最愛の人と死別して、その後再婚された方へ

2009/12/02 21:39 登録: えっちな名無しさん

エレーン
2008年8月1日 21:43

33歳女性です。
ちょっと長いのですが、よかったら目を通してご意見ください。

6年前最愛の夫を亡くしました。
6年間の交際を経て結婚し2年目のことです。子供はいません。

夫と知り合う前の高校時代から私に好意を寄せてくれる男性がいます。
高校の時、彼から一度告白されそのときは断ったのですが、
現在は夫婦となっている私の親友と彼の親友が当時から交際していて、
高校時代は何かと4人で集まって遊ぶことが多かったです。

私が大学で夫と出会い交際を始めて、親友に夫(当時は恋人)の存在を伝えてから、
彼は私のいる集まりには一切参加しなくなりました。
私は前のように4人で集まれないことの寂しさはあったけれど自然な流れだとも思ったし、
しばらくして彼にも彼女ができたと聞いて心から喜びました。

その後、彼とは親友カップルの結婚式で再会しました。
その時すでに私の結婚も決まっていたので、
隠すのも変だし自分の口から伝えたいと思い、彼に報告しました。
彼は「”卒業”のダスティン・ホフマン ばりに暴走するかもしれないから式には呼ばないで」と茶化していましたが、
別れ際に「○○(私)が結婚することで俺もやっと吹っ切れる。幸せに貪欲になって」と言い、
握手をして別れました。何事にも変に気をまわし躊躇する私の性格を見越しての言葉だと思います。

迷いましたが、結局、私の結婚式に彼を招待しない方を選択しました。
ずっと後になって聞いたことですが、彼は親友に私の結婚式の写真を見せて欲しいと頼み、
花嫁姿の私がひとりで写っている写真を自分にくれと頼んだそうです。
親友はアルバムを見せること自体渋ったし、
そんな写真を持ってしまったら、いつまでも吹っ切れないからやめた方がいい
、と忠告しましたが聞き入れなかったそうです。

次に彼と再会したのは、夫の通夜の席でした。
目を真っ赤にして辛そうに立っていた彼の姿をぼんやり覚えています。
それからどん底にいた私を彼はつかず離れずの距離でずっと支えてくれました。
以前のように4人で集まるだけでなく、彼と二人きりで会うことも多くなったのですが、
人一倍私の気持ちに敏感な彼は、
私がまだ望んでいないことを察してプラトニックな関係を貫き通してくれました。

6年かかりましたが、ようやく私の中で夫は亡き人と認めることができ、
親友夫婦のかわいい子供を見ていると、
いつか自分にも縁があって子供を授かるような幸せがあってもいいのかな?と考えるようになりました。
夫と暮らしたマンションを出る決意をし、昨年実行しました。
新居に引っ越した事で自分の中で区切りがつき、
真っ先に彼を新居に招待し、ほとんど私から押し切るような形で結ばれました。

私は彼との交際は始まったばかりで、
この先に結婚があるかどうか今はまだわからないけど真摯につきあっているつもりでした。
でも彼は今すぐ結婚したいの一点張りで結婚に対する温度差をかなり感じています。
結婚の話を避けてしまう私の態度が問題なのか、彼は徐々に不安定になり
「こんな思いをするくらいなら、手の届かないところにいてほしかった」と言われ、何も言えませんでした。

彼のことを愛していないわけでは決してありません。
でも彼とSEXすると浮気をしているような罪悪感を持ってしまう…、夫はもういないのに。
もしかしたら夫の魂は自由にさまよっていて、彼に抱かれているこの瞬間も夫に見えているのでは?
とほんとに馬鹿なことを考え苦しくなり、近頃は彼と会う時間も減らす始末です。

親友夫婦は私たちが夫婦になればこんなうれしいことはないという感じで完全に彼の肩を持ち、
再婚に踏み切れない私に対しては彼の何が気に入らないのかと
最近では喧嘩腰になるので相談できずにいます。

最愛の人を亡くされ、その後再婚なさった方、
再婚に踏み切れたのはどのような気持ちになれたからですか?教えて欲しいです。

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エレーン(トピ主)
2008年8月7日 19:33

みなさんお返事ありがとうございます。
これは四十ヲヤヂ様のレスまで読んだ時点で投稿しています。

思いのまま書き連ねてしまいましたが、
送信した後になって愛する方と死別を経験された方にとっては
辛い体験を思い出させるだけで無神経な質問だったのでは?と危惧していました。
悲しみを掘り起こさせてしまった方にはほんとにごめんなさい。
彼との再婚へ向けてGO!と背中を押して下さる方、
自分の気持ちに正直に、再婚の有無はそれからと助言して下さる方、
いずれもありがたく受けとめています。
そして実生活で死別〜再婚を経られた方はやはり、
最終的にご自身が再婚を望むことができるようになったから決断なさったようにお見受けしました
(もちろん、お相手の方の深い愛情や包容力に心をほぐされた結果と思いますが)

