戦車男
2005/02/18 00:22 登録: もえたろう
7 :名無し三等兵:04/12/30 00:30:54 ID:???
前スレ>>849の要望に応え気味に転載。
第一次ソ・フィン戦争、フィンランドブィープリ方面。
敵地で部隊から離れてしまった。
戦車で進撃していると前方に焼け野原となった村が。
周囲を偵察すると、物陰で何かが動いた。
見ると、そこには美少女が震えながらこちらを見ていた。
おびえる少女に私は自分のレーションを与えた。
少女は目を丸くしたが、私が頷くとおずおずと口をつけた。
だいぶ腹が減っていたのだろう。一気に食べ始めた。
私は知りのポケットからウォッカの瓶を出して呷る。
コイツはのどを焼く。
げほっげほっ、と少女が咳き込んでいる。
俺の瓶に手を伸ばしている。
ためしに飲ませてみたが、
ビックリしたように目を丸くしてさらに咳き込んでしまった。
思わず顔がほころぶ。
それを察したのか少女はジト目で睨んできた。
踵を返す。すると、コートの裾を少女が掴んでいた。
不安そうに私を見上げている。
先日友人のエーリヒは死んでしまっていて、戦車に座席がひとつ余っていた。
連れて行こう。なぜかそう思った。
このまま、原隊と合流できるかはわからない。
仲間はなんて言うだろうか。
まぁいい。
少しは、にぎやかになるだろうか…
――――戦車男――――
オープニングムービー
出展:軍ヲタが女兵士を捕虜にしたら
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1104333477/
(・∀・): 45 | (・A・): 69
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