【続々】昨年うっかり童貞を捨ててしまった【続々】
2009/11/28 10:34 登録: <。ウ。ョ「マ。ュ>
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246 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 20:10:10.63 ID:ofrYfxU0
誰かいるかな?
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/07/01(水) 20:12:10.60 ID:kCeESEAo
いるかもね
248 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 20:18:45.19 ID:ofrYfxU0
トリって変わってしまうんだね、これじゃあんま意味ないや
いろいろあって誰かに話したくも話せない状況になったんだ
本物である証拠はないけど、まだ残っていたからここで話そうと思う
完全に自己満足の世界、前回もそうだったけどね
見苦しいと思うけど、付き合ってくれる人いたらつきあってほしい
249 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 20:23:52.46 ID:ofrYfxU0
去年の暮れに戦桃丸にレイプされて、インポになってからというもの。
いろいろなリハビリを経てエロ漫画でならエレクチオンするようになったんだ
ぶっちゃけ2次でしか勃たねぇ
ハロー二次元の世界。
なんというか普通のAVとかだと戦桃丸との熱いバトルが脳裏に過ぎってすぐなえてしまう。
そんな生活を5月頃まで続けていたんだ
250 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 20:31:24.12 ID:ofrYfxU0
で、自分の状況をその都度ハーに相談していたんだ
我ながら情けないが、やはりこれは理解してもらいたかったし
結論として3次を見て駄目なのはわかったから、実際に触れてはどうだという話になり
それで、もう一度行為に近い流れになればいかがかという話になったんだ
252 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 20:41:17.87 ID:ofrYfxU0
前回以上にまとめるのが難しいな
そして5月某日、ハーと試しにチョメチョメしてみる事にしたんだ
戦桃丸の一件の後、さすがにキスくらいはしたが乳さえ揉んでいない
経験値としては戦桃丸を許否する行為のみ
トラウマと向き合うように、その状況に陥った時
俺を苦しめていたインポは蝶結びを解くように、いとも簡単に勃起した
253 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 20:48:04.43 ID:ofrYfxU0
隆起した俺の男の部分を目にして、ハーは複雑な表情を見せていた
それは些細な変化であったものの、普段の俺ならばそれが大きな意味を持つ事を見落とすはずはなかった
しかし、苦しめていた戦桃丸の呪いがいとも簡単に解けたという興奮からか
「俺が言ってた事は嘘だと思われちゃったかな?」
などと、楽観的に。そして自己中心的に解釈してしまっていた。
この時のハーの心情を俺の口から筆舌する事は難しく、おこがましいが
喜ぶ俺に合わせるように、ハーは想いの内を明かす事なく俺に身を預けた
254 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 20:54:16.14 ID:ofrYfxU0
戦桃丸の一件に目を向けなければ、童貞であった20数年
その思いをぶつけるようにハーにかしずく
俺の頭の中には「普通」と言われる性行為を自らの手で行うという興奮に支配されつつ
それでいてどこか冷静で「痛い」という言葉を受けて、気配りらしきもののしてみせた
それは行為の完遂が目的にあるための打算的な言葉であり
そんな裏がある言葉をしれっと打算的に言えてしまうあたりが、男が狼と呼ばれる所以なのだろう
処女と半童貞の行為
それが全てだと思っていた
ハーは出血しなかった
256 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 21:02:16.30 ID:ofrYfxU0
何か違和感を胸のうちに残しながらも
ハーの「処女である」という言葉と
コイズミ学習ブックで得た血の出方は人それぞれという知識から俺は言及をしなかった
拭われた男としての自信を胸に、俺は心の中で結婚を本格的に意識した
それと同時に俺の心境も少しずつ変化していった
260 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 21:09:56.25 ID:ofrYfxU0
幸せか不幸か、戦桃丸の一件から半ばメルトモに近いような関係は払拭され
よく会うようになっていた、それでも普通のカップルからくらべれば顔を会わせる機会は少ないが
俺はそれでいいと思っていたし、満足していた
唯一、満足していなかった事は求めても拒否されるという事だった