一目ぼれで始まった夫に対しては「恋」から「愛」へ変わっていったのを感じ、
彼に対しては「信頼」から「愛」に変化したという感じです。
こういう「愛」は愛しているとは違うのでしょうか?
後に書いているのですが、私は初恋を迎える前に男性恐怖症のようになってしまい、
初恋=亡き夫で恋愛経験が乏しいのです。

今の彼との関係を振り返ってみると、高校からの彼との関係は先に書いた通りです。
でもはっきり告白されたのが高校の時というだけで、
実は彼とは実家が近所で幼稚園〜高校まで一緒でした。
高校は彼の成績から言えばランクを下げたことになるのですが、私に合わせたのかもしれません。
女子大に進んだのでさすがに後追いできなかったようで…(夫とはサークルで)

中学1年のとき友達の中でお菓子作りが流行り、
誰かの家に集まってはクッキーだのケーキだの作っていたのですが、
あんまり美味しいものでもなく家族にもいいかげん迷惑がられ、
あるとき近所に住む彼の誕生日が明日だということで、
友達と二人、たまたま作ったケーキを彼の家に届けにいったのです。

ちなみに全く深い意味はありませんでした…。
彼は部活で留守でしたので彼のお母さんに預けたところ
大層喜んでくださったように記憶しています。
彼から何と言われたのかは思い出せません。
でもこれが彼の恋心に火をつけるきっかけだったのかなと思っています。

中学2年頃から、学校で水着が盗まれたり、靴箱に生理用品が入っていたり、
自宅玄関に女性下着を置かれたり、性的ないたずら電話も頻繁になって、
誰の仕業かわからず私はすっかり男嫌いになり怯えていました。
それで家の近い彼がボディガード役を買って出て、
できる限り登下校に付き添ってくれていたのです。
彼は唯一安心して話せる男の子でした。
私が他の男子からラブレターをもらい、それを彼に相談し断りたい旨伝えると、
彼がそれを本人に話に行くということもありました。
今回のこともそうですが、自分からきっかけをつくり、
彼に甘えたいだけ甘え、結果振り回している。
彼とはその繰り返しなんだと振り返ってみてわかりました。

◇◇◇
この土日は久し振りに彼と過ごす予定です。
もか様、ノニ様、まる様にご指摘いただいたように
彼に今の自分の気持ちを打ち明けてみたいと思っています。
とはいっても自分でも「だからこうしたい」という明確な答えを持っていないので
どんな展開になるのか想像できませんが。


しろ様、拓哉様、ジャスミン様、クールダウン様、ちょんた様
私が幸せになることを夫も望んでいるはずだと思いたいです。
生前、夫は自分が今死んだらという仮定の話になると、
私が他の男を好きになるのを想像するだけで耐えられないから
絶対成仏せず常につきまといそうだと言っていました。
本心でないとわかってはいるのです。
でもそれが私の呪縛となっていて。
ただこれもこじつけで私が夫の影を引きずりたいだけなんでしょうね。

イヤリング様、桃源郷様、女ですもの‥様、ネロ様、緑茶様
今の彼を愛しているのかと聞かれたら答えは「イエス」です。
でも夫への愛とは違うもののような気がする。
彼がかけがえのない人なのは間違いないけど、自分に都合がいいことからくる感情なのかな?

みるる様、ななみ様、なおっち様、non様、コムサ様
お辛い体験だったのにレスありがとうございます。
亡き人の思い出は残し、現実を見つめ今を精一杯生きる、私も早くこの境地に立ちたいです。

四十ヲヤヂ様
実はその小説持っています。
四十ヲヤヂ様のように心情を整理するきっかけになればというお心遣いからいただきました。
今なら読めそうです。


エレーン(トピ主)
2008年8月11日 22:00
みなさまへ

これからどうしたいのか気持ちは定まらないまま、今の気持ちを彼に伝えました。

今でも夫を愛していて罪悪感が消えない事、
○○(彼)を想う気持ちが本当に愛なのか正直わからなくなってきている事、
だから結婚には今はどうしても踏み切れない事。

沈黙が続き重苦しい空気が流れ、彼は「わかった」「またふられたね」と言って帰りました。
これで終わったような気がしています。
自分からふったことになるのに私がふられたような変な気持ち、泣くこともできず心の中は真っ暗です。

