「いいけど・・・」

外に出る


261 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 21:45
亜衣 「ふぅ〜」

俺 「で、どうしたの?」

亜衣 「ううん、別に」

俺 「なんでもないの?」

亜衣 「ただ外に出たかっただけ」

俺 「ふ〜ん」

亜衣 「・・・・・」

俺 「そろそろ戻る?」

亜衣 「え?」

俺 「だって、外の空気吸いにきただけだろ?」

亜衣 「・・・うん」

俺 「それともまだここにいる?」

亜衣 「いや、もう戻ろう」

俺 「ああ」

中へ戻る


262 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 22:08
良平 「2人でどこ行ってたんだ?」

俺 「いや、外に出て休憩してただけ」

良平 「ふ〜ん・・・」

それから、6時までカラオケは続いた

健太 「このままよる飯も食べにいきますか?」

女 「あ、あたしは予定だあるの、ごめん」

男 「わりぃ、俺も」

女、男が6〜7人帰る

健太 「じゃあ、もう各自自由で」

亜衣 「いっしょにご飯食べに行く?」

俺 「まぁ、別にいいけど」

良平 「俺も行くぜ」

康介 「僕も。あ、明日香ちゃんもいく?」

明日香 「うん、じゃあ友華ちゃんもいっしょに」

康介 「じゃあ、この6人で」

良平 「で、どこに行く?」

友華 「いつものあそこは?」

明日香 「いいね」

良平 「ラミィ?」

友華 「そっ」

俺 「あ〜あそこか〜」

良平 「じゃあ、そこに決定!行こう」

ラミィへ向かう


263 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 22:21
良平 「ここだここだ。懐かしいな〜」

友華 「良平君達は卒業以来来てないの?」

良平 「YES」

俺 「俺も来てないな〜」

亜衣 「私は来てるよ」

明日香 「私たちはしょっちゅう来てるよ」

友華 「だよね、高校の友達とかとね」

明日香 「うん」

友華 「私はこれでいい」

明日香 「私も」

亜衣 「ひろし君何にするの?」

俺 「ん〜、これでいい」

亜衣 「あ、それおいしいよ!私もそれでいい」

良平 「俺様はこれ」

康介 「ん〜、僕は・・・これでいいや」

みんな注文する

265 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 22:39
みんな料理が来る

みんな 「いただきまぁ〜す」

俺 「ああ〜このにおい懐かしいな〜」

モグモグ・・・

良平 「あ〜、うめぇ、この味だよ!」

亜衣 「ねぇ、ひろし君、夏休み入ってからもうどっか行ったの?」

俺 「うん、いろいろと」

亜衣 「え、どこどこ?」

俺 「海、キャンプ、花火大会、プールとか・・・」

亜衣 「彼女と?」

俺 「彼女はいないよ。妹と」

亜衣 「え?全部?」

俺 「まぁな」

明日香 「ひろ君妹にも優しいのね」

亜衣 「私もひろし君の妹になりた〜い」

俺 「ぉぃぉぃ」

みんな 「あははは」

康介 「妹でもいいから、女の子といっしょに花火大会いきてぇよ・・」

良平 「寂しいなぁ、俺は彼女といったぞ」

友華 「え、良平君彼女できたの?」

良平 「そうなんだよ」

友華 「へぇ〜」

267 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 22:47
そして、楽しく食事が終わる

康介 「うかまったね」

友華 「うん」

良平 「まさにウマ―(゜Д゜)」

俺 「はははは」

康介 「なぁ、このまま俺んちで飲み会せん?」

良平 「いいな」

俺 「うん、久しぶりだしな」

明日香 「どうする?」

友華 「いいんじゃない?」

俺 「亜衣は時間大丈夫?」

亜衣 「うん。もちろん」

康介 「決まり」

良平 「コンビニで買っていくか?」

康介 「そうだね」

コンビニで飲み物買って、康介の家へ

270 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 22:59
俺 「康ちゃん家久しぶりだな〜」

友華 「へぇ、ここが康介君家なんだ〜」

康介 「親は当分いないから、さぁ上がって」

明日香 「親はどこかに行ってるの?(おじゃましまーす)」

康介 「うん、暑いからって二人でスイスに行ってる」

明日香 「へぇ、すごーい」

俺 「相変わらずだな、康ちゃんの親」

康介 「まぁな」

良平 「さぁ、飲むか」

俺 「早いぞ(笑)」

良平 「だって喉乾いてんだからしょうがねぇじゃんよ」

友華 「じゃあ、乾杯」

康介 「うん、じゃあ乾杯と行こうか」

明日香 「うん」

康介 「みんなの再会にかんぱ−い」

亜衣 「かんぱぁ〜い」

ゴクッゴク・・・

良平 「プハ―ッ」

友華 「あ、お酒も買ってあるの?」

良平 「おうよ」

友華 「私も飲めるよ」


271 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 23:16
良平 「じゃあ、ゴリッチュー一気飲み行きます!」

友華 「がんばれー」

康介 「あぶないよ・・・」

良平 「いくぞーゴクッゴクッ・・・・ゴクッゴクッ・・・・・プハ―ッ」

友華 「すごぉーい!」

亜衣 「おめでとう」

明日香 「すごいねぇ」

良平 「グッ!・・・ゥゥ・・ウウウ」

友華 「大丈夫!?」

康介 「りょ、良平君!」

良平 「ウウ・・・ウッホッウッホッウッホッホっ♪」

俺 「ぎゃはははは」

亜衣 「はははは〜」

康介 「な、なんだびっくりした〜」

友華 「私はカクテルバーでいい、もらうね」

明日香 「私ももらうね」

亜衣 「ひろし君飲む?」

俺 「ああ」


272 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 23:24
友華 「じゃあ、改めて乾杯!」

俺 「うぃ」

ゴクゴクッ・・・

友華 「おいしー」

明日香 「うん」

良平 「みんなじゃんじゃん飲めい!」

康介 「・・・完全に酔ってるなありゃ・・・」

亜衣 「ひろし君乾杯」

俺 「うん、乾杯」

ゴクッゴクッ・・・

俺 「ふぅ〜」

亜衣 「ん〜・・・キツイ」

俺 「苦手なのか?」

亜衣 「うん、あんまり飲まないし」

俺 「無理しなくてもいいんだぞ」

亜衣 「うん、でもおいしい」

俺 「そうか」

275 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 23:36
―数十分後―

明日香 「ふぅ〜」

良平 「まだまだ飲めるぜ・・・グィ」

康介 「・・・・・」

友華 「なんか暑い・・・上脱ごう」

康介 「あ」

良平 「わお」

友華 「胸大きいでしょ?でも、ブラはとらないよ」

明日香 「私も・・脱ごうかな・・・」

康介 「いいね」

亜衣 「ひろしく〜ん・・・」

俺 「亜衣、大丈夫か?飲みすぎだぞ」

亜衣 「ううん。ふぃ〜」(ひろしに抱きつく)

俺 「おい・・・」

亜衣 「ちょっと、トイレ・・・」

俺 「行けるか?」

亜衣 「うん・・・」(ドタッ)

俺 「連れてってやるよ。ほら、肩つかめ」

他の4人は4人で盛り上がっている

俺 「ほらよ」

亜衣 「ありがと・・う」


276 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 23:44
ジャアアア〜・・・ガチャ

俺 「よし、また肩つかめ」

俺 「ん?どこ行く?」

亜衣を追いかける

俺 「おい、勝手に他の部屋に入っちゃまずいだろ?」

亜衣 「ふぃぃ〜・・・」(ばさっ)

その部屋にあったベッドに倒れる

俺 「眠いのか?」

亜衣 「・・・・・」

俺 「大丈夫か?ホントに寝ておいたほうがいいんじゃないか?あとで起こしに来るよ」

亜衣 「ひろし君・・・」

俺 「ん?」

いきなり抱きつく亜衣

俺 「なっ・・・」

亜衣 「ひろし君・・・好き・・・好き」

俺 「あ、亜衣・・・」

亜衣 「お願い」

俺 「な、なんだ?」

亜衣 「私を・・・抱いて・・・」

俺 「えっ?・・・」


277 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 23:47
亜衣 「お願い・・・」

俺 「・・・・・・・」

亜衣 「ダメ?」

俺 「・・・・・・・・」

亜衣 「・・・・・・・」

俺 「・・・・・・・・」

俺 「・・・・・・・」

亜衣 「好き・・・」

俺 「・・・・・・・・」

亜衣 「・・・・・・」

俺 「・・・・・・・・」

亜衣 「ずっとね、好きだったの・・・」

俺 「・・・・・・・」

亜衣 「私を抱いて・・・」

俺 「・・・・・・・・」

亜衣 「・・・・・・・」

俺 「・・・・・・・・・・・ああ」

279 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/30(月) 23:57
俺 「ホントに・・いいのか?」

亜衣 「うん」

優しく亜衣にキスをする

俺 「チュッ・・・」

亜衣 「(ドックンドックン・・・)」

丁寧に上着のボタンをとっていく・・・

俺 「亜衣・・・」

亜衣 「うん・・・」


一方、4人は・・・

良平 「じゃんけん、ぽん!あ、負けた〜」

友華 「やり〜、1枚」

良平 「くっそ〜じゃあ、靴下を」

友華 「じゃ〜んけん・・・・ぽん!あぁ、負けた〜」

良平 「やりぃ、ブラとれー」

康介 「ナイス!良平君」

友華 「私も靴下・・・」

明日香 「危なかったね友華」

良平 「お〜い、卑怯だぞ〜」

友華 「良平君も靴下脱いだじゃない」

良平 「くっそ〜、じゃあ次こそ・・・」


280 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/31(火) 00:01
―そして、時間がどんどん過ぎ、1時間後―