体調であったり、時間的な問題であったり、理由は様々だったがハーはのらりくらりと交わす
覚えたてはヤりたがるという言葉は本能をあらわしていると思う
男としての本能が彼女を求めるものの、宙を舞う紙を箸で掴むかのごとくハーはそれを許否する
そしてある時、お膳立てもバッチリという状況で切り出したものの否定をされる
その否定の仕方というのが尋常ではなく、とにかく嫌の一点張りだった
その日も何もなくお互い帰路についたものの
俺の中の不満はグツグツと滾っていた
261 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 21:17:24.80 ID:ofrYfxU0
不満はあった。
下種な話、したいのにさせてくれないという単純なものだ
と、同時に疑問もあった。
「何でさせてくれないのだろうか」という物だ
だが疑問の答えは想像に易かった
「結婚まで処女を守れるよ」という言葉の通り
そして普段の潔癖さから見てとれるように行為じたいが好きではないのだろう
その言葉をこっちとしては反故してしまったのだからグウの音もでない
しかし、こっちの気持ちを汲めないほど頭の悪い子ではないのと
加えてその時の尋常ではない頑な拒否の様が気になり
俺は行為の事をどう思っているのかという事を彼女に尋ねた
262 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 21:25:34.40 ID:ofrYfxU0
返ってきた回答は予想していたものだった
「行為じたいが私は好きではない」
そこまでは予想の範囲内だったのだが、さらに言葉が続いた
「結婚とかしても子供を作るという明確な目的がなければしたくはない」
その言葉に少しカチンときてしまった
確かに今の自分は快楽のために求めている部分はある。
だが、快楽が全てというわけではない。
実際に触れて、体温を、呼吸を、鼓動を、愛する人の全てを感じたいという気持ちが根の部分にある。
それを目的として、快楽がその副産物としてついてくるのだ。
確かに今のご時世その目的と副産物が逆になっている部分もままある。
俺の意見は青くさく、そして古いのかもしれない。
しかし、事故で失ってしまったとはいえ。
それが童貞でい続けた誇りであり、そして矜持であると思っていた。
263 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 21:33:26.42 ID:ofrYfxU0
少し話しが逸れてしまうが、過去に童貞を捨てる機会があった
無論、戦桃丸にレイプされた話ではない
詳細を簡潔に説明すると
親族の問題で辛い淵にいた子が、やはり家の都合で離れてしまう事になった際
一度だけ抱いて欲しいと迫られた事がある、以下それなんてエロゲ禁止
だが、童貞だった俺はそれを許否した
初めては忘れられないと聞くし、戦桃丸にレイプされた時点で身をもって理解したが
当時学生だった俺は、その子を助けられなかった
助けようとしたが、それが彼女に精神的な負担をかけてしまっていた
だから、これ以上はと思って拒否した
ルパンの唄でもある「冷たく突き放す愛もあるさ」というものだ
それを経て、俺の処女信仰は既に完成を迎えていた
264 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 21:39:01.00 ID:ofrYfxU0
うわっ!書いててすげぇ作り話臭い!!
しかし、事実は小説よりも奇なり
そんな自分の気持ちをハーは知っていたし
それゆえに長い付き合いでもメルトモに近い接触頻度でいられた所以でもある
うろ覚えだがカジノという映画にこんな台詞がある
「愛とは相手に対する賭けね無しの信頼である」と
話がそれてしまったが、そんな自分の心境を話した
他意はなく、自分の愛と行為に対する考えを知ってもらい。
理解して欲しかったからだ
話を続ける俺の言葉をさえぎるように、ハーは突然泣き出した
265 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 21:46:36.35 ID:ofrYfxU0
ただ、謝り続けるハーに俺は当惑していた
理由を聞いても謝るだけだった
理解できないという思考と
本当はその言葉の意味を察しているが、気がつかないふりをしている思考
それがせめぎあい戦いあう
「何で泣いている」というハーにとって残酷な質問をわかっていって投げかける
もちろん残酷な答えが返ってくる予想はついていた、それでも聞かずにはいられず
そしてお互いが痛みを伴う答えがハーの口から出てきた
「私、あの時が初めてじゃないの」
瞬間、正体不明の憎悪と懸命に戦う俺がいた
266 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 21:52:42.88 ID:ofrYfxU0
謝る彼女をなだめる
そうだったのかと、平然を装いつつ
年頃の娘なんだからそれぐらいあってもおかしくないと自分に言い聞かせながら
泣き止むのを見計らい、お互い冷静になってから話し合おうと別れる
愛とは、相手の過去を丸ごと飲み込むもの
そんな教科書通りの言葉を何度も頭の中で復唱する