本当は貴方は私にとってずっとかけがえのない人だということや
、結婚は保留にしてこのままつきあっていたいと言いたかったけど、
また彼を振り回すだけだと思い言えませんでした。
彼には出会って以来最後まで自分勝手なことばかりで私は最低です、早く見限ってほしい。
私は自分から幸せになることを放棄したのかもしれません、
でもこのまま結婚したら二人ともきっと息苦しくなってしまう。
彼の「幸せに貪欲になれ」とはこういうことをしちゃだめだと言いたかったのかな。
親友にはまだ話せてません、この間から少し距離ができています。


エレーン(トピ主)
2008年8月19日 19:37
引き続きレスを下さり、ありがとうございます。

あれからお互いに連絡していません。
ひとりの時間が増えましたが、思ったほど孤独感を感じず、
むしろひとりになる時間が必要だったんだと思えます。
ただ彼のことは毎日考えています。
食事とか睡眠とか生活面の心配、そしてひたすら申し訳ないという気持ち。
正直、会いたい気持ちも抑えがたいです。

こんな結果になって皮肉にも亡き夫のことを思い浮かべる時間が少なくなりました。


エレーン(トピ主)
2008年8月19日 19:39
先日、夫の両親と一緒にお墓参りに出かけると、墓前に真新しい花が供えてありました。
すぐに「彼かも」と思ったのですが、
夫の母が「あ〜○○さん(彼の苗字)かもしれないね〜」と言ったのでびっくり!

以前、月命日にお墓で鉢合わせしたそうで、私の友人だと名乗ったそうです。
母は内心、私の彼氏かな〜?と思ったそうですが、
私から何も聞いてないし、時期が来たら言ってくれるだろうと思い、
ただ「○○(私)さんをこれからも支えてやってね」と言ったところ、
「僕じゃ力不足で駄目なんです」と言われひっかかっていたとのこと。

夫の両親が気にかけてくれているのがわかったのですが、
自分の中でまだ整理ができていないので曖昧に笑ってごまかしてしまいました。
その日は夫の実家に泊まっていたこともあり、彼にお礼を言うべきか迷いつつ、
なんとなくタイミングを逸して今日までできずにいます。

連絡がないことを彼の答えと思うべきか、
もしかして私からの連絡を待ってくれている?とうぬぼれてみたり…。
墓前の花も彼と決まっているわけじゃないのに連絡する口実にしたくて揺れています。


エレーン(トピ主)
2008年8月22日 19:42
ジャスミン様もご指摘されましたが、
親友と気まずい雰囲気になったのには、親友から義父母といつまでも関わり過ぎ、
義父母は一人息子を亡くし私でその寂しさを埋めようとしてるだけ、
ほんとに私のことを思うなら頻繁に連絡してきたりせず見守る立場にいるべきと言われ、
わかったようなわかってないような私の態度に苛立ったのでしょう、
ペット扱いされてると言われてしまい、大人げなくカチンときてしまった背景もあるのです。

これまでお盆の時期や毎年の命日には一緒に墓参りに行き、
義理の両親宅で一泊するという習慣ができていて私の来訪をすごく楽しみにしてくれているのです。
そういうときは3人で夫の思い出話に思う存分花を咲かせ泣いたり笑ったり。
義理の両親は傍目にはすっかり元気を取り戻し気丈に見えますが、
本心はいつも息子のことを誰かに語っていたいのです。それも小さい頃の話ばかり。
きっと手塩にかけて夢中で育てた頃の一番の思い出なんでしょう。
いつも初めて聞くみたいに聞いています。
私が帰るときいつも涙ぐむお母さん、さみしそうなお父さん。
もし再婚したらこの関係はどうなるんだろう。
一人息子を失い孫も抱かせてあげられず不憫で仕方ありません。


エレーン(トピ主)
2008年8月22日 19:47
昨日彼に連絡しました。

「墓前のお花はもしかして?ありがとう」と携帯にメールしたところ、
「それ俺じゃないわ、ごめん」とだけ返ってきました。早とちりして非常に恥ずかしい。
そっけない文面にもショックを受け…。でも救われたのかもしれません。
あー彼は大丈夫、私を断ち切ろうとしているんだと知ることができたし。

私もいよいよほんとにひとりになるんだなあと実感してきました。
夕べひとしきり泣いたらすっきりして、
毎日ちゃんと性根を据えて生活していこうと気合いも入ってきました!
今の自分がすることは何か新しいことを始めるというよりも、
三食きっちり食べる、仕事をしっかりこなす、ジムにも行く、ちゃんと寝るという、
平凡で当たり前の毎日をこつこつ繰り返していくことかなと思っています。
それをしたからって何がどうなるわけではないんですけど、今はちょっと思考停止状態です。