良平 「グォォォー・・・スゥー」

友華 「スー・・・スー」

明日香 「スヤスヤ・・・」

康介 「・・・・・・」

みんな疲れて寝ていた


281 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/31(火) 00:11
―朝―

あやたん 「お兄ちゃん、帰ってこないなぁ・・・まぁいいや。準備しておこぉっと」

あやたん 「これと、これと、水着はこれでいいかな?前友達と買ったやつ。お兄ちゃん気にい
るかな?」

あやたん 「髪もセットしておこぉっと♪」


・・・・・・・・・・・・・

康介 「ふぁ〜あ・・・うわ!なんだ?・・・あ、そっか、昨日飲み会してたんだ・・・」

明日香 「う、う〜ん・・・」

康介 「あ、おはよう」

明日香 「おはよう・・・」

友華 「う、、ううん・・あ、おはよう・・・」

友華 「頭痛い・・・」

明日香 「私も・・・」

康介 「二日酔いだな・・・ちょっと待ってて、薬持ってくるから」

明日香 「どうしよう、泊まっちゃった・・・」

友華 「朝帰りになっちゃった・・・って、もう2時!?」

明日香 「本当!?どうしよう・・・終電に間にあわなかったから友達ントコ泊まらせてもらっ
たって言おう」

友華 「私も」


282 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/31(火) 00:21
康介 「はい、薬。」

明日香・友華 「あ、ありがとう」

康介 「おい、良平君起きんか」

良平 「グォォォ・・・ん、ん〜?」

良平 「そうだ、あと1回勝ったらブラだ!」

康介 「もう、終わったよ。今、昼だよ」

良平 「え!?・・・そうか・・・」

康介 「ちょっと、トイレ行ってくる」

明日香 「あれ?そういえば、亜衣ちゃんとひろ君は?」

友華 「ホントだ、いない」

友華 「私探してくる」

明日香 「うん」

・・・・・・

友華 「あ、亜衣ちゃん、ここにいたの?」

亜衣 「うん」

友華 「ひろし君は?」

亜衣 「さっき急いで帰っていった・・・」

友華 「ねぇ、ここで二人で何してたの?まさかヤったの?」

亜衣 「・・・・・」

友華 「へぇ〜、ヤったんだ〜?やるね亜衣ちゃん、おめでとう」

亜衣 「してない・・・」

友華 「え?」


283 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/31(火) 00:29
亜衣 「してない・・・」

友華 「え、だって、昨日ここで二人で寝てたんでしょ?」

亜衣 「グスっ・・・」

友華 「え、どうしたの?」

亜衣 「キスはしてくれた・・・けど、あの後、ひろし君、『ごめん、俺にはできない裏切れな
い・・ごめん』 って言って、そのまま床の方で寝たの・・・(涙)」

友華 「そうだったんだ・・・ごめんね・・・」

亜衣 「ううん・・・」

285 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/31(火) 00:37
一方

俺 「はぁはぁ、ただいまー、」

急いで部屋に行く

俺 「あや、ごめん」

あやたん 「・・・・・」

俺 「ちょっと、友達の家でそのまま寝てしまってさ・・・」

あやたん 「・・・・・・」

俺 「じゃあ、行こうか、今3時だけど、まだ少し時間はあるよ」

あやたん 「・・・・・」

俺 「それとも明日行く?」

あやたん 「お兄ちゃんの・・・バカッ!!」

俺 「あ、あや・・・」

あやたん 「もう、お兄ちゃんなんて知らないどっか行って!」

俺 「ごめん、あや・・・本当にごめん・・・」

あやたん 「早く部屋から出てってよぉ!(泣)」

俺 「ああ・・・ごめんな・・」

ガチャッ

あやたん 「ふえぇ〜ん・・・(泣)」

そこには、行く気まんまんで準備されたバッグが置かれていた


286 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/31(火) 00:47
俺 「どうしよう・・・」

プルルルルルー

俺 「あ、電話」

プルルルルルー

俺 「はい、もしもし・・・」

康介 「あ、ひろし君?昨日はごめんね、でもいきなり帰らないでくれよ」

俺 「ああ、すまん」

良平 「ちょっと、かして、もしもし、ひろ?勝手に帰るんじゃねぇよ、まだ同窓会は終わって
ねぇぞ」

康介 「いや、もう終わりだって」

良平 「ウルセェ―」

康介 「お前、まだ酔いが覚めてないぞ?」

俺 「・・・・・」

ガチャ

良平 「あ、もしもーし?切れちゃったよ・・・」

康介 「ほらな」

良平 「ちょっと言い過ぎたかな・・・反省・・・」

俺 「はぁ・・・」

トントン

俺 「あや〜?」

ドア 「・・・・・・・」

俺 「やっぱダメか〜・・・」

288 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/31(火) 01:03
俺 「あや、本当に悪かったと思ってるよ。あやとの約束をすっぽかす
こんな兄ちゃんさ。嫌いなるなら嫌いになってくれ。こんな兄ちゃんは失格だよ」

部屋に戻る兄、そしてベッドに寝そべる

俺 「勝手に約束なんてするもんじゃないな・・・」

俺 「考えたら俺、その場その場の約束で、あやを喜ばせてるような気がする・・・」

俺 「はぁ・・・・・・スゥー・・・スゥー・・・」


289 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/31(火) 01:16
俺 「はっ・・・あ、寝たんだ・・・もう7時か・・・」

俺 「風呂に入ってくるか・・・」

風呂に入る。そして何十分かして、あがる

俺 「ふぅ・・・なんか・・・だなぁ・・・」

トントン

俺 「ん?」

あやたん 「お兄ちゃん・・・」

俺 「あや・・・いや、俺はお兄ちゃんじゃない」

あやたん 「違うの、お兄ちゃん」

俺 「・・・・・」

あやたん 「ごめん、お兄ちゃん。私言いすぎた」

俺 「・・・あや」

あやたん 「お兄ちゃんも、せっかくの同窓会でひさしぶりの友達と会ったから長くいたかった
んだよね」

俺 「・・・・・」

あやたん 「それに、わたしとだったらいつでも海いけるし・・・本当にごめんね」

俺 「あや、お兄ちゃんこそ、悪かった。もう、勝手な約束はしないよ」

あやたん 「ううん、お兄ちゃんの優しさは嬉しいもん。」

俺 「そうか、あや・・・なんていいコなんだ」

あやたん 「お兄ちゃん・・・好きだもん」


290 名前:妹欲しい 投稿日:2001/07/31(火) 01:20
俺 「じゃあ、明日こそは海に行こうな」

あやたん 「うん」

俺 「もうすっぽかさないよ」

あやたん 「はい」

俺 「ん?」

あやたん 「指きりげんま」

俺 「ああ、はい、約束するよ、指切った」

あやたん 「てへへ♪」

母 「ご飯よー」

俺 「ご飯だって、じゃあ、行こうか」

あやたん 「うん」

二人の絆は更に深まったのであった

317 名前:妹欲しい 投稿日:2001/08/02(木) 00:08
俺 「今夜はあやとビデオ見るので放っておいてください」


318 名前:妹欲しい 投稿日:2001/08/02(木) 00:13
俺 「暇だな〜」

あやたん 「ねぇ、なんか楽しいことない?」

俺 「う〜ん、、、じゃあビデオでも借りてくっかな」

あやたん 「ホント?」

俺 「ああ、借りてくるよ。なんか見たいのあるか?」

あやたん 「じゃあねぇ、んっとねぇ・・・」

俺 「1本だけな」

あやたん 「うん・・・じゃあ、タイタニック!」

俺 「え?(タ・・・タイタニック・・・)」

あやたん 「タイタニックが見たい」

俺 「あれって、ずっと前に出ただろ?まだ見てないのか?」

あやたん 「うん、見てないの」

俺 「タイタニックか〜」

あやたん 「だめ?」

俺 「いや、いいけど、ディカプリオだぞ・・・」

あやたん 「うん、そうだけど?」

俺 「わかった。ディカプリオな・・じゃなくてタイタニックな」

あやたん 「うんっ」



320 名前:妹欲しい 投稿日:2001/08/02(木) 00:20
俺 「じゃあ、行ってくる」

あやたん 「うん、気をつけてね〜」

俺 「ああ」

そして、レンタルビデオ屋に向かった

俺 「タイタニックかぁ、古いなぁ・・・」

俺 「あ、これだ・・・(持っていくの恥ずかしい・・・)」

俺 「あ、これ1本」

店員 「はい、タイタニック1本 250円になります」

俺 「あ、ハイ(よりによって女性店員だよ〜・・・)」

店員 「はい、ありがとうございました」

俺 「あ、あの・・・」

店員 「はい?」

俺 「これ、何度見てもいいですよね」

店員 「あ、はい、いいですよね」

俺 「実は妹に借りて来いと頼まれておりまして・・・」

店員 「そうですか〜。妹さんと見られるんですか」

俺 「あ、はい一応」

店員 「そうですか〜」

俺 「あ、それでは失礼します」

店員 「どうも〜」

322 名前:妹欲しい 投稿日:2001/08/02(木) 00:28
そして家へと戻った

俺 「ただいま〜」

あやたん 「おかえり〜、あった?」

俺 「ああ、ほらよ」

あやたん 「わ〜♪」

俺 「せめて他の選べよな」

あやたん 「だって見たかったんだもん」

俺 「まぁいいか」

あやたん 「ねぇ、見よう見よう」

俺 「やっぱり、いっしょにか?」

あやたん 「うん、もちろん!」

俺 「はぁ。わかった。居間で見るか?」

あやたん 「ううん、お兄ちゃんの部屋」

俺 「俺の部屋でか?」

あやたん 「だって居間はお父さん達がいるもん」

俺 「そうか・・・。わかった、じゃあ、先に待ってて飲み物用意するから」

あやたん 「うん」

そして、飲み物を用意して、部屋に行く

俺 「じゃあ、見ようか」

あやたん 「うん、(パチッ)」

俺 「あ、電気消すのか?」

あやたん 「そのほうがムードあるもん」

俺 「そうか・・・」


323 名前:妹欲しい 投稿日:2001/08/02(木) 00:38
俺 「お、始まった始まった」

あやたん 「お兄ちゃんもう見たんでしょ?」

俺 「いや、なんだかんだ言って実はお兄ちゃんも見てない」

あやたん 「なにそれ」

俺 「いやぁ、ははは」

水中のシーン 沈没したタイタニックを捜索する潜水艇

あやたん 「これって、タイタニック?」

俺 「だろうな・・・」

金庫を引き揚げ 中にあった絵を分析
そのTV中継をおばあさんが見る

あやたん 「ディカプリオ出てこないね」

俺 「今からだろう」

おばあさんが・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・船に到着・・・・・
・・・・・話を始める

