不思議とは何だ?3
2009/12/07 12:03 登録: 居栗とリス
でも・・・腹が立つ。この上なくバカ過ぎるからだ。当時は9ヶ月頑張っただけで受かった〜〜俺すごくね?だった。
それは素直に褒める。だが自分の都合だけで将来を溝に捨てる行為をした。合
格することが講師にできるゆういつの恩返しだと考え、日々精進して輝いていた
お前はもういない。
私は留年した後淡々と学校へ向かった。懐かしいなあこの雰囲気。懐かしい香り
だ。など感覚を研ぎ澄ませ染々と巨大な学校を味わいながら。
当然入学式はでなかった。だから入学式の次の日に突然出現した私を新入生諸君は異様に感じ
ただろう。俺を若干意識していると五感が訴えてくる。
だが一年生に変わりはない。キタか。とばかりに部活の選択を求められた。私は
去年疲れないからいいかな、と茶道部に入っていた。男子は私しかおらず、全く
馴染めなかった。かわいい子?生憎だがこの学校は、設備が整っているんだが顔
が整っていない。かわいい子なんて約30人中一人だぜ。ガチで。しかもギャ
ルっぽい。ごめんね萌えなくて。なんやかんやで地獄でした。
今年は絶対に茶道部に入りません。とだけは神に誓っていた。
だから今回は慎重に選んだ。結局陸上部にした。だがベテランコーチの厳しいト
レーニングが辛くて仮入部初日で辞めようと決心した。んで、次に選んだのは写
真部。今度こそは・・・と思って何回か通ってみたが平凡過ぎてつまんねえ。こ
れじゃ去年と同じだ。と即行で頭下げて次は演劇部にした。これは体は疲れない
けど頭が疲れることに気付いた。台本を暗記し、演技も覚えるやつ。相手の台詞
も覚えないとアカンという。確かにな。と思い舞台には出ず裏方で頑張ることに
する。めっちゃ楽だった。演劇は花見的なふうにみれば心地良い。うん。たまに
感動したりして。
全く問題なかった。計画通りだった。あることを省いては。
ここで省いたのが彼女の存在だった。実は彼女は演劇部に一年生のときからいた
。私は目の前にいるのが彼女だと気付いたとき驚愕した。彼女のことなど考えも
しなかった。眼鏡外したんだ。少し髪長くしたんだ。ふうん。一番変わったのが
彼女の瞳だった。純粋に輝いていた。2年前の堅いオーラは脱ぎ捨て、光のオーラを纏っていた。
お得意のかすれ声は跡形も無く消え去り、おっとりした声になっていた。演劇部に入
るとこんなに変わるんだ。
太田光や鳥居みゆきは高校時代一人も友達がいなかったが演劇を始めてから見違
えるほど変わったのが好例。
俺も変われる気がした。彼女に勇気を貰った。ひとつ気になるのが彼女は俺の正
体を知っているのか、ということ。俺は中三から去年の学校にいるまで眼鏡+長髪+
やや色白だった。だが今年の俺は一味違った。眼鏡を
外して頭を丸めた。顔を焦がしたが坊さんみたいになった。母上は「別人といる
みたい。」と驚きを隠せない様子。
母上でも別人というならそうは気付かれまい。フフフとにやける。だが名前覚え
てるかもな。でも外見別人!彼女も半信半疑だったと思う。彼女は常に目配りして
いた。私の練習用の台本がないと印刷して渡してくれた。また、かつぜつ(なぜか
変以下略)をよくする単文表がないと少しボロい単文表を渡してくれた。彼女は
何かに手書き又は暗記して自分のをくれたのかもしれない。とにもかくにも感謝
した。こんなに素晴らしい女性がいるんだ。世界もまだ捨てたもんじゃないな。
出典:皆様申し訳ありません。
リンク:19107、19111

(・∀・): 22 | (・A・): 25
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