エレーン(トピ主)
2008年9月1日 22:40
久々親友と私の家で会うことになり、当日ドアを開けたらなんと彼も一緒にいました。
マンション玄関のインターホンで姿を確認したときには親友だけという手の込みよう(笑)
挙句「子供○○(親友の夫)だけで見てるから心配だし帰るね」
と玄関先でさっさと帰ってしまい彼を置き去りに。
彼も「やっぱり悪かった」と言い帰ろうとしたので、思わず手をつかみました。
そして思い出したのは初めて結ばれた時のこと。
あの時もそろそろ帰ると言った彼の手をつかんで…だったので。
「なんかこういうの前もあったよね」と二人で照れ笑い。
「話できる?」と聞かれ「もちろん」と答えました。
それからソファーに並んで腰掛け、
この間の重苦しい空気が嘘みたいに昔のことから最近のことまでたくさん話しました。
この間つたないなりにも今の自分の気持ちを彼に打ち明けたことが良かったようです。
こちらに相談する前は打ち明けることで彼を傷つけるのが怖くて
自分の中で消化できるまで待とうと思っていたので。
でも偽らない自分で彼と向き合うのは何のフィルターもなくて、
彼の言葉や私の髪を指ですくようになでる仕草が直接心に響いてきてずっとドキドキしていました。


エレーン(トピ主)
2008年9月1日 22:45
そして突然、彼は私の方へきちんと向き直り私の手を取って、
「今まで○○(私)を一生守るとか支えるとか言ってきたけどそれ全部違う。
弱いのは俺の方。俺が○○がいないと生きていけない、ただそれだけだから。
結婚がいやならそれでもいい。でも俺がそばにいることだけは拒絶しないで欲しい」と。
時折声を詰まらせながら誠実に話す彼を見たらもう胸がいっぱいになり涙があふれてきて、
「私は今も中途半端でこんなんじゃ○○(彼)を幸せにできるはずがないと思う…、
だからこんな状態で結婚しちゃいけないと思って…」と泣きながら返すのが精一杯。
すると彼は洗面所へ行きタオルを手に戻ると、
ひざまずいて涙と鼻水でグシャグシャになった私の顔をふきながら、
「俺の幸せを考えて躊躇してるんなら全然心配ないよ。○○(私)の存在自体が俺の幸せなんだから。
それって何かしてもらう幸せよりずっとすごいことなんだよ?
でも、俺を最高に幸せにしたいなら結婚して俺を夫にしてくれ」と言われ、
自分の中に深い深い深呼吸のような愛情がすーっと押し寄せてくるのを感じ、
その日ようやく決心がつきました。


エレーン(トピ主)
2008年9月1日 22:48
今のところ、まもなく迎える夫の七回忌を終えたら彼と結婚する予定でいます。
といってもまだ2人の間だけの話ですし、
これからいろいろと向き合わなくてはいけない問題もありますが彼との未来に向け頑張ります。

〜最後に〜
レスをくださった皆様、本当にありがとうございました。
皆様の親身なレスには励まされ、また反省させられ、どれだけ参考になったかしれません。
一度にこんなに大勢の方に相談し助言を得ることは現実には難しいですから…。
パソコンを通し不特定多数の人に向けて自分の思いや状況をありのまま冷静に書き込むことは、
皆様に説明しているようでいて実は自分と対峙するいい機会ともなりました。
この場を借りて心からお礼を申し上げます。



トピ主より皆様へ
エレーン(トピ主)
2009年1月8日 19:00
新しい年になりましたね。
9月の報告以降も温かいレスをお寄せ下さり本当にありがとうございます。

私たちは秋の終わりに婚姻届を提出し晴れて夫婦となりました。
過程では正直気が滅入る出来事もありましたが、
彼が全く動じず終始私をリードしてくれたおかげで、
最終的には何とか皆の祝福を得てのゴールインとなりました。

そして…

お腹の中に小さな命が宿りました。
まだ心拍が確認できたばかりのほんとに小さな命です。
未来を想像することがこんなにワクワクすることだとずいぶん長い間忘れていました。
埋めようのない喪失感に「自ら命を絶てば亡き夫のいる場所に行けない」
その想いだけでさまようようにただ生きていた時期もありました。
暗く長いトンネルを、出口を目指し一緒に歩いてくれた彼には心から感謝しています。

私は幸せになります。
私だけでなく彼と生まれくるわが子を生涯穏やかな愛情で包み込むことを応援してくださった皆様に誓います。

では、これを最後の報告としてトピックを閉めさせていただきたく思います。
皆様にとって2009年が素晴らしい年となりますように。

=================
エレーン(トピ主)名義以外の投稿は省略したので、出典元のサイトを参照されたい。

出典:ホーム>大手小町>発言小町 >恋愛・結婚・離婚
リンク:http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2008/0801/196763.htm?o=0&p=0

(・∀・): 188 | (・A・): 52

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