あやたん 「これって、こういう風におばあさんが話すだけなの?」

俺 「わからん。まぁ、見てろって」

・・・・・・・・

あやたん 「あ、ディカプリオ出てきた・・・」

325 名前:妹欲しい 投稿日:2001/08/02(木) 00:48
タイタニックを見上げるローズ

あやたん 「すっごい綺麗な人・・・」

話は進み 船から落ちそうになったローズを助けたジャック

しかし 靴は脱ぎ捨てられ 服をとり 泣き顔のローズの上にまたがっている
ジャック

あやたん 「あはっ、これって・・・」

俺 「やばいな(笑)」

あやたん 「(喉かわいちゃった)」

ゴクッ・・・ゴクッ・・・

あやたん 「ふぅー」


話は更に進み 笑いながら逃げるジャックとローズ
そして荷物室で車に入る
二人の会話は親密になってきて鼓動は高まっていく
ローズとジャックは1体となった

あやたん 「(ドキドキ)」

俺 「子供は見ちゃダメ」(あやたんの目をふさぐ)

あやたん 「もぅ!あやは子供じゃないよぉ」(ほっぺたを赤くして照れながらいう)

ジャックとローズはヒートアップ

あやたん 「(ドキドキドキ)」 (唇をかむあやたん)

327 名前:妹欲しい 投稿日:2001/08/02(木) 01:08
話は戻るが 船の先端で ローズとジャックが立つ

あやたん 「あ、これって有名なやつだね」

ローズがゆっくり手をひろげる そしてジャックが優しく
ローズにキスをする

あやたん 「わぁ・・・」

俺 「いやらしいな」

あやたん 「なんで?すっごいロマンチック・・・いいなぁ・・・」

俺 「いいのか?」

あやたん 「うん」

俺 「でも、船に乗らないとできないな」

あやたん 「ムードが大切なの!」

俺 「そうか...」

ジャックとローズの愛に見とれるあやたん


そして、話は戻り

貨物室・・・


328 名前:妹欲しい 投稿日:2001/08/02(木) 01:14
車の窓は曇っている
窓にズームアップしていく
”ベタッ” ローズの繊細な手が張り付く
その手は少女から大人へ成長した瞬間の鼓動が波打っていた
・・・・・・・
貨物室で車を発見する追手

あやたん 「あ、見つかる」

しかし、そこに二人の姿はなかった
ローズとジャックはデッキへ出てキスをする
氷山が近づいてる事も知らずに

あやたん 「ぶつかっちゃうよ・・・」

タイタニックは氷山に接触と同時にかすかな衝撃が起こる
船体に亀裂が入りそこから浸水する

あやたん 「あ〜・・・」

始めは誰も気づかなかった。わずか10分で浸水4m
アナウンスが入り船内は一気にパニックに落ちる

ビデオを換えてくださいとの報告がありビデオを換える

俺 「前半終わったな、じゃあ後半」

あやたん 「結構長いね」

俺 「ああ、そうだな」

あやたん 「とうとう氷山にぶつかっちゃったね」

俺 「そうだな、氷のにおいがするって気づいたやつがいたのにな」

あやたん 「うんうん。」

俺 「じゃあ、後編はじまるぞ」

あやたん 「うん」


329 名前:妹欲しい 投稿日:2001/08/02(木) 01:25
後半が始まり、ローズは部屋にいた
そして婚約者からぶたれる

あやたん 「私、こいつ大っ嫌い」

俺 「俺も。顔からして嫌そうな顔だし」

あやたん 「そうそう」

しかし、船内は以外にパニックではない
みんな救命胴衣は着ているが本当のことを知らない
【確実に沈没する】ということを

船員たちは救命ボートを必死に下ろし
1等室者達を優先している

3等客の人たちが必死であがってくる
しかし扉は閉められている婦女子供を優先するらしい

あやたん 「かわいそう・・・差別だよね」

俺 「ああ」

俺 「関係ないけど1等室が約700万で3等室が4万だろ?」

あやたん 「へぇ〜そうなんだ?でも命にお金は関係ないよ、みんな恐いんだよ
助かりたいんだよ、帰りたいんだよ」

俺 「ああ。でも別にそんなつもりで行ったわけじゃないが・・・」


330 名前:妹欲しい 投稿日:2001/08/02(木) 01:48
救命弾(花火)が打ちあがる

ジャックはつかまり 船の1室に繋がられている
ボートに乗れるのは全体の半分で半数は死ぬということを聞かされ
驚く母

ローズは婚約者のホックリ―を振り払いジャックを探しに行く
船は徐々に沈んでいっている

あやたん 「ああ、ジャックの所に水が入ってきたよぉ・・・」

ジャックのいる階にも水は膝まできていた その中を必死にジャックを
探し続けるローズ そしてジャックを見つける 水は更に嵩を増してくる
斧を手に入れ戻ったローズ 水嵩が胸まできている
そして無事にジャックを助けて上へ戻る

すでにボートは何隻かタイタニックを離れている タイタニックはもう半分沈んでいる

上に戻った2人だが、扉が閉められ、3等客室棟から出れないみんなで協力して
そこを破りデッキへと急ぐ

数少ないボート 逃げる人々 パニックは大きくなるばかり
先にボートにのるローズ 周りは父、夫と離れて泣く子供や婦人達
だが途中ボートをとびおり
船へ飛び移るローズ

あやたん 「ああ、なんてことを・・・」

俺 「よほどジャックと別れたくないんだな」

あやたん 「ぐ・・・(泣)」

332 名前:妹欲しい 投稿日:2001/08/02(木) 02:15
ホックリーは怒り 銃を手にジャック達をおいかける
ジャックたちは最下階へ逃げていく 無事ホックリーから逃げ
ホックリーも諦める
が、しかし今度は迫る水に逃げる上へ出た そこには閉められた扉が
乗組員に鍵を開けてもらおうとしたが鍵を落としそれをジャックが広拾い
なんとか脱出
上の階へ

以前パニック状態の人々

ボートに乗る手段としてそこにいた子供を使うホックリー

あやたん 「うわぁ、とことん最悪だね」

俺 「ああ、早くこいつ死んじまえばいいのにな」

人を撃ってしまった乗り組員は自殺  時計を見つめながら船と運命を共にする人
子供に話をしながらベッドでときを待つ親子 船長室で最期まで舵を放さなかった船長
ベッドで抱き合いながら運命を共にする老夫婦 最期まで演奏する演奏家
そう、何もかもが最期だ  逃げ送れてわめく人々 水に溺れていく 倒れた煙突で潰される人

船はほとんど沈み 船は1度直角になる 船から落ちる人々 聖書の話をする人
船は一気に停電となる  そして船体が真ん中から折れる 再び船は直角に鳴なり ゆっくり沈
んでいく

あやたん 「すごい・・・」

俺 「お前こんなんなったらどうする?」

あやたん 「とても助かりそうにもない・・・考えたくもないよ」

俺 「そうだな・・・」

船は完全に沈没
ジャックはローズを浮いたドアにのせる
ボートに助けを呼ぶ人

336 名前:妹欲しい 投稿日:2001/08/02(木) 02:33

あたりは静まりかえってる
ジャックも細い声でローズにしゃべりかける

助けに戻るボート
だがほとんどみんな凍え死んでいる
大声をあげて生存者を探す乗組員

その声にローズが気づいたジャックを起こそうとする
ボートはゆっくり去っていく 海に浸かっているジャックを必死で起こそうとする
ジャック ジャックは無反応 ローズはジャックをドア端から離す ジャックはゆっくり
海へと沈んでいく

あやたん 「ふええ・・・ふぐ・・・ジャックが・・・ふえっ・・」

去る逝くボートに笛で必死に助けを求めるローズそしてローズは発見され助けられる

ボートの上で何時間、いや、何日待っただろうか・・・
ボートに乗った人以外での生存者 1500人中 6人 ボートに乗ったのは700人
大型船に助けられるボート

話はおばあさんの方に戻る

悲しそうな顔で語るおばあさん みんなしんみり
ダイヤ探しなんてどうでもいい  ダイヤはおばあさんが持っていた
デッキからダイヤを海に投げ捨てる

船内のベッドで夢を見るおばあさん

タイタニックへ乗っている ラウンジへ入ると みんなが迎えてくれて
そこで待っていたのは時計を見ているジャック 階段を上がりジャックとキスをする
みんなからの盛大な拍手がある