大切なのは過去ではなく、現在であり未来
否定しようもない状況を受け入れるのも男の度量
黙っていれば隠し通せた秘密を話した勇気もまたハーの愛情の証
全部頭で理解していたが
その夜、俺は吐き。震えて眠れないでいた
267 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 22:03:10.67 ID:ofrYfxU0
後日、電話にて話を聞く
直接会って話をしなかったのは、顔を見られないという強いハーの意向があったからだ
ハーの説明はいたって簡潔だった
高校時代に付き合っていた男がいた、漫画を借りに部屋にあがった時に無理やりだった
結婚まで処女でいるという気持ちはその時からあった
だからそれがきっかけですぐ別れた、行為は一回きり
だけど、流れとしては無理やりであったけど半分は受け入れいた自分もいた
だから無理やりというのは自分の弱さの言い訳なのかもしれない
その弱さをずっと引きずっている
「処女でなくてごめんなさい」
それが彼女の言い分だった。
その告白を受けて正体不明の憎悪は怒りへと変化した
269 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 22:07:04.51 ID:ofrYfxU0
俺の気持ちを知っていたから嫌われると思った
それが切り出せなかったハーの言い分
俺の変化した怒りの矛先は3つ
彼女と関係を持った男に対して
そんな大きな事を長い間ひた隠しにしていたハーに対して
そして何より腹だったのは
隠さずにはいられなかった自分の狭量さだった
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/07/01(水) 22:14:20.20 ID:ofrYfxU0
戦桃丸の時も、それ以外の時もハーに支えてもらった
それを受けてあったのは大きな感謝と深い愛情
だが、それでも「これを言ったら嫌われてしまう」と不安にさせてしまっていた
そんな自分の不甲斐無さ
長い間秘密にさせてしまっていた自分の頼りなさ
それがとても頭にきた
悪いのは自分だとわかっていながら、それを棚にあげて一つ質問した
「何で自分ばっかり我慢するのか?」
彼女は答えた
「私は歪んでるから、絶対に嫌われたくなくて」
今の自分と同じくらいに彼女に腹がった
271 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 22:21:02.59 ID:ofrYfxU0
「歪んでるのは俺も同じだよ」
「そんな事ないよ」
「童貞でなくてごめん」
「しょうがないよ」
「なら、そっちもしょうがないよ」
「でも、私はずっと秘密にしてたから・・・すぐに言える勇気もないし」
「俺は黙っていられる勇気がなかった」
こんな会話だったと思う
それから長い沈黙
「弱い部分が違うなら、一緒だったらいいんじゃないかな?」
素直にそう思ったから、その次の台詞は自然に出てきた
「結婚しよう」
「うん、する」
受話器の向こう側で、涙でにじんだ彼女の弱弱しい返事が返ってきた
272 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 22:31:28.91 ID:ofrYfxU0
今も心の整理が完全についたわけではないし
ハーの過去の話を思い出せばその3つの怒りが沸いてくる
もっと強くなり、俺の人間ができなければまだ折り合いがつかない感情だと思う
ちなみにその言葉の後におかしなテンションになり、なぜか二人で爆笑してしまった。
ハーも何かふっきれたのか、そこからはいつものハーに戻っていた
「今の言葉もっかい聞かせろよ!カモン、タフガイ!」等、いつもの調子だった。
うっかり童貞を捨ててしまった男と過去にうっかり処女を捨てていた女
ご都合主義といえばあまりにもご都合主義
自分の事ながら酷い脚本だった男女の物語の結婚まではこれでおしまい
これからまだまだ、大変な事が待っているのかもしれないけどそれまた別のお話
めでたしめでたし
274 :ハリー ◆g6ObDpiqRk :2009/07/01(水) 22:39:31.82 ID:ofrYfxU0
報告するかとても迷ったけれど
以前に見てもらい応援してくれた不特定多数の方にケジメとして報告させてもらいました
自分の事ながら本当にこんな事あるのかな話ですが茨城県でこの間あったお話です
釣だろと言われれば、自分が見る立場だったら釣りだと思います。
最初に言った通り自己満足の世界ですのであまりこだわらず、以前の事とその結果の結末と捉えてください。
見てくださった方、全員にどうもありがとう
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/07/01(水) 22:45:08.63 ID:u/LuY4U0
釣りでもいいさ!祝ってやる!!
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(=^▽^=)..∞
/ つ つ △ おめでとう♪
〜( ノ
しし'
出典:昨年うっかり童貞を捨ててしまった2
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