あやたん 「・・・・・(泣)」

あやたんは無言で大泣きしている

そしてエンディングロールへ 

338 名前:妹欲しい 投稿日:2001/08/02(木) 02:40
俺 「終わったな・・・」

あやたん 「ふえ・・・(涙)」

俺 「よかったな、感動したよ・・・」

兄も少し涙をこぼしていた

終わりの歌が流れている あやたんは兄の手をギュッと握っている

俺 「はぁ、よかった。借りてきてよかったよ。な」

あやたん 「うん・・・」

あやたん 「ジャック・・・死んじゃったんだね」

俺 「そうだな。主人公が死ぬなんて以外だったな」

あやたん 「きっとローズが主人公だよ」

俺 「あ、そうかもな」

あやたん 「悲しかった」

俺 「俺もあやジャックがローズを守ったみたいに守ってやるよ」

あやたん 「でもお兄ちゃん死んじゃ嫌だよ」

俺 「死なんって」

思い出してまた大泣きするあや

俺 「あや」

あやたん 「お兄ちゃん・・・」

そっとあやを抱く兄


339 名前:妹欲しい 投稿日:2001/08/02(木) 02:46
ちょっとして、落ち着いたあやたん

俺 「にしてもさ、最期、おばあさん寝てただろ?それでジャックの所行ったけどあれ夢だった
のかな? それとも死んだのかな?」

あやたん 「それ私も疑問に思ってる」

俺 「最大の謎だな」

あやたん 「うん」

俺 「じゃあ明日返しに行くか」

あやたん 「借りてきてくれてありがとう」

俺 「いやいや、こっちも最初は恥ずかしかったけど、いい映画だったよ」

あやたん 「うん」

俺 「さて、もう寝るか」

あやたん 「ねぇお兄ちゃん」

俺 「なんだ?」

あやたん 「このままここで寝ていい?」

俺 「眠いのか?」

あやたん 「うん。部屋に戻る力がない」

俺 「そうか、いいぞここで寝て」

あやたん 「うん、おやすみぃ」

俺 「おやすみ」


340 名前:妹欲しい 投稿日:2001/08/02(木) 02:47

                     
           ビデオを見た夜編
                   
                       終了
                                
                                              
           
498 名前:妹欲しい ◆te0H/Afg 投稿日:01/10/06 20:14
あやたん 「今度、お兄ちゃんの文化祭見にいくの♪」

       〜文化祭編 その1〜


ジャラァ〜ン ジャーン ジャジャッジャ ジャジャ〜ン ジャジャジャジャ♪
タラリラリラリラリラリララリラリラリララリピロピロピロタリラリラーン♪

俺 「ふぅ、、、」


あやたん 「何弾いてるの?」

俺 「ん?あぁ、今度の文化祭で、兄ちゃんバンドするんだ。
それの曲。」

あやたん 「へぇ、すごーい!それで、何の曲するの?」

俺 「B'zと、オズボーンと、ジュ−ダスプリーストってアーティストの曲。」

あやたん 「う〜ん、B'zしか分かんないよぉ・・・」

俺 「そりゃそうかもな。洋楽だし」

あやたん 「洋楽なんだ?やっぱり難しいの?」

俺 「そりゃ結構難しいね、特にこのジュ-ダスのペインキラーって曲はソロの
スウィ-プが難易度が高い!」

あやたん 「・・・・・」

俺 「あ、すまん。意味分からなかっただろう」

あやたん 「うん。でも、難しいってのは分かった」

俺 「そか、ならよかった」

あやたん 「文化祭はいつなの?」

俺 「再来週の土、日だよ。それで、日曜日に兄ちゃん達のバンドが出る」

あやたん 「へぇ、日曜かぁ、、、あっ、私も見に行っていい?」

俺 「別にいいと思うけど、1人で来るのか?」

あやたん 「ううん、みゆ達と来る」

俺 「あぁ、あやの友達のあの子達か」

あやたん 「うん」

・・・・・・・・


499 名前:妹欲しい ◆te0H/Afg 投稿日:01/10/06 20:15
あやたん 「もう全部弾けるの?」

俺 「もうちょっとかな」

あやたん 「へぇ〜、ねぇ、聞かせてよ」

俺 「だーめ、当日の楽しみ」

あやたん 「あ〜あ。。。」

俺 「じゃあ、代わりにこれ聞かせてやるよ」


ジャラァーン ジャッジャッジャ ジャラァ〜ン ジャー ジャラァ〜ン ジャーン♪
・・・・・・・・・・・♪
チャラァ〜ン・・・♪

あやたん 「いい曲・・・」

俺 「今のは俺が作曲したやつなんだ」

あやたん 「すごいすごーい、誰かの曲かと思っちゃった」

俺 「ははは」


500 名前:妹欲しい ◆te0H/Afg 投稿日:01/10/06 20:18
その1
   終了

511 名前:妹欲しい ◆te0H/Afg 投稿日:01/10/08 22:37
―文化祭編 その2―

そして、文化祭当日

杉石 「今日は気を引き締めて行こうな!」

田村 「おぅ!」

有間 「うん」

俺 「Ok」

甲賀 「わかった、やりまくるぞ!」

俺 「セッティングは終わったか?」

杉石 「ああ」

田村 「それじゃ、みんな、いつものようにな」

みんな 「Ok」


アナウンス 「次のバンドは、リーダー杉石率いるロックバンド“パビリオン”です」


パチパチパチパチ・・・

・・・ジャーン ジャカジャーン ジャジャジャ ジャッジャーン♪

「わぁあぁああああああ

パシャ パシャ
  <スゲー
         」


ジャジャジャジャージャーン

ジャラァ〜ン ジャーン ジャジャッジャ ジャジャ〜ン ジャジャジャジャ♪
タラリラリラリラリラリララリラリラリララリピロピロピロタリラリラーン タリラリラリラリラリリララッラララ〜♪
 
 「
   <神業だ〜
  きゃあぁぁぁぁああ
    <パチッ パチッ・・・
              」

キュイイーン!ジャァーン  ジャジャ


「わぁぁぁぁああああああ」

アナウンス 「以上、パビリオン でした」

パチパチパチパチパチパチパチパチ
    パチパチパチ


512 名前:妹欲しい ◆te0H/Afg 投稿日:01/10/08 22:38
あやたん 「あれ、私のお兄ちゃんだよ」

みゆ 「あ、ホントだすごーい」

ひろみ 「やっぱりかっこいいねぇ」

あやたん 「もう、終わっちゃったね」

みゆ 「もう帰る?」

あやたん「出店とか周っていく?」

ひろみ 「うん」

みゆ 「そうだね」



あやたん 「高校の文化祭はすごいねぇ」

めぐみ 「あやちゃんじゃない?」

あやたん 「あ、めぐみさん」

めぐみ 「お兄ちゃんのライブ見に来たの?」

あやたん 「そうです」

めぐみ 「すごかったよねぇ、かっこよかった」

あやたん 「うん」

めぐみ 「それじゃ、私、この後ステージ準備だから戻るね」

あやたん 「はい、さようなら〜」

みゆ 「今の、あやちゃんのお兄ちゃんの友達?」

あやたん 「うん・・・まぁね」

ひろみ 「あ、お化け屋敷だって」

あやたん 「えぇ?怖いよぉ」

ひろみ 「いいじゃん、入ろうよ!」

みゆ 「私は遠慮しとく(^^;)」

ひろみ 「えぇ?みゆも?」

あやたん 「じゃあ、私行くよ」

ひろみ 「そうこなくっちゃ」

みゆ 「私はここで待ってるね」


513 名前:妹欲しい ◆te0H/Afg 投稿日:01/10/08 22:41
男子生徒 「さぁ、一回50円です。入り口はこちらから」

ひろみ 「はい」

あやたん 「はい」

生徒 「では、どうぞ〜」

ひろみ 「あいたっ、ちょっとトイレ行ってくる。」

あやたん 「えぇ?」

ひろみ 「すぐ戻ってくるから先に入ってて」

あやたん 「そんなぁ・・」

タッタタタタタタ・・・

あやたん 「困ったなぁ・・・」

戸惑いながらも中へ入っていく

声 「ようこそ、恐怖の暗闇へ・・ヒッヒッヒ」

あやたん 「コわーい・・・」

ニャ〜オ

あやたん 「ひぃっ!」

バサバサバサ

あやたん 「い、今の何!?」

そして、奥へと歩く

うぉぉぉぉお

あやたん 「きゃぁあああ!」

あやたん 「ごめんなさ〜い(泣)」


514 名前:妹欲しい ◆te0H/Afg 投稿日:01/10/08 22:41
「・・・あや?」

あやたん 「え?」

俺 「あやか?」

あやたん 「お兄ちゃん・・・??」

俺 「偶然だなぁ、ライブ見てくれたか?」

あやたん 「うん、見た。かっこよかったよ。でも、お化け役がお兄ちゃん
だったのはびっくりした」

俺 「そうだな」

あやたん 「うん」

俺 「一人なのか?」

あやたん 「ううん、ひろみちゃん、いっしょに入ろうって言ったのに、トイレ行っちゃった」

俺 「ひどいなぁ」

あやたん 「後から入ってくるって」

俺 「いっしょに驚かすか?」

あやたん 「え?」

俺 「兄ちゃんといっしょにお化けに扮してひろみちゃんを驚かすか?」

あやたん 「うん、うん」

・・・・・・・・

ひろみ 「あやちゃ〜ん・・・?」

 「・・・」

ひろみ 「も、もう出たのかな・・・」

ガサガサ

ひろみ 「キャッ」

トコットコットコッ・・・

ひろみ 「恐いよぉ・・あやちゃんどこぉ?」

そして、恐怖に怯えながらも、出口へ向かって進んだ


515 名前:妹欲しい ◆te0H/Afg 投稿日:01/10/08 22:43
あやたん 「(お兄ちゃん!)」

俺 「(ん?)」

あやたん 「(ひろみちゃん、来たよ)」

俺 「(そうか、なら準備して・・・)」

あやたん 「(うん・・・)」


ひろみ 「あやちゃん、、もう出ちゃったんだ・・・みゆのトコに行ったに
違いない・・・みゆのトコ確かめに行けばよかったよ」

ギギギ

ひろみ 「な、何!?何よ、今の音・・・」

サササササ...

ひろみ 「もう嫌、早く出よう!」

そして、走ろうとしたその時・・・

   ワァッ!!!

ひろみ 「きゃあぁぁっ!!」

その場にうずくまる

あやたん 「ひろみちゃん?」

ひろみ 「・・・」

俺 「大丈夫だよ、ひろみちゃん」

ひろみ 「・・・え?」

あやたん 「私だよ、あやだよ」

ひろみ 「あや・・・ちゃん?」

あやたん 「私1人で先に行かせるから。お兄ちゃんといっしょに脅かしたの」

ひろみ 「え、、そうだったの・・・でも・・・・・うわぁ〜ん」

急に泣き出し、あやたんに抱きついた


516 名前:妹欲しい ◆te0H/Afg 投稿日:01/10/08 22:43
ひろみ 「ひどいよぉ、あたし恐かったよぉ〜」

あやたん 「ごめんね、、、」

俺 「なんか、、悪いことしたなぁ・・・」

あやたん 「うん・・・」

俺 「ひろみちゃん、、、ごめんな」

ひろみ 「うっ、うぐっ・・うん・・あたしこそ...」

あやたん 「もう、出よう」

ひろみ 「・・・うん」

輝樹 「どうしたんだ?」

俺 「あぁ、輝樹」

輝樹 「あれ?この子達は誰だい?」

正 「なんか騒がしいな。事件か!?」

輝樹 「んなわけないじゃん」

正 「で、どうしたの?」

俺 「なんでもないよ。あやとあやの友達なんだけど
   脅かしすぎて泣いちゃった」

輝樹 「このコがあやちゃんか カワイイナ...」

正 「あんまかわいそうな事させんなよ。こんなかわいこちゃんに」

ひろみ 「(ポッ)」


517 名前:妹欲しい ◆te0H/Afg 投稿日:01/10/08 22:44
あやたん 「ごめんなさい」

生徒 「うん、早くしてね」

俺 「じゃあ、兄ちゃんはまだ続けないといけないから」

あやたん 「ひろみちゃん、じゃあ、行こう」

ひろみ 「うん」

あやたん 「どうも、すみませんでした」

輝樹 「ああ、気をつけてな」

正 「何に気をつけるんだよ? それじゃあね 」


そして 出口から出て、みゆきの所へ戻った

ひろみ 「ごめん、みゆ〜」

あやたん 「ごめんねぇ」

みゆ 「もっ〜、おっそいよぉー!!」

ひろみ 「ホントにごめんね〜」

あやたん 「ゴメン!!」

みゆ 「何してたの?」

あやたん 「いや、ちょっと・・・」

ひろみ 「それがさぁ、あたしがあやちゃんを1人にして・・・」

ひろみがあらすじをみゆきに話した

みゆ 「そうだったんだ〜」

あやたん 「うん、私のせいなの」

みゆ 「でもさぁ、おばけ屋敷って脅かす所でしょ?」

あやたん・ひろみ 「うん」

みゆ 「あやちゃんが脅かさなくても、高校の人から脅かされて泣い
    てたかもよ?」

ひろみ 「あ・・・」

みゆ 「ね?」

ひろみ 「そっか。。。はは、、」

あやたん 「あはは」

3人は笑った


518 名前:妹欲しい ◆te0H/Afg 投稿日:01/10/08 22:44
ひろみ 「ねぇ、これからどうする?」

あやたん 「お兄ちゃんの舞台も終わったし・・・」

みゆ 「じゃあ、帰る?」

あやたん 「できれば、お兄ちゃんの勉強してる教室見にいきたいんだけど・・・
       ダメだよね?」

ひろみ 「ううん、ダメじゃないよ、行こっ」

みゆ 「うん、私も見てみたいし!」

あやたん 「そう、ありがとう」


教室に向かおうとする・・が、場所がわからず・・・

あやたん 「あのぉ、3年5組ってどこですか?」

先生っぽい人(先生) 「ん?3年5組の教室かい?」

あやたん 「はい、そうです」

先生 「5組はあそこの校舎の2階だよ。西側の方にあるよ」

あやたん 「そうですか、ありがとうございます」

先生 「下見かい?」

あやたん 「いえ、お兄ちゃんの教室なんです」

先生 「ほう、お兄ちゃんの名前は何ていうんだい?」

あやたん 「平崎ひろしです」

先生 「あ〜、平崎君の、、」

あやたん 「あのぉ、それでは・・・」

先生 「あ、すまんね〜」

あやたん 「失礼します」

先生 「あいよ」


519 名前:妹欲しい ◆te0H/Afg 投稿日:01/10/08 22:45
先生に聞いたあと、みんなの所に戻った

あやたん 「わかったよ、行こっ」

みゆ 「うん」

ひろみ 「あの先生、デレデレしてたよ!」

みゆ 「変態だ変態」

ひろみ 「キモチわるぅ〜」

みゆ 「あやちゃんのお兄ちゃん、あの変態の授業受けてるのかな?」

あやたん 「さ、さぁ・・?」

ひろみ 「かわいそ〜」

話で盛り上がりながら、3年5組へと向かった


520 名前:妹欲しい ◆te0H/Afg 投稿日:01/10/08 22:45
ひろみ 「へぇ〜、ここが校舎内か〜」

あやたん 「中学校と全然違うねぇ」

みゆ 「見て、」

あやたん 「はぇ〜」

みゆ 「文化祭だから全部の教室がなんかやってるね」

ひろみ 「あそこじゃない?」

あやたん 「あ、ホントだ」

・・・・・

あやたん 「失礼しま〜す」

みゆ 「ここは展示なんだぁ」

ひろみ 「写真が貼ってあるよー」

あやたん 「わぁ〜」

ひろみ 「ひろし君写ってるかもよ」

あやたん 「うんうん」

あやたん 「いたいた♪」

みゆ 「どれ?」

あやたん 「ほらここ!友達と笑ってる」

みゆ 「へぇ〜」

ひろみ 「こっちにもあるよ」

あやたん 「修学旅行かぁ〜」

ひろみ 「この写真って卒業アルバムに載せるやつなんだね」

みゆ 「そうなんだぁ〜」

あやたん 「卒業・・・か」

ひろみ 「どうかしたの?」

あやたん 「ううん、なんでも」

ひろみ 「変なの」


そして写真を見て、彼女らは帰った

521 名前:妹欲しい ◆te0H/Afg 投稿日:01/10/08 22:46
−帰宅後−

俺 「ただいま〜」

あやたん 「お兄ちゃん、お兄ちゃん」

俺 「おー、あや」

あやたん 「今日のお兄ちゃんすっごいかっこよかったよ!」

俺 「そうか、サンキュ」

あやたん 「お兄ちゃんの教室も見たよ、写真貼ってあったね」

俺 「教室にも行ったのか」

あやたん 「うん、だってお兄ちゃんがいつもどんな所で勉強してるか知りたかったもん」

俺 「ハハハ、こいつめ」

あやたん 「きゃはは」

俺 「で、どうだった?兄ちゃんの教室は」

あやたん 「うん、中学校と全然違った。お兄ちゃんの写真も見たよ」

俺 「兄ちゃん写ってたか〜?」

あやたん 「うん、たくさんあったよ」

俺 「あったんだな・・2枚しか写ってないと思ってたのに・・・」

あやたん 「自分の写真だよぉ?」

俺 「まぁ・・な」


522 名前:妹欲しい ◆te0H/Afg 投稿日:01/10/08 22:47
あやたん 「文化祭は盛り上がった?」

俺 「ああ、最高だったよ。最後の文化祭だったしな」

あやたん 「最後・・・か」

俺 「そうだよ。学生最後の文化祭」

あやたん 「来年は卒業だよね」

俺 「そうだな〜。早いな〜18年って・・・」

あやたん 「・・・」

うつむくあやたん

俺 「どうした?」

あやたん 「ううん、何でもない」

笑顔で兄に語りかける

俺 「そっか」


そして、いつものように1日が過ぎていった


523 名前:妹欲しい ◆te0H/Afg 投稿日:01/10/08 22:47
__________________________

      文化祭編 終了

         ありがとうございました

__________________________

627 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/12 23:59
俺 「俺も来年で卒業だ」


628 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 00:07
俺 「じゃあ、試験に行ってくる」

母 「頑張ってきなさいよ」

俺 「うん」

あやたん 「お兄ちゃん、今日テスト?」

俺 「違う、試験だ。進学の」

あやたん 「え?お兄ちゃん進学だったんだ〜?」

俺 「あれ、言わなかったっけ?」

あやたん 「ううん」

母 「遅刻するわよ」

俺 「あっ、行ってきます」

あやたん 「いってらっしゃい...」


―――――――バタンッ――――――――――

出かけていくひろし



あやたん 「お兄ちゃん、来年卒業かぁ・・・」

母 「そうねぇ、早いわよねぇ」

あやたん 「うん...」

母 「あやも早く行きなさい」

あやたん 「は〜い」

630 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 00:27
JR線、とある駅で降りた

  俺 「え〜っと、、ここをまっすぐ行けば・・・」


小急ぎで歩いていく

  俺 「あったあった、ここだ、ほ〜、写真どおりの建物だ」

     ロビーへ入っていく


  俺 「おはようございます。平崎ですが」

事務官 「おぉ、おはよう。さぁこっちに来て」

  俺 「あ、はい」


     小さな個室へと案内される


事務官 「ここで座ってて、待ってて」

  俺 「はい」


631 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 00:28
    ―数分後―

事務官 「お待たせ、とりあえず、はいお茶」

  俺 「あ、どうも」

事務官 「え〜っと平崎ひろし君ね」

  俺 「はい」

  俺 「あの〜」

事務官 「ん?」

  俺 「え〜っと、僕一人ですか?筆記試験とかは?」

事務官 「あ、筆記試験はないよ、面接だけ。合格者1人1人に電話か郵送で面接日を伝えるんです」

  俺 「え?ってことは、合格?」

事務官 「はい、おめでとう」

  俺 「あ、どうも、ありがとうございます」

事務官 「この面接は、試験ではなくて、個人の考え方などを知るために行ってるんだ」

  俺 「あっ、そうですか〜」

事務官 「まぁまぁ、そう硬くならないでリラックスして話を聞いてくれてたらいいよ」

  俺 「はい」

   
    ―――――――――数十分後――――――――


事務官 「はい、これでおしまい」

  俺 「どうもありがとうございました」

事務官 「それでは」

  俺 「もう帰っていいんですか?」

事務官 「はい」

  俺 「さようなら〜」

事務官 「さようなら〜」

 
    ひろしは駅へ行き、帰路をたどった


632 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 00:40
 俺 「ただいま〜」

母 「あら、早かったのね」

 俺 「うん、面接だけだった。合格だって」

母 「よかったわね、おめでとう」

 俺 「うん」

母 「面接はどんなこと聞かれたの?」

 俺 「まぁいろいろと、、、」

母 「緊張した?」


  ひろしは次々と質問してくる母がウザくなって、1からすべて話した


     
             ―午後4時ごろ―

 ガチャッ

あやたん 「ただいま〜」

母 「おかえり〜」

 さっそうと家に入る 靴を脱ぎ、リビングへ行った

あやたん 「あ、お兄ちゃんただいま」

 俺 「おかえり」

あやたん 「どうだった?」

 俺 「後で話す」

母 「お兄ちゃん、合格だったって」

 俺 「あ、言うなよ」

あやたん 「へぇすごぉーい、おめでとう!」

 俺 「あぁ。」

母 「あや、早く着替えなさい」

あやたん 「はーい」

   
     部屋へと戻っていった

   そして、兄も部屋へと戻っていった


633 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 00:46
 
    コンコンッ

俺 「ん?」


あやたん 「ねぇお兄ちゃん、朝聞き忘れたんだけど、どこに進学するの?」


俺 「そっか、言ってなかったな。音楽の専門学校だよ」


あやたん 「音楽〜!?」


俺 「ああ」


あやたん 「すごいね、お兄ちゃん、頑張ってね」


俺 「うん、ありがと」


あやたん 「でも、、、」


俺  「なんだ?」


あやたん 「ううん、なんでもない...」


俺 「あぁ、そっか。」


あやたん  「もう部屋に戻る」


俺 「うん」


       
          ガチャッ  パタンッ


634 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 00:59

  ―夜―


父 「へぇ〜、そうか合格したのか、おめでとう!」


俺  「いやいや」


父 「合格祝いを買ってやらんとな。またとんでもない出費だ(笑)」


俺 「マジで?」


父 「何がいい?」


俺 「う〜ん、欲しいっていうより、お願いがある」


父 「なんだ?」


俺 「ここから通学するんじゃなくて、1人暮らししたいんだ」


父 「1人暮らしか〜」


俺 「うん。ダメ?」


父 「そうだな〜、、、1人でやっていく自信はあるか?」


俺 「もちろん!それに、18にもなって親のすねかじってらんないし」


父 「そうだな。ならいいだろう。」


俺 「マジ?ありがとう」


父 「でも、進学費出してやってるのはお父さんなんだがな」


俺 「た、確かに・・・」


父 「わはははは」


俺  「ははは」


635 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 01:00
あやたん 「ごちそうさま...」


母 「もう食べないの?」


あやたん 「うん...なんか食欲ないみたい.....」


母 「じゃあ、部屋に戻っときなさい。おなかすいたらお母さんに言いなさいよ」


  なにも言わず部屋に戻っていくあやたん


父 「あや、どうかしたのか?」


母  「さぁ、、最近ときたま暗くなるときあるのよね」


父 「学校でなんかあったんじゃないか?」


母 「そうねぇ...」


俺 「俺が後で聞いてみるよ」


母 「うん、でもしつこく聞いちゃダメよ。女の子は今の時期はすごくデリケートだから」


俺 「わかった、じゃあ、ごっそさま」


母 「はい」

637 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 01:10
   
       トントンッ

俺  「あや、入るぞ」

  ガチャッ


 電気を消してベッドにくるまっているあやたん


俺 「もう寝てるのか?」


あやたん 「起きてるよ...」


俺 「あ、起きてたのか。ちょっといいか?」


あやたん 「・・・うん」


俺  「なぁ、なんか最近落ち込んでるけど、どうしたんだ?今日も夕飯あれだけしか食わなか
ったし」


あやたん 「食欲がなかったの...」


俺  「風邪ひいてるのか?」


あやたん 「ううん」


俺 「・・・学校で、、、なんかあったのか?」


あやたん 「学校は楽しいよ」


俺 「そっか、なんかあったらお兄ちゃんに言えよ」


あやたん 「わかってる」


俺 「じゃあ、どうしたんだ?」


あやたん 「・・・」


638 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 01:10
俺 「ダイエット?」


あやたん 「違う・・・」


俺 「生理が来たのか?(ボソッ」


あやたん 「・・・・・」


俺 「そっか、初潮だなそりゃ驚いたろう。あれ?学校で習わなかったのか?」


あやたん 「もう、違うよっ!」


俺 「えっ、、あ、ごめん・・・」


俺 「まさか妊娠とか、、じゃないよな」


あやたん 「もう出ってて!1人にして!」


俺 「あぁ、わかった・・・」


   ガチャッ

あやたん 「うわ〜ん」

 ドア越しに微かに聞こえるあやたんの泣き声・・・


639 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 01:18
     
         ―次の日―

  【学校】

俺 「はぁ〜」


めぐみ 「おはよう、どうしたの?冴えないじゃん」


俺 「うん、昨日、あやを怒らせてしまって・・・」


めぐみ 「なんか言ったの?」


俺 「うん、最近あやが落ち込んでるから、なんかあったか問いただしたんだ・・・」


めぐみ 「問いただすなんてこと、思春期の女のコにしちゃダメよ!すごい心が不安定な時期な
んだから」


俺 「うん。母も同じ事言ってた」


めぐみ 「でも、どうしちゃったんだろうねぇ、あやちゃん」


俺 「うん・・・」


めぐみ 「そういえば、昨日、面接だったんだよね?どうだった?」


俺 「合格」


めぐみ 「わぁ、おめでとう〜」


俺 「うん、ありがとう」


めぐみ 「これで一歩未来に近づけたね」


俺 「うん」


めぐみ 「自宅通?」


俺 「いや、1人暮らしの許可をもらった」


めぐみ 「よかったじゃん!いつか遊びに行かせてもらうね」


俺 「ああ。」


640 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 01:30

めぐみ 「来年は卒業だね〜」


俺 「早いな〜。」


めぐみ 「そうよね。あと半年もないんだよ」


俺 「え?それってマジ?」


めぐみ 「え、そうだよ〜」


俺 「そうだったんだ〜。。。はっや〜」


めぐみ 「みんな離れちゃうね・・・」


俺 「うん」


  ―少し悲しい空気が流れる―


641 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 01:31
めぐみ 「あっ!わかった」


俺 「ん?何が?」


めぐみ 「あやちゃんが落ち込んでる原因」


俺 「え、何?」


めぐみ 「だから、卒業よ!来年、ひろし卒業で、家を出るでしょ?」


俺 「うん」


めぐみ 「そしたら、離れちゃうじゃん」。きっとそれが悲しいのよ」


俺 「そっか〜、考えたら、離れるのはクラスの連中だけじゃなく、家族ともなんだ」


めぐみ 「そう。たぶんそれを知ってて落ち込んでるんだと思う」


俺 「でも、そうだったら直接言ってくると思うんだが・・・」


めぐみ 「言えないよきっと。だって、言ったらひろしが心配して、自宅通するって言いだすか
もしんないと思って、それを心配してやってるんだよ」


俺 「そっか。あや・・・そんなに兄ちゃんのことを思ってくれてたなんて・・・」


めぐみ 「いい妹ね、でもちゃんとあやちゃんの気持ちに答えてあげないと、あやちゃんかわい
そうだよ」


俺 「うん・・・」


      ―そして授業が始まり、いつもの学校生活を送った―


642 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 01:41

  ―兄、帰宅―

俺 「ただいま〜」


俺 「あれ?母さん出かけてるのか」


   部屋へ行く

俺 「あれ?あやもまだ帰って来てないのかな」


   兄はベッドで仰向けになり、手枕をしながら考え事をしていた

   そして、いつのまにか眠りについていた・・・





母  「ただいまー。あらひろしもう帰ってきてるわね」


あやたん 「ただいま〜」


母 「それ台所まで持ってきて」


あやたん 「うん」


   台所へ、買い物袋を運ぶ


母 「え〜っと、これを冷蔵庫、これは冷凍庫・・・にと。」


あやたん 「もう部屋に戻っていい?」


母 「いいわよ。あ、そうそう、お兄ちゃんにこのジュース持っていって」


あやたん 「うん」


  そして2階へと上がっていく


643 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 01:52
    コンコンッ

あやたん 「お兄ちゃん?」


俺 「・・・」


あやたん 「寝てる・・・。まぁ、いいや。ここにジュース置いとくからね」


  そして部屋を出ていこうとした時

俺 「あや・・・」


あやたん 「あれ?お兄ちゃん、起きてたんだ?」


  少し一息ついて


644 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 01:52
俺 「なぁ、あや」


あやたん 「うん?」


俺 「昨日は、、ごめんな」


あやたん  「・・・・・うん、いいよ。昨日は私も言いすぎた」


俺 「あやの気持ちも知らずに・・・」


あやたん 「えっ?」


俺 「お兄ちゃん、来年卒業だしな・・・離れることになるのは、お兄ちゃんも寂しいよ」


あやたん 「おにぃ・・・ちゃん・・・」


       突然 あやたん涙があふれてくる


俺 「すまんなぁ、それでずっとあやが落ち込んでたなんて・・・」


あやたん 「うぐっ、、おにいちゃん、、、」


俺 「その事に気づかず、あやを問い詰めてホントに悪かった...」


あやたん 「ううん、、、、いいの、、えぐっ、、えぐっ、、、」


俺 「あや!」


   あやたんを優しく抱擁する

あやたん 「おにいちゃん、、、」


645 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 02:08

俺 「あや・・・確かにお兄ちゃんは1人暮らしするけど、そんなに遠くに行くわけじゃないよ」


あやたん 「え?、、」


俺 「専門学校も、隣の隣の区だし、住むところもそこから近いと思う」


あやたん 「そうなの?」


俺 「ああ。だから、いつでも会えるよ。あやもたまにお兄ちゃんの所に遊びにくればいい
し、兄ちゃんも、ときたまここへ帰ってくるから大丈夫だよ」


あやたん 「うん、、、」


俺 「な?会えないわけじゃないだろ?住む所がちょっと離れただけさ。それだけのこと」


あやたん 「うん、お兄ちゃん・・・」


俺 「ほら、涙で顔がくしゃくしゃになってるぞ」


    涙を兄の手で拭ってあげ、額に軽くkissをした


646 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 02:08
あやたん 「もうね、私悲しくないよ。今までずっとその事を思うたびに耐えられなくなったけ
ど、もう大丈夫だよ」


俺 「そうか」


あやたん 「でも、“卒業”って言葉はやっぱり悲しくなるけど....」


俺 「それは誰でもいっしょだよ(笑) 兄ちゃんも卒業って聞くと寂しくなる」


あやたん 「ねぇ。卒業って言葉は重いよね」


俺 「ああ、でも卒業って言葉はいい意味なんだぞ。終わりじゃなく、新しい始まりのことなんだ」


あやたん 「うんっ」


俺 「よし」


あやたん 「ふふっ、やっぱりお兄ちゃんだ〜い好き!」


     そして お兄ちゃんを抱きしめるあたやん 

俺 「ははは」


647 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/13 02:10


  ―――――――――――――――――――――――――




       あやたんの悩み 編 終了

            ありがとうございました



  ―――――――――――――――――――――――――

690 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 02:26

俺 「今年も?’masがやってきたか・・・」


691 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 02:35

 都内-今年の街はいつもより肌寒く、街は輝いている


 あやたん 「おにいちゃ〜ん、メリークリスマス〜♪」


 俺 「メリークリスマス」


 あやたん 「きゃはは〜♪」


 俺 「なんか楽しそうだな」


 あやたん 「うん、だってクリスマスだよ?クリスマス!」


 俺 「ああ、わかってる」


 あやたん 「サンタさん来るかなぁ?」


 俺 「信じてるのか?」


 あやたん 「ううん。信じてないけど、でも世界のきっとどこかに
          サンタさんっていると思うの」


 俺 「そうか」


 あやたん 「うんっ」

693 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 03:03

 プルルルルルルルルルゥゥゥ  プルルルゥゥ


 あやたん 「はい、もしもし?  はい、ちょっとお待ちください」


 あやたん 「おにい〜ちゃ〜ん、電話〜」


 俺 「わかった、今行く」


 あやたん 「今、来ますので...」


    階段を駆け下りる


 俺 「はい、もしもし?」


 輝樹 「なぁひろし、今日パーティあるけど来るか?」


 俺 「へぇ〜どこで?」


 輝樹 「俺の家」


 俺 「誰が来るの?」


 輝樹 「んと、祐介と圭太めぐみに寛子に夕希」


 俺 「へぇ夕希も来るんだ?」


 輝樹 「ああ。優と慶は2人で過ごすってよ。だから
      優の代わり」


 俺 「代わりって・・・」


 輝樹 「で、来るのか?」


 俺 「あぁ、行くよ何時から?」


 輝樹 「じゃ、3時に」


 俺 「わかった。じゃな」


694 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 03:15

 あやたん 「パーティ?」


 俺 「あぁ」


 あやたん 「いいなぁ」


 俺 「あやは、友達とパーティしないのか?」


 あやたん 「うん。みゆもひろみもクリスマスは家族で過ごすんだって」


 俺 「へぇ〜」


 あやたん 「ねぇ、夜には帰ってきてよ」


 俺 「わかった」


 あやたん 「そういってこの前みたいに朝帰ってくるんじゃないの?」


 俺 「いや、今度は大丈夫」


 あやたん 「絶対だよ」


 俺 「なんならあやも行くか?」


 あやたん 「え、いいの?」


 俺 「たぶん」


 あやたん  「でも・・・」


 俺 「大丈夫だって」


 


695 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 03:18
ピポパ  ルルルルルルゥゥゥ


 輝樹 「はい?もしもし」


 俺 「あっ、輝樹」


 輝樹 「おぅどうした?」


 俺 「あやも、、妹も連れてっていいか?」


 輝樹 「妹?あぁ、あやちゃんね、いいよ」


 俺 「わかったサンキュ じゃ。」


 ガチャっ

 俺 「OKだよ」


 あやたん 「嬉しいけど、なんか、、いいのかなぁ」


 俺 「なぜ?」


 あやたん 「だって、みんなお兄ちゃんの友達だし・・・
         年上ばかりだよぉ・・・」


 俺  「みんないい奴だからすぐ仲良くなれるよ」


 あやたん 「うん、わかった」


 俺 「2時半に出るから、昼飯食った後ゆっくりして準備しろよ」


 あやたん 「うん」


696 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 03:27

 昼


 俺 「母さん、3時から友達んトコでパーティがあるんで、
    あやといっしょに行ってくるね」


 母 「わかった。気をつけていきなさいよ」


 俺 「うん」


 母 「何時に戻ってくるの?」


 俺 「7時には・・・」


 母 「わかった」


 俺 「じゃ、いただきま〜す」


 あやたん 「いただきまぁ〜す」


 そして、昼食が終わる


  PM 2:00


 俺 「あと、30分で出るけど仕度は終わったか?」


 あやたん 「うん、今から」


 俺 「おぉそっか。」


 あやたん 「うん」


  


697 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 03:31
PM 2:30


 俺 「そろそろ出るぞ〜」


 あやたん 「は〜い」


 俺 「じゃ、いってきまーす」


 あやたん 「行ってきまぁ〜す」


 母 「いってらっしゃい」


     出発


 俺 「あんま急がなくていいからな」


 あやたん 「うん」


 あやたん 「人多いね〜」


 俺 「うん、クリスマスだしな〜」


 PM 2:30


 俺 「そろそろ出るぞ〜」


 あやたん 「は〜い」


 俺 「じゃ、いってきまーす」


 あやたん 「行ってきまぁ〜す」


 母 「いってらっしゃい


698 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 03:33

 ↑  ミス・・・・・

 俺 「クリスマスだしな〜」

 で、終わり。。。


699 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 03:38

 あやたん 「でも寒い!!」


 俺  「マフラー持ってこなかったのか?」


 あやたん 「うん」


 俺 「ほら、兄ちゃんの貸してやる。これ巻いとけ」


 あやたん 「え、ありがとう。でもお兄ちゃん寒くならない?」


 俺 「兄ちゃんは平気さ。コートも着てるし」


 あやたん 「うん、ありがとう」


  PM 2:55  輝樹の家 到着


 俺 「ちはー」


 輝樹 「おぅ、来たか来たか、さ上がって上がって」


 あやたん 「こんにちは〜」


 輝樹 「こんにちはあやちゃん」


 あやたん 「お邪魔しま〜す」


 
  


700 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 03:47

 祐介 「よっひろし」


 俺 「やぁ」


 寛子 「こんにちは!」


 俺 「やぁ寛子ちゃん」


 夕希 「こんにちわ」


 俺 「あ・・こんにちは...」


 寛子 「ひろし君は夕希ちゃんと話すのは初めてだもんね」


 俺 「あ、うん」


 祐介 「あ、あやちゃん、祐介ですこんにちは」


 あやたん 「こんにちわ」


 寛子・夕希 「こんにちは」


 あやたん 「こんにちわ」


 輝樹 「まぁみんなゆっくりして」


 俺 「ああ」


701 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 03:53

 ピンポーン


 輝樹 「お、圭太達かな?」


 圭太 「よっ輝樹」


 輝樹 「よぉ、まぁ上がれって」


 めぐみ 「はい、お菓子」


 輝樹 「あ〜、ありがとっ」


 圭太 「じゃ、お邪魔します」


 めぐみ 「お邪魔しまーす」


 輝樹 「みんな圭太とめぐみちゃん来たぞ〜」


 圭太 「おっす」


 めぐみ 「やっほ寛子」


 祐介 「おぅ圭太、彼女といっしょに来たのか」


 圭太 「うっせー」


 めぐみ 「あ、やっほ夕希」


 夕希 「やっほぉ」


702 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 04:07


 めぐみ 「あ、あやちゃんも来たんだん、こんにちは」


 あやたん 「こんにちわ〜」


 輝樹 「よし、みんな揃ったな」


 祐介 「なんかするのか?」


 輝樹 「げっ、考えてなかった(汗)」


 ALL 「はははは」


 圭太 「まぁ、ゆっくりお菓子でも食いながら喋ろうよ」


 輝樹 「そうしててくれ。俺はなんか探してくる」


 祐介 「じゃあ、その間俺が怖い話でも・・・」


 寛子 「やだー」


 あやたん 「お兄ちゃん」


 俺 「馬鹿、冬に怖い話があるか」


 祐介 「すまん、冗談だよ」


 圭太 「今から手品してやるよ」


 祐介 「出た定番」


703 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 04:14

 圭太 「いくぞ〜、、見てろよそれっ」


 寛子 「わぁすごい」


 祐介 「やるじゃねーか」


    あやたんにそっと耳打ち


 俺 「(あれって前マリックがやってた奴だよ(笑))」


 あやたん 「(フフフッ)」


  祐介 「あっ、そういえば俺も出来るんだ」


  めぐみ 「へぇ〜」


  圭太 「どんな?」


  祐介 「見てろよ、これを、、こうっと・・・」


  圭太 「おい、それこないだ伊藤家でやってた奴だろ?」


  祐介 「あ・・・(汗)」


  ALL  (笑)


704 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 04:28

 輝樹  「ただいま〜。こんだけあった」


 祐介 「えと、人生ゲーム、トランプ、、ピコピコハンマー&メットに
      、、、ツイスター・・・」


 圭太 「いろいろあるな」


 めぐみ 「おもしろそう」


 俺 「あ、ハンマーメットしよ」


 圭太 「そうだな、こん前モー娘。がやってておもしろそうだった」


 あやたん 「どんなゲーム?」


 俺 「ほら、あれだよジャンケンで叩いたりするやつ」


 あやたん 「あ〜あれかぁ」


 輝樹 「じゃ、順番をジャンケンで決めよう」


 祐介 「さいしょはぐ〜・・・・」


 輝樹 「圭太、祐介、ひろし、俺の順ね」


 めぐみ 「こっちは、私、ゆきちゃん、寛子、あやちゃんの順」


 輝樹 「じゃあ、両者 位置に座って」


 祐介 「おっ、カップル対決」


705 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 04:37

 輝樹 「さいしょはぐー、じゃんけんほいっ」


 圭太 「あっ」


   ビシッ


 めぐみ 「やった〜」


 圭太 「いって〜」


 めぐみ 「へへっごめんね!」


 祐介 「よえ〜な〜。次は俺の番」


  ジャンケン〜


 祐介 「俺の勝ち〜」


 めぐみ 「ゆきちゃん頑張ってね」


 ゆき 「うん!」


  ジャンケン〜

 祐介 「いてっ」


 ALL 「は、はえ〜」


 祐介 「マジで速かった・・・」


 俺 「なんかやってたの?」


 ゆき 「うん、中学の時から去年までテニスを」


706 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 04:45

 俺 「なら瞬発力あるはずだ」


 めぐみ 「強いね」


 輝樹  「じゃ、次」


 俺 「げ、俺だ」


   ジャンケン〜

 !?

 俺 「勝った!」


 ゆき 「まけちゃった〜」


 寛子 「あ〜どんまい」


 俺 「ごめんねゆきちゃん」


 ゆき  「ううん、いいの」


 


707 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 04:47
輝樹 「お次は・・・」


 あやたん 「あ、わたしぃ?」


 俺 「お、あや。兄ちゃん負けないぞ〜」


  ジャンケン

 俺 「やり、今」


  ピコっ

 あやたん 「テッ」


 俺 「勝ち」


 輝樹 「男組の勝ち〜」


 あやたん 「負けちゃったぐすん」


 圭太 「次は何やる?」


 めぐみ 「その前にケーキ食べよう」


 祐介 「うん」


 めぐみ 「ちょっと台所借りるね」


 輝樹 「うん、いいよ。そこいって右」

708 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 04:55

  -数分後-


 めぐみ・寛子 「おまた〜。はい、ケーキ」


 輝樹 「おおうまそ〜」


 めぐみ 「じゃあ、みんなでメリークリスマス!」


 俺 「うまそうだな」


 あやたん 「うん」


 ALL 「いただきまーす」


 祐介 「うめぇ〜」


  そして、ケーキを食べ終わりゲームを始めた

   トランプ、人生ゲーム、人生ゲームでは意外な逆転や

  結婚があったり、次はツイスター 。ツイスターでは、

  先ほどの男組女組に分かれて対決をした。

    お互いの体が密接しあい、危うくキスしそうな場面もあった。


709 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 04:58

 俺 「もう、6時半か〜、、そろそろ帰るよ」


 輝樹 「え〜そっか、わかった。俺たちはこのあと2次会やるんで」


 俺 「ああ、楽しんでこいよ」


 輝樹 「おう」


 俺 「じゃ、みんなばいばい〜、よいお年を〜」


 めぐみ 「ばいばい」


 ゆき・寛子 「またね〜」


 圭太・祐介 「じゃあな〜」


  俺 「じゃ、帰ろうあや」


  あやたん 「うん」


710 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 05:03

 -帰り道-


 あやたん 「冬はやっぱりもう暗いね」


 俺 「だな〜」


 あやたん 「う″ぅ〜更に寒い〜」


 俺 「ほらよ、コート」


 あやたん 「え、お兄ちゃんが寒いよ!」


 俺 「兄ちゃんは大丈夫!それよりあやが風邪引いたら心配だ」


 あやたん 「もぅ、、ありがとう・・・」


 俺 「楽しかったか?」


 あやたん 「うん、すっごく」


 俺 「そっか、よかった」


 あやたん 「カップル多いね」


 俺 「今夜が1番多いだろうな」


 


711 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 05:08

 俺  「なぁ、あや」


 あやたん 「ん〜?」


 俺 「あや、彼氏とか作んないのか?」


 あやたん 「え・・・あ・・もう、わかってるでしょう?」


 俺 「ん?」


 あやたん 「恋人はお兄ちゃん〜♪」


 俺 「ぉぃぉぃ」


 あやたん 「ホントだよ?」


 俺 「・・・」


 あやたん 「え・・・、迷惑・・・?」


 俺 「いや、そんなんじゃないよ」


 あやたん 「でも、、考えたら、お兄ちゃんは、あやの事
          好きなだけで恋人じゃないんだよね・・・」


712 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 05:20

  不意に立ち止まる兄

  俺 「あや、兄ちゃんは世界で1番あやの事が好きだし、
      あやを大切に思ってる。だから恋人だとか
       恋人じゃないとか関係ないだろ?」


 あやたん 「うん・・・嬉しい・・けど、違うの!
         お兄ちゃんはあやの事を妹として
         大切なだけで、女としての恋人としての
         私を大切にしてるんじゃない」


      俺 「・・・あや」


    寂しそうな目をするあやたん
          周りがこっちを見る


 俺 「あや、ちょっとあそこに行こう」


  あやたん 「え?うん」


 そこは、雑貨屋や、花屋、喫茶店、他多種店などが存在する
  ショッピングモール

  俺 「ちょっとここで待ってて」


  あやたんをそのモールの中心にあるクリスマスツリーの下で待たせる


       
            数分後


713 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 05:30

 俺 「おまたせ」


 あやたん 「どうしたの?」


 俺 「ほら、さっきの話の続き。これがお兄ちゃんの
   いや、俺の答えだ」


    あやたんに何かを渡す それはクリスマス用の包装紙に包まれた
       薄く小さいプレゼント  はがきくらいの大きさだ

  あやたん 「これ・・・私に?」


 俺  「うん」


  あやたん 「開けてもいい?」
 

 俺 「うん」

   ドキドキしながら封を開けるあやたん
    その手はかすかに震えている


  あやたん 「わぁ・・・キレイ・・・」


      それは、ネックレス  飾りの部分がハートになっていて
      マリア様が彫ってある。裏には「aya」と彫ってある
      ツリーに飾られているいくつものライトがそのネックレス
       を更に輝きたてた    


714 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 05:38

 あやたん 「ありがとう、お兄ちゃん」

 
  俺 「まぁ、俺からのクリスマスプレゼントだ」

   その3千円もしないネックレスはあやたんにとっては
    お金じゃ買えないくらい大切な物になった


 あやたん 「お兄ちゃん・・・」(ポロっと涙を流す)


 俺 「あや・・・」

        静かに抱き寄せる

     
      その光景は、どう見ても周りと同じ
                “恋人同士”だった


  そして、粉雪が舞い降りた・・・とまではドラマチックにはいかないが、
   ツリーのライトだけでもその場は幻想的な世界だった


715 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 05:41

   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


       思い出のクリスマス  編 終了

           ありがとうございました



     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                        

718 名前:妹欲しい 投稿日:01/12/25 05:52

PS


  あやたん 「あやは信じてるもん。きっと世界の
            どこかにサンタさんがいるって」


  俺  「今年はサンタさん来たか?」


  あやたん 「うん、私のサンタさんはどうやら
          お兄ちゃんだったみたい」


  俺 「兄ちゃんはじいさんでもないし、髭も生えてないぞ」


  あやたん 「ううん。でも、自慢できる。私は若くてやさしくて
          かっこいいサンタさんを知ってるって」


 


     あやたん 「(神様、来年もサンタさんに会えますように)」

(・∀・): 22 | (・A・): 